こちらのニュースはダイジェスト版です。詳しくは本紙をご覧下さい。
2008年1月26日
●水戸商に「春」届く
センバツ出場36校決まる
第80回選抜高校野球大会 (日本高野連など主催) の出場36校を決める選考委員会が25日、 大阪の毎日新聞大阪本社・オーバルホールで開かれ、 本県から秋季関東大会4強の水戸商が選出された。 また、 8強の霞ケ浦は補欠校に入った。
 
県勢が春のセンバツに出場するのは77回大会以来3年ぶり、 水戸商の出場は73回大会以来7年ぶり4度目。 71回大会では、 準優勝も経験している。 春夏通算は14度目 (県立商業学校時代を含む) で、 常総学院の16回に次ぐ。
 
今回、 関東の選抜枠は6枠=一般枠5、 神宮大会枠1=で横浜、 慶応 (神奈川)、 聖望学園 (埼玉)、 千葉経大付 (千葉)、 宇都宮南 (栃木) とともに選出。 21世紀枠には安房 (千葉) が入り、 関東からは7校が選ばれた。
 
水戸商は秋季県大会で2位 (1位は霞ケ浦) に入り、 センバツ選考基準となる秋季関東大会に進出。 1回戦は桐生商 (群馬1位) に5―1で快勝、 準々決勝は花咲徳栄 (埼玉1位) に4―3 (延長10回) と接戦の末勝利。 エース・若杉良平 (2年) の連続完投で、 当確圏内とされる4強入りを果たした。
 
第80回選抜高校野球大会の組み合わせ抽選会は3月14日、 毎日新聞大阪本社・オーバルホールで実施。 大会は同22日から13日間、 阪神甲子園球場で行われる。

●白紙撤回求め提訴へ
霞ケ浦導水取水口工事で茨城・栃木の4漁協
霞ケ浦導水事業で、 漁業権交渉が決着してない中、 国交省霞ケ浦導水工事事務所が、 那珂川取水口建設工事を3月に着工するとしている問題で、那珂川の県内3漁協と栃木県漁連は25日、 城里町の那珂川漁協事務所で共同記者会見を開き、工事の白紙撤回を求める共同声明を出した。 国交省がこのまま工事を強行する場合、 アユやサケなど魚類の環境に壊滅的打撃となり、 漁業権の侵害だとして、 茨城、 栃木の4漁協が原告となり、 国を相手取って、 工事の差し止めを求める訴訟を起こすと発表した。
 
那珂川漁協 (君島恭一組合長)、 那珂川第一漁協 (鈴木邦男組合長)、 緒川漁協 (五位渕粤組合長) の県内3漁協と、 栃木漁連 (金子清次会長) で、 那珂川の漁業権を持つすべての漁協が共同行動をとるのは初めてという。
 
25日は、 県内3漁協の正副組合長6人と、 栃木漁連を構成する那珂川南部漁協 (増子達雄組合長)、 茂木町漁協 (遠藤^夫組合長)、 那珂川中央漁協 (松本国夫組合長)、 那珂川北部漁協 (菊地国夫組合長) の組合長4人が一堂に会して共同声明を発表した。
 
取水口工事をめぐっては、漁協側が「ふ化したばかりのアユが取水口から吸い込まれてしまう」 などと懸念を表明していたのに対し、 導水工事事務所は、 漁協の正副組合長と漁協推薦の専門家を含む外部の委員会を設置し、アユの吸い込み防止対策効果について評価してもらうと提案。 効果が検証できない場合、 導水の本格運用には入らないとしていたが、 これに対しても 「取水口工事が前提の委員会には参加できない」 とした。
 
今後は、 国交省と導水工事事務所、 県に対し、 工事の白紙撤回を求める要請書を4漁協共同で提出。 白紙撤回されない場合、 工事着工前の2月末か3月に提訴するとしている。
 
那珂川漁協の君島組合長は 「導水工事事務所は 『漁業権を無視しない』 というが、 取水口は川の中に矢板を打って工事をする。 それをやって漁業権を侵害しないというのは法の解釈がおかしい」とし、栃木県・那珂川中央漁協の松本組合長は「那珂川のきれいな水を導水に取られ、 向こうのきたない水を戻すと、 アユやサケの遡上に影響する。 毎秒15dもの取水によって塩害にでもなれば、 今度は河口堰を造りましょうということになって、 天然の川は完全に死ぬ。 孫や子孫に重荷を残したくない」 と話した。
●小学校18校を5校に
中学校は3−行方市学校再編
行方市教委は市内18校の小学校を2008年度以降、 10年間を目途に5校に再編し、 中学校も旧麻生地区の2校を統合して旧3町各1校ずつの3校にする 「学校等適正配置計画」 素案をたたき台に、 2月20日まで一般市民の意見公募 (パブリックコメント) に入った。
 
小学校は麻生地