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2007年4月17日
公共交通の維持確保の指針まとめる
知事に提出、300万人増の利用者目標値
県公共交通活性化指針策定委員会(委員長・石田東生筑波大教授)は十六日、「県公共交通活性化指針(仮称)」を橋本昌知事に提出した。公共交通をめぐる環境の厳しさが増すことを見据えながら、交通弱者や環境問題への対応、都市の活性化の観点から、公共交通の維持確保の重要性を主張し、維持のための基本的な指針をまとめた。

指針の概要では、▽利便性向上策と利用促進策の同時実施▽県民・地域、市町村、交通事業者などの役割を明記し、それぞれの立場に応じた取り組みの促進▽鉄道について路線ごとに利便性向上策と利用促進の強力な推進―を基本的な考え方とし、県に対し、@利便性の高い公共交通サービスの提供A公共交通を支える仕組みと地域づくりB公共交通の利用に向けた県民意識の醸成C公共交通の維持活性化に関係者が連携して取り組む体制づくり―を求めている。

二〇一〇年度まで四カ年の目標として、県内の地方鉄道五路線をすべて存続させるほか、乗合バスの九百一路線(〇五年度)もすべて維持させるとしている。目標値では〇五年度の公共交通機関の利用者数一億七千九百万人を四年間で三百万人増の一億八千二百万人としている。
●桜見本園を一般公開―22日まで
結城市の「日本花の会」農場で
結城市田間の財団法人「日本花の会」結城農場(田中秀明場長)で、ピンクや紅色の枝垂桜や八重桜が見ごろを迎え、市内外から愛好者らが訪れている。桜見本園の一般公開は二十二日まで。

日本花の会(会長・河野洋平衆院議長)は一九六二年に設立。都内に本部を置き、桜の名所づくりや桜のまちづくり応援事業などを展開している。結城農場は、六九年に開設された。

約八fの敷地には、国内外から収集した約三百五十品種・約一千本に及ぶ桜を植え、保存育成の研究を進めている。桜見本園を整備し、桜の保存や苗木の生産(増殖)、配布にも努めている。

園内では系統別に観賞できる見学コースを設定し、期間限定で公開している。早咲き種から、春・秋・二季咲き種まで色とりどりの桜の開花を楽しめる。海外から導入した品種も楽しめる。

八重桜などが植えられたコースでは淡紅色や濃紅色、白色など八重咲き品種が見ごろを迎えた。公開を待ちわびた家族連れが市内外から車で訪れ、のんびり散策したり、盛んにカメラを向けていた。

開園時間は午前十時から午後三時半。入園は無料。問い合わせは同農場(電話0296・35・0235)まで。
●H-Uロケット実機を公開―筑波宇宙セ
21日から半永久的に
宇宙航空研究開発機構(JAXA)は、つくば市千現の筑波宇宙センターで科学技術週間中の二十一日からH―Uロケット実機の展示を一般公開する。展示は半永久的となる。

宇宙開発センターの倉益凌一所長は会見で「『つくばで見つけた宇宙の扉』をキーワードに宇宙を身近に感じてもらうためロケットの展示に至った。実際に打ち上げられたロケットを見ることで今まで以上に宇宙に興味関心を持ってもらえるのでは」と述べた。

展示されるH―Uロケットは全長約五十b、直径約四b、量さ約二百六十dで二段構造。ロケット打ち上げ時には半径三`b以内は立ち入り禁止となるが、今回の展示ではロケットの真下にまで行けるなど至近距離で見学できる。実機ロケットは種子島宇宙センターでも展示されているが、組み立てられていないため、一体型の展示はつくばが初めて。

H―Uロケットは当時の宇宙開発事業団が、約十年かけて、国内の関係機関や企業の総力を結集し開発した純国産ロケット。世界の主要ロケットに肩を並べる打ち上げ能力と性能を持ち、H―Uの開発で日本の大型ロケットの自主技術が確立した。一九九四年の初フライト(試験機1号機)成功以来、七機の打ち上げを実施。一九九八年の5号機の軌道投入失敗に続く、九九年の8号機打上げ失敗で、以後に予定していた7号機の打ち上げを中止、使命を終了した。

