こちらのニュースはダイジェスト版です。詳しくは本紙をご覧下さい。
2008年1月7日
●霞ケ浦の流域対策本格化
農業排水を循環し浄化へ
4月から導入される森林湖沼環境税に合わせて、霞ケ浦の水質浄化を目指した総合的な流域対策が2008年度から本格化する。湖岸沿いの水田と、畑地下の谷津田を活用した農業排水循環かんがい施設の整備がその一つだ。これまで水田や畑からの汚濁負荷対策は手付かずだった。08年度から水田を活用した農地対策がスタートする。 

霞ケ浦流域の水田面積は約4万ヘクタール。流域から霞ケ浦に流れ込む汚れの原因のうち、COD(化学的酸素要求量)は13・5%、窒素は20・8%、リンは9・5%が農地由来とされている。

湖岸沿いの水田を活用した取り組みは、揚排水機場を利用する。機場では、霞ケ浦の湖水を、水田の周囲に張り巡らせた水路に引き込んで、水田をかんがいしている。機場のゲートの開閉は手動式で、地元の土地改良区が管理。これまで、かんがい期は開けっ放しにしていたが、今後はゲートの開閉を電動式にし自動化することで、極力閉め切り、水田から排水が霞ケ浦に直接流れ込まないようにする。電動化の費用は1基当たり約1200万円、環境税で整備する方針。

流域の水田4万ヘクタールのうち、約1万8000平方メートルが湖岸に面し、霞ケ浦に排水が流れ込んでいる。循環かんがい施設は、5年間で100カ所の機場に整備する計画で、3000ヘクタールの水田が循環式に転換する予定だ。初年度の08年度は4、5カ所の機場で実施する。

一方、畑地下の谷津田には、台地の上に広がる畑から、肥料分を多く含んだ浸出水が流れ込んでいる。新たな取り組みは、遊休農地となった谷津田に常時水を張って、浸出水を滞留させ、水田の自然浄化機能を利用して窒素を除去しようという試みだ。

畑地から、下の谷津田に流れ込む浸出水の窒素濃度は、霞ケ浦の湖水の10倍。谷津田に水を滞留させることにより、1日で水田1平方メートル当たり0・1グラムの窒素を除去できるという研究成果もあるという。

谷津田を利用した浄化は08年度に2カ所(1カ所約20アール)、5年間で8カ所実施する計画。

農地の浸出水対策は、霞ケ浦環境科学センターが効果を検証しながら実施する。5年後には年間COD45トン、窒素14トン、リン1・1トンが削減できる見込みだ。

●新成人は3万4919人
前年比709人減、13日に各地で式典
2008年度中に満20歳に達する県内の新成人は3万4919人(2007年11月1日現在)で、前年より709人減少した。成人式は笠間市、龍ケ崎市、筑西市で分散実施することから、県内44市町村の54会場で開催される。12日の実施が4市町、14日が5市町で、35市町村が13日に開催する。

県人口に対する新成人の割合は1・17%で、昨年比0・03減。新成人数が多いのは、つくば市の3185人をトップに、水戸市2871人、日立市2099人、古河市1749人、ひたちなか市1643人の順で昨年と同じ。少ないのは河内町151人、五霞町152人、美浦村192人、利根町193人、大洗町194人となっている。

運営主体では、新成人者主体26カ所、行政主体7カ所、行政と新成人の合同7カ所など。アトラクションを計画しているのは28市町村で、内容では抽選会13カ所、ビデオなどの上映7カ所、郷土芸能5カ所、パーティ3カ所、20歳の主張1カ所など。記念品を用意しているのは41市町村で、記念写真、クオカード、写真立て、記念誌、アルバム、印鑑付きボールペンなどが多い。

式典の簡素化を図るのは高萩市、つくば市、古河市、下妻市など。笠間市、大洗町、下妻市では式典を家族に公開する。高萩市、土浦市、守谷市、古河市などではホームページへ掲載し、水戸市、笠間市、龍ケ崎市、取手市、境町では中学校の恩師を招待する。

