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2008年1月16日
●療養病床、国標準に1200床上乗せ
削減問題で県が転換計画を作成
医療制度改革の一環で、厚労省が療養病床を2012年度末までに全体で6割削減する問題で、県保健福祉部は15日までに、11年まで5カ年の県独自の転換計画案をまとめた。国が示す基準では、06年10月時点で6216床ある療養病床を、12年度末までに46%削減し、3300床にしなければならないが、医学的管理が必要な患者(医療区分1)の2割と、難病患者(同2)すべては退院が困難だとして、国の標準に1200床上乗せし、12年度末の病床数を4500床とする。

15日発表した08〜12年度まで5カ年の「県医療費適正化計画」「県保健医療計画」「健康いばらき21プラン」「県総合がん対策推進計画」「県地域ケア体制整備構想」の4計画1構想案の中で明らかにした。県のホームページなどで公表し、28日まで県民の意見を受け付けた上で、3月に最終決定する。

療養病床は、長期にわたって療養が必要な患者が入院する病院施設で、入院費等を介護保険から支払う介護型と、医療保険から支払う医療型の2つがある。

厚労省は療養病床について、患者のほぼ半数は入院の必要性が低く退院が可能だとして、11年度末までに介護型療養病床(現在は全国に13万床)を全廃し、医療型療養病床(25万床)を12年度までに15万床に減らす計画を立てている。

県が今回作成した転換計画は、厚労省の方針を受け、介護型と医療型についてそれぞれ、年度ごとに、どの施設にどれだけ転換するかを示した。

厚労省の削減方針に対しては日本医師会などから批判が出ており、県独自の1200床上乗せは、医師会の批判にほぼ答えた内容となる。

ほかに「県保健医療計画」では新たに、医師確保の観点から、がん、脳卒中、急性心筋梗塞(こうそく)、糖尿病の4疾病について、救急、災害時、へき地、周産期、小児医療の5事業の医療連携体制の整備を掲げ、患者に医療連携クリティカルパスなどを発行する体制の整備などを盛り込むなどした。

●きょうから日米共同訓練―百里基地
鹿島灘上空で計4回
在日米軍再編に伴う日米共同訓練が、小美玉市の航空自衛隊百里基地で行われるのを前に15日午後、米軍三沢基地所属の第35戦闘航空団F16戦闘機5機が飛来。16日からの飛行訓練に向けてブリーフィング(事前説明打ち合わせ)を行った。訓練は16、17日の2日間でいずれも午前、午後、各1回ずつ計4回、鹿島灘上空の訓練空域で百里基地のF15戦闘機4機対米軍F16戦闘機4機で行い、18日に戻る予定。

訓練移転による共同訓練は6回目。うち百里基地での共同訓練は昨年10月に続き2回目で前回と同規模だ。

昨年11月に航空自衛隊小松基地(石川県)で予定していた共同訓練が、米国でのF15戦闘機墜落事故による同型機の飛行停止措置で中止されている。百里基地のF15戦闘機は点検、機体確認などで昨年11月20日から飛行再開。この間、基地独自の夜間訓練も滞った影響で、今回は共同訓練の期間中も15、16日の両日、基地独自の夜間訓練を実施する。

米軍は既に13日に先遣隊約10人が基地入りし、15日までに計約80人が基地に入った。米軍F16戦闘機は15日午後2時48分に1番機が着陸。次々に5機が着陸した。

北関東防衛局は先遣隊が到着する13日までに総勢40人規模の現地対策本部を設置。前回同様16、17日には基地周辺5カ所で騒音測定を行うほか、米兵の基地外の外出についても巡回班が立ち回りそうな場所を定期的に巡回するほか、基地ゲートで出入りを掌握し、情報提供する。

なお、8日に百里基地のF15戦闘機の水平尾翼の一部(長さ約2b、幅約40a、重さ約10`)がはがれ落ちた問題は1993年に同基地で同様の剥落(はくらく)事例があったことが分かったが、基地では訓練には問題なしと判断している。 

●冬に咲く、かれんなボタン
つくば牡丹園で「冬のぼたんまつり」
つくば市若栗のつくば牡丹園(関浩一社長)は、2月17日まで「冬のぼたんまつり」を開催し、寒空の中、色鮮やかに咲き誇るボタンが来場者を迎えている。