H―Uの残した教訓や知識を生かし、改良型の後継機H―UAロケットを開発。H―UAは、現在日本の基幹ロケットとして各種人工衛星の打ち上げに活躍している。

筑波宇宙センターは、ロケット、人工衛星、国際宇宙ステーションなどの開発に取り組んでいる。昨年の見学者は十四万五千人。夏に月周回衛星「セレーネ」の打ち上げも控えていることからロケットの見学者は増えると予想している。

問い合わせ筑波宇宙センター(電話029・868・4281)か(ホームページhttp://www.jaxa.jp/visit/tsukuba)まで。
●霞ケ浦の人工砂浜造成に地元が反対
土浦の滝田地区住民が全会一致で
土浦市滝田地区の霞ケ浦湖岸に計画がある人工砂浜(里浜)造成事業で、行政側の説明不足に地元住民が不満を訴えていた問題で、滝田一、二丁目地区町会(宮内栄蔵地区長)と、一部住民らによる「滝田地区の環境を守る会」(馬場文明会長)は十六日、同市役所で会見。十五日に開いた町内総会の結果、全会一致で計画への反対を決めたと発表した。

総会に出席したのは同地区約八十世帯のうち六十世帯と、委任状十三。総会後には市担当者による地元住民全体への説明会が、初めて開かれた。宮内地区長らは反対の意向を報告。市側は計画の目的や経緯、問題点などを説明した上で「今後は話し合いの中で進めていきたい」と理解を求めたという。

また地区町会と守る会は十六日、市と国交省霞ケ浦河川事務所に事業の撤回を求める要望書を提出、県に郵送。守る会は環境省に対して十三日、同様の趣旨の要望書を郵送した。地区町会と守る会は今後、事業の中止に向けて活動していく考えを明らかにした。

市は「地元住民の声を重いものと受け止め、検討していきたい」とコメント。国交省霞ケ浦河川事務所は「市の要望で二〇〇七年度、国は環境整備事業費として滝田地区里浜整備のための調査費一千万円を計上しているが、事業の前提は地元住民の理解。無理に進めていくものではないので、今後は市の対応を待ちたい」としている。

計画対象地の湖岸は多くの野鳥が羽を休める場で、県外からも人が訪れる。以前からごみの放置や深夜の騒音、迷惑駐車が問題となっている。地域住民は、里浜整備によって「さらに人が集まり、治安が悪化する」「かえって自然環境が悪化するのではないか」などの不安を抱えている。
●かすみがうらマラソン、ドラマの一部に
今秋TBSテレビで放送、土浦で収録
かすみがうらマラソンが開催されたばかりの土浦市川口運動公園で十六日、今秋放送予定のTBSスペシャルドラマ「マラソン」の収録が行われた。二宮和也さんなどの俳優やスタッフほか、県内外からエキストラ総勢二百人が参加し、臨場感を盛り上げた。

ドラマは韓国であった実話に基づき、二宮さん演じる自閉症の青年が「かすみがうらマラソン」で三時間の壁に挑戦するまでや、家族などの人間模様を描く。

いばらきフィルムコミッションが誘致、協力し、山崎恒成プロデューサーは「自然が豊富で景色の変化があるので(ロケ地に)選んだ」という。また、前日の同大会では実際の選手たちと走るカットを撮影し、「本当の大会に俳優を入れるのは難しいことだが、運営の方には非常に協力いただいた」と話す。

この日は撤収前の大会用セットをそのまま利用し、クライマックスシーンを収録。あいにくな小雨交じりの天気だったが、二宮さんをはじめ母役の田中美佐子さん、コーチ役の松岡昌宏さんら俳優陣はもとより、ランナーや観客役のエキストラたちもそれぞれの演技に集中し、肌寒さを吹き飛ばしていた。

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