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2008年1月21日
●刑法犯5年連続で減少―県警まとめ
検挙率40%台に回復
昨年一年間に県警が認知した刑法犯は4万6087件(前年比1096件減)で、前年を2・3%下回り5年連続減少したことが、県警のまとめで分かった。検挙率は40・8%で、1998年以来9年ぶりに40%台に回復した。

刑事総務課と生活安全総務課によると、刑法犯はピークの02年(6万7672件)に比べ31%減った。構成は、窃盗犯(77・9%)が最多。地域別では、県南(1万7701件)、県央(1万1438件)と続く。県西(9317件)のみ前年を8・7%上回った。

検挙率は、前年の36・1%を4・7%上回った。54%だった98年を境に下降したが、03年の19・6%をボトムに回復を続けている。検挙人員は6892人(前年比270人増)で、少年は2180人を占めた。

殺人などの重要犯罪は、348件(同105件減)で、検挙率は55・5%(同6・7%増)と向上。罪種別の件数はすべて減少。強盗(112件)、強制わいせつ(156件)が、大きな割合を占めた。

重要窃盗犯は、8371件で前年から731件減った。このうち、自動車盗(2155件)は304件増と増加が際立った。計画的・組織的なケースが増えたのが背景という。関連して暴力団らの検挙件数2881件は前年を702件上回った。

刑法犯減少と検挙率向上の一方で、体感治安の改善は顕著でない。昨年の県政世論調査によると、「悪化している」と回答した県民は64・8%(前年比0・6%増)。景気動向なども影響しているとみられ、県警は「必ずしも刑法犯の増減は相関していないのでは」と分析している。

●のりあいタクシー土浦、伸び悩む会員数
採算ベースにほど遠く、一方で利用者からは好評
2006年10月から半年間試験運行を行い、07年4月から本運行を開始した土浦地区タクシー協同組合(金塚功理事長)によるデマンド型福祉交通事業「のりあいタクシー土浦」が会員数に伸び悩み、苦戦を強いられている。採算ベースに乗せるには、現在の利用状況で700〜1000人ほどの会員が必要だが、07年12月の時点で会員数は累計わずか149人と遠く及ばない状況。「交通弱者の足として存続していくため、自立した運営を」―。本運行開始から約10カ月が経過し、関係者はジャンボタクシーの稼働台数を減らすなど事業を縮小しながら、厳しい局面を乗り切ろうと対応に苦慮している。

◆利用状況

毎月100人の会員増を目標にスタートしたのりあいタクシー土浦だが、試験運行開始から3カ月が経過した07年1月の時点で会員は106人。以降、新規の申し込みは一ケタ台で推移し、07年12月の累計で149人と、深刻な会員不足が続いている。

市内を4エリアに分けて運行しているのりあいタクシー土浦の地区別輸送人員を見ると、最近の傾向としてC地区(荒川沖方面)の利用が伸びており、最多。以下D地区(新治方面)、A地区(神立方面)と続き、まちづくり活性化バス「キララちゃん」が走る中心市街地を含むB地区は、利用者が少なくなっている。

目的別では、利用の7割が治療通院や見舞いなど病院への行き来。ほか2割が買い物で、残り1割がカラオケなどのレクリエーションや習い事という。利用者の年齢は、75歳以上が多い。会員数の問題を除けば、事業目的に沿う形で、必要な人に利用されていることがうかがえる。

◆会費がネック?

事業が「高齢者移送サービス」として始まったことから、利用は市内在住の65歳以上に限られる。料金は、距離にかかわらず1回(片道)500円。入会を申し込み、会員登録することで利用可能になる。会費は1年会員が9000円、6カ月会員が5000円、1カ月会員が2000円。1年会員については、試験運行開始当初1万2000円だった会費を3000円割り引いた。

「ほかの市町村で実施しているデマンド型タクシーの多くは行政の補助を受けていて、会費を必要とせず年齢制限がない上、1回の利用料金を300円程度に抑えるなど、好調な理由もうなずける。一方、のりあいタクシー土浦は現在、行政の補助なしで運営している。今後事業を採算ベースに乗せるには、行政の支援が必要になる」と金塚理事長。

のりあいタクシー土浦は試験運行開始の際、配車システムの導入や広報に充てるため、市から1140万円の補助金を初動設備投資費として得たが、以降は独立採算制。9人乗りジャンボタクシー4台、4人乗りセダンタクシー11台でスタートしたが、本運行開始直後の07年5月にはジャンボタクシーの稼働台数を2台にするなど、経費削減に取り組んだ。現在はジャンボタクシー2台のみで十分対応できる状況にとどまっているという。

◆口コミに期待

金塚理事長は「割高感を与えるかもしれないが、電話1本で自宅まで駆け付け、指定場所まで送り届ける。戸口から戸口の利便性を考えると決して高い金額ではないはず」と話す。実際に利用者からは好評で「病気で倒れてから車を運転できなくなったので、のりあいタクシーは大変便利」「玄関先まで来てくれるので、バス停まで歩かなくて済む」などの声が聞かれるという。