敷地面積6fの園内には、回遊式庭園と室内の「牡丹の園」を設置。屋内外の味わいあるボタンを楽しむことができる。

さらに、冬のボタンと寒(二季咲き)ボタン32種類121株を植栽。東日本で初公開となる珠玉紅、海峰、舞華など17種類が新品種となっている。

わらぼっちで防寒され、寒さに負けることなく花を付けるボタンに来場者らは感嘆の声を上げ、盛んにカメラのシャッターを切っていた。

栃木県から訪れた小栗澄子さん(70)は「うちでもボタンを育てているが、冬に咲かせるのは難しい。季節外れで咲く姿は、けなげでかわいらしい」とボタンの魅力に引き付けられていた。

冬のボタンは、本来春に開花するボタンを、徹底した温度管理で冬に開花させる。ボタンの持つ季節感を変化させるため、1年以上冷たい場所で管理。真冬より寒い温度で管理されたボタンは、この時期を春と思い、花を付ける。

関さんは「常にボタンの状態や天候の状況などに気を配っている。色と花、葉と花のバランスなどに注目して花を見てほしい」と話した。

開園時間は午前10時〜午後5時(入園午後4時半)まで。入場料は大人500円、小・中学生200円、月曜日休園。

問い合わせは同園(電話029・876・3660)まで。

●本場結城紬の着物を寄贈
ゆうき観光大使がPRへ
重要無形文化財や伝統工芸品に指定され、高級絹織物として全国に名高い本場結城紬の着物が15日、結城市内の女性社長から各種イベントで活躍する「ゆうき観光大使」に着用してもらい、結城紬のよさを全国にアピールしてほしいと寄贈された。

寄贈したのは、同市結城の「紬の里」を経営する井上総子さん(60)。同施設は城跡公園近くにあり、結城紬の販売や紹介をはじめ、はた織り体験などができる観光スポットとしても人気が高い。

当初は反物で寄贈する予定だったが、井上さんの厚意で亀甲の絵柄で淡いピンク色の着物に仕立てられた。この反物は5年前亡くなった夫が大切にしていた思い出の品で、仕立てられた着物は市販価格が約200万円という。

この日、同市役所で行われた寄贈式には、ゆうき観光大使を務める同市在住の森口由貴さん(22)が、寄贈された着物を着用して出席し、初披露した。森口さんは「意外に軽くて温かく、とても着易い」と感想。

寄贈を受け、小西栄造市長が「日本の着物文化がすたれようとしているときに、非常にありがたい。本場結城紬の技術を永久に伝え発展させるために全国にPRし、結城のよさを発信したい」と述べ、井上さんに感謝状を贈った。

井上さんは「着物業界は依然として厳しい経営環境にありますが、観光大使の方に着てもらい、市の大きなイベントなどで結城紬をPRしていたただければ。結城紬では珍しい桃色ですが、訴求力があると思います」と話した。

市では24、25日に東京・有楽町のふるさと情報プラザで開く「輝く結城 魅力発信キャンペーン」や、2月3日に市情報センターなどで実施する「ゆうき物産まつり」で、同観光大使の女性に着用してもらう予定。

奈良時代からの伝統を受け継ぐ本場結城紬は、わが国最古の歴史を有する高級絹織物。深いしぶみなどが特徴で、複雑な織物工程から1956年に国の重要無形文化財に、77年には伝統的工芸品に指定されている。

●中国語スピーチコンテスト全国大会で3位
県代表の松下朋香さん
中国語での表現力を競い合う第25回全日本中国語スピーチコンテスト全国大会(日中友好協会主催)が13日、東京都千代田区の日中友好会館ホールで行われ、本県代表で常総市在住の松下朋香さん(25)が高校生・一般部門で3位入賞に輝いた。

全国大会は、全国各地で地方予選が行われ、その難関を突破した成績優秀者らが東京に集結したもので、3位となった松下さんは昨年10月に水戸市で行われた第5回県大会の優勝者。大好きな中国語で全国大会出場の夢を実現した。

同日、松下さんのために応援に駆けつけた家族や友人らに見守られる中、松下さんは「私の親愛なる雷おやじさん」の演題で約5分間のスピーチを披露したほか、スピーチ後には審査員の質疑応答にも対応した。

日本大学客員教授で審査委員長を務めた輿水優氏によると、コンテストは語学力が50、内容論旨20、表現力20、それに質疑応答10の割合で採点、慎重に入賞者を選出したという。



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