●筑西で消防団出初め式
一斉放水、青空にくっきりと虹
新春恒例の筑西市消防団出初め式が6日、同市下中山の市役所駐車場で開かれ、分列行進や消防車両での市内パレードの後、同市岡芹の勤行緑地公園で消防ポンプ車の一斉放水訓練が行われた。

合併により旧4市町の消防団が一緒になり、市内43分団の大所帯となって3年目の出初め式。2008年の新春を迎え、消防団員の服装や機械器具の点検し、今年1年間の安全について祈願した。

式では冨山省三市長が式辞を述べ、消防活動での各種表彰や来賓あいさつがあった。引き続き、飯泉信消防団長を先頭に分裂行進に移り、市内パレードでは消防車両が長い列をつくり市民が沿道で見守った。

この後、勤行緑地公園に消防ポンプ車43台が勢ぞろいし、花火を合図に勤行川に向けて一斉に放水。澄み渡った青空にくっきりと虹が浮かび、堤防や橋の上で見守った市民からは歓声が上がった。

●たこ揚げ名人が妙技披露
龍ケ崎でイベント、親子で参加
龍ケ崎市歴史民俗資料館は6日、開催中の企画展「願いを込めて―正月準備と正月の風景」の関連イベントで、「たこ揚げ名人の技を見よう」を同市川原代の小貝川市民運動公園で開いた。

親子連れなど約25人が参加。県内外のたこ揚げ大会で優勝した経験を持つ池田安信さん(74)の指導の下、色とりどりのたこが青空に揚がった。

池田さんの手作りたこは、主に六角形で、竹と障子紙で作られている。糸目が調節できることから、風が弱い日でもたこを舞い上げられる。

また、糸が絡まないよう釣り道具のよりもどしやスナップを使うなど、誰でも簡単にたこ揚げができるよう工夫されている。

イベントに参加した加藤誠司さん(56)ら家族は自分たちで作ったたこを持参。「名人に教わりながらたこを作った。久しぶりのたこ揚げだった。市販とは違い、糸を調節できるのが面白かった」と息を弾ませていた。

池田さんは新潟県出身。64歳で退職後、たこ揚げしたことがきっかけでたこ作りを始めた。最初の1年は試行錯誤の連続だったが、現在ではたこの揚がり具合とデザインで審査される大会で、数々の賞を受賞するようになった。

池田さんは「たこのデザインがいかによく見えるかバランスを保つことに気を付けてる」と話した。

●古河で「七福神めぐり」
幸せや健康を祈願
古河市の新春まちおこしイベント「7000歩で歩ける古河七福神めぐり」が6日、JR古河駅周辺の寺社を会場に開かれ、市内外から年配者を中心に大勢の参加者があり、民間信仰の根強い人気をうかがわせた。

市観光協会(野村利夫会長)が、市街地の活性化や市民の健康増進などを目的に、旧古河市内に点在する七福神で新年の幸せを願おうと、ゆかりのある計10カ所を巡るコースを設定。今年2年目の取り組みとなった。

大人の足で約2時間で回れる比較的楽なコース(約4・5`)で、専用マップを手に歴史ある街並み観光を楽しみながら、名所旧跡や各種文化施設なども回れるように配慮され、参加者らに喜ばれた。
 
自由参加のほか、同駅西口のまちなか再生市民ひろばに集合して午前10時と午後1時の2回、事前に予約した人たちが列を作り、市観光ボランタリーガイド協会のメンバーによる案内で順番にコースを回った。

各所では参加証明となるよう、専用マップにスタンプが押され、担当者らが対応に追われた。一部には甘酒や七福茶のサービスなどもあり、古河商工会議所が取り組む「七福カレーめん」(加盟店)も人気だった。



このページのTOPへHOME