試験運行の期間中から、市内の高齢者クラブに出向いてPRに努め、公共施設にパンフレットを置いてもらうなど周知を図ってきたが、思うように効果は表れなかった。「多くの人に知ってほしいと、やるべき手は尽くしたが…」と金塚理事長。「利用者から好評な点が救い。知り合いに勧めてもらうなど、便利さを実体験として伝えてもらうような口コミに期待している」と関係者は口をそろえる。

「キララちゃんとの併用でお互いを補完し合い、相乗効果を生み出せるような体制を築いていきたい。交通弱者を助ける身近な市民の足として、のりあいタクシー土浦が定着してくれれば」

運行は午前8時の1便から1時間刻みで、正午を除く午後4時の8便まで。1、2便を利用する場合は前日の午後5時までに予約、3便以降は発車時刻の30分前までに予約する。月曜から金曜の運行で、土日祝日は休み。

申し込み、問い合わせは、のりあいタクシー土浦(電話029・821・2322)まで。

●鹿島神宮で大寒禊
再開10年目、150人超える参加者
21日の大寒を前に鹿嶋市宮中の鹿島神宮で20日、恒例の大寒禊(みそぎ)が行われ、関東各地や愛知県からも参加者が集まった。16歳から71歳まで、過去最高の155人(うち女性18人)が身を清めた。

1993年の第12回で一時途絶えたが99年に復活。今年ちょうど再開10年目を迎えた。ここ数年、参加者が増え続けている。

午前10時すぎ、本殿で正式参拝を済ませた参加者らが神宮奥の「御手洗池(みたらしいけ)」に移動。男性は下帯姿、女性は白衣になって、舟の櫓(ろ)を漕ぐ動作を繰り返す準備運動「鳥船」で体を温めながら「朝夕に神の御前に禊して 皇(すめら)が御代に仕え奉らん」など3首の和歌を大声で唱えながら気持ちも整えた。

その後、一人一人、「エイ」と気合を入れて池に身を沈め、首まで水に浸かりながら神域に向かって大祓詞(おおはらいし)を唱え約15分間の禊を終えた。

水戸地方気象台によると、鹿嶋市の午前10時の気温は2・8度。午前7時にはマイナス2・3度を記録する冷え込んだ朝となり、文字通り大寒シーズンの禊神事となった。

参加者たちは池から上がって震えながらも「身も引き締まる思い。いい思い出になる」と、1年のスタートに改めて身も心も引き締めた様子だった。

●宇宙飛行士の作業に挑戦
筑波西武初夢体験、訓練施設など見学
つくば市吾妻の西武百貨店筑波店は20日、同市千現の宇宙航空研究開発機構(JAXA)筑波宇宙センターで「1日宇宙飛行士体験」を開き、新春に募集した初夢体験の当選者4人とその家族が参加した。

通常は公開されない作業エリアや低気圧、閉鎖空間の訓練エリアを見学し、大気圏を通過する時に着用するオレンジスーツのレプリカを着て、実際に宇宙飛行士も訓練に使うバーチャルリアリティーシステムでロボットアームを使い作業をする体験などをした。

参加した土浦市荒川沖東に住む小学6年生の齊藤諒君(12)は「以前から宇宙や星への興味があった。一生の思い出になるかも。将来は宇宙に関する研究者になりたい」と話した。

筑波西武は2007年から初夢体験を実施している。今年から新入社員が体験の内容を考え、併せて募集した「筑波山神社1日宮司・巫女(みこ)体験」「1日野球選手体験」の3企画合計で214件の応募があった。企画を考えた鈴木洋平さん(23)は「企画は普段できないので、お客様が喜んでくれそうな企画を考えるのは楽しかった。企画に携われるような立場になりたい」と話した。

●「こたつ船」で霞ケ浦遊覧―土浦
ラクスマリーナで運航
土浦市川口2丁目のラクスマリーナは20日、ホワイトアイリス号(定員86人、船室内の定員32人)にこたつを設けて運航する初の試み「こたつクルーズ」を開始した。

船室内には、いすに座って入れる6人用のこたつを4席用意。3月まで運航する冬季遊覧船は、全便「こたつ仕様」となる。

客足の鈍る冬場に増客を狙い、暖かい室内から冬の霞ケ浦を楽しんでもらおうと同社営業部が企画。こたつ席を希望する先着24人が、割増料金でこたつクルーズを楽しめる。

営業部の加固久雄さんは「冬はカモメのシーズン。外でカモメに餌をやり、体が冷えたらこたつで暖まるような楽しみ方もできる。船室内は暖房が利いているが、足元から暖まるこたつに入り、ゆっくりと霞ケ浦の冬景色を味わってほしい」と話している。

30分遊覧コースの運賃は、中学生以上1250円(通常のいす席1050円)、小学生以下630円(同530円)。こたつ席利用者には、みかん1個サービス。平日は5便、土日祝日は8便運航。「こたつDEみかんクルーズ」と題した予約制、団体客用の貸し切りコースも用意している。

問い合わせはラクスマリーナ(電話029・822・2437)まで。



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