2008年1月4日
|
| ●4市町で首長に審判―選挙展望 |
| つくば、守谷、常陸大宮、大洗で |
| 2008年の市町村の選挙は、首長選がつくば市、守谷市、常陸大宮市、大洗町の4市町、議員選が15日告示の東海村議選を皮切りに11市町村で予定されている。今年の市町村選挙を展望した。 ◇つくば市 11月に任期満了を迎えるつくば市長選には、現職の市原健一氏(56)が再選に向けて立候補するのが確実視されている。 このほか、前回に3選を目指して立候補し、市原氏に敗れた前職の藤沢順一氏(67)も立候補に意欲をみせている。市長選は市原氏と藤沢氏を軸にした激しい選挙戦の展開が予想される。 市原氏は元々、藤沢氏を支持していた。前回は政治手法の違いなどからたもとを分かち、4期務めた県議から転身した。 前回の市長選はつくばエクスプレス(TX)開業を前に、まちづくりの在り方などが争点になった。保守分裂選挙の中で、市原氏は藤沢氏ら現新3人を破り初当選した。 市原氏はこれまでの3年間を振り返り、「市長がこんなに大変だとは思わなかった。つくばは他市とは成り立ちが違う市で、一生懸命やってきた。与えられた課題をこなしていく」と述べた。 市原氏は2006年6月に合併後最大の懸案事項だった新市庁舎の建設地をTX研究学園駅周辺に決定した。新庁舎は2010年春に完成する。 新庁舎は市原氏が市長就任後に内容を再検討し、完成のめどを付けた。それだけに1期目の実績として強調される。 立候補については、「市民から『継続してほしい』という声があれば、またその時点で考えていきたい」としている。正式な立候補表明は、6月ごろとみられる。 ◇守谷市 12月に任期満了となる守谷市長選には、現職の会田真一氏(56)の立候補が確実視されている。会田氏以外に立候補の動きはまだない。 会田氏は1992年の旧守谷町長選で初当選した。町長を連続3期務め、2002年2月の市制施行に伴い、初代市長に就任した。 前回は12年ぶりの首長選となったが、事実上は会田氏に対する信任投票的な意味合いだった。新人候補との一騎打ちになり、大差で再選された。 会田氏はこれまでの3年間について、「2005年8月のつくばエクスプレス(TX)開業が最も大きな出来事だった」と述べた。会田氏はこれまで特にTX開業をにらんだ都市基盤の充実と教育、子育て支援の充実などに全力を挙げてきた。 守谷市はTX開業で発展を続けている。会田氏は引き続き3期目に向けて、TX効果を生かした市民との協働のまちづくりを進めていく考えだ。6月ごろには正式に立候補表明をするとみられている。 ◇常陸大宮市 4月実施予定の任期満了に伴う市長選には、現職の矢数浩市長(74)が今期限りでの引退を表明していることから、元市幹部職員2人による新人同士の一騎打ちの公算が高くなった。 現時点で、正式な立候補の表明はないものの、元副市長(59)と元総務部長(58)の出馬が確実視されている。 矢数市長は、後継者のついて、名指しは避けたものの、「市の状況を理解している人が望ましい。(適任者がいれば)その人を応援していきたい」との考えを示している。 ◇大洗町 任期満了に伴う大洗町長選は、小谷隆亮町長(68)が4期目を目指すかどうかが注目される。小谷町長は現時点では、立候補の意志を正式に表明していないものの、支持者からは続投を望む声もある。 一方で、小谷町長に批判的な勢力が町議を担ごうとする動きが水面下である。 小谷町長は、助役だった12年前、竹内宏・前町長の急死を受けて出馬。これまで2期を無投票で当選してきた。選挙戦となった場合の実力は未知数だ。 |
| ●交通事故死者数200人を下回る |
| 昨年県内で、前年より61人減少 |
| 昨年の県内の交通事故死者数は178人(前年比61人減)で1959年(185人)以来48年ぶりに100人台となったことが県警のまとめで分かった。交通企画課は、法改正による飲酒運転の厳罰化やシートベルト着用率向上などが背景とみている。 死者数の減少幅は全国1位。年間死者数は全国ワースト11位だった。年間事故発生件数は2万415件(前年比1981件減)で、01年から7年連続で減少。昨年の全国の死者数は、5743人(前年比609人減)で、1953年以来54年ぶりに5000人台まで減少した。 県内の飲酒運転による死者数は前年比16人減の9人にとどまった。かつて、飲酒運転の死者数は97〜99年に全国ワーストを記録したが、その後着実に減少した。厳罰化や各種施策もあり、飲酒運転根絶の意識が浸透してきたとみられる。 年齢別でみると、65歳以上の高齢者が74人で全体死者数の約4割と依然として高い割合を占めたが、前年より19人減った。このうち、歩行中を含めた約7割には高齢者側にも違反があるという。 県警は今年、高齢者の交通事故防止をはじめ、交通マナーアップ向上、悪質・危険な違反に重点を置いた取り締まり活動―などの対策に力を入れる。 県生活文化課によると、県交通安全対策会議(会長・橋本昌知事)の「第8次県交通安全計画」(06年度〜10年度)で掲げた年間死者数を10年までに200人以下とする数値目標は、3年前倒しで計画2年目で達成した。 |
| ●空き店舗に「芸術家村」―取手 |
| 芸大生らが創作活動 |
| 取手市が文化・芸術のまちづくりの一環として、空き店舗を再活用し若手作家に共同アトリエとして提供する「アーティスト・ビレッジ(芸術家村)」が開設した。市内にキャンパスがある東京芸大の学生ら計30人が7戸のアトリエで、先端芸術や壁画モザイクなどの創作活動や作品展示を行う。 市が井野団地内にあるショッピングセンターの空き店舗を管理者の都市再生機構から賃借し改装した。都市機構は当初、空き店舗を取り壊して駐車場にする計画だった。芸大が芸術家村構想を持っていたことから、市が都市機構と交渉し、通常の半額家賃で賃りた。 建物は2階建てで、1階と2階で1戸になる。1戸の面積は計約133平方b。家賃は都市機構と市との賃借額となる月額約6万6000円で、作家へ賃貸する。7戸のうち1戸については、芸大への施設管理相当分として無償で貸す。 12月からアトリエに入居した作家は3〜9人のグループ。芸大の学生と大学院生のほか、芸大の留学生や教員、さらに筑波大の教員と武蔵野美大学生のグループもある。創作活動内容も多種多彩だ。入居は2010年3月までで、1年間の延長更新もできる。 アトリエではシンポジウムやワークショップなども予定している。さらに市と市民、芸大の3者共同による「取手アートプロジェクト」で、作家のアトリエ公開をするオープンスタジオとしての利用も可能だ。 市では「中心市街地の空き店舗対策をはじめ、若手作家の市内定住化促進や市民が身近に芸術と触れ合う機会が増える。『アートのまち』として、さらに全国発信を進めていきたい」と話している。 |
| ●新年「だるま市」にぎわう |
| 那珂の一乗院で三が日 |
| 新年の厄よけを祈る恒例の「だるま市」が1〜3日の3日間、那珂市飯田の一乗院で開催された。 だるまは、商売繁盛や開運出世の縁起物。参拝者は、だるまの「七転八起」の精神にあやかり、参拝者は、購入したさまざまな大きさのだるまに「家内安全」や「必勝祈願」などそれぞれの思いをだるまに書き込めてもらった。 期間中、毘沙門堂で、大護摩祈とうが行われ、最終日の3日は、七福神に扮した子供たちが福豆を配りながら登場。宝剣加持でお堂を清め、石田雅美住職らが、堂内で護摩たきを行い、厄よけや交通安全などを祈った。 境内では骨とう市とフリーマーケットも開催されたこともあり、早朝から多くの人でにぎわっていた。 |
| ●高萩の丹生神社で「棒ささら舞い」 |
| 無病息災、五穀豊穣願い |
| 1年の無病息災と五穀豊穣を願って、高萩市下手綱の丹生(たんしょう)神社で元日午前0時から、「棒ささら」の舞いが披露された。同市無形民俗文化財指定。 丹生神社は水戸藩付家老中山氏(松岡領主)の氏神様で、中山氏の遠い祖先が紀州丹生川流域の天野村に丹生都比女命(にうつひめのみこと)をまつったのが起源という。10代中山信敬の時代の1805年、現在地に丹生神社を建て、天満宮、稲荷神社を合わせて祀り、明治以降三神社とした。 「棒ささら」は、丹生神社の祭礼の日(4月16日)に舞われていたが、大正時代の終わりに演じられなくなった。1976年に拝殿の床下の奥から箱に入った「しし頭とささら一式」が発見され、氏子や地元の青年らによって復活された。 しし頭を棒に先につけて舞うささらは、県内でも水戸や那珂湊などにあるだけで珍しいという。四角に張った幕の中で、3頭の親子のしし頭が笛や太鼓のお囃子に合わせて踊る。いくつもの場面があったというが、現在は3場面が復元されている。境内には地域の人たちが集まり、五穀豊穣と子孫繁栄を願った。 |
−このページのTOPへ−HOME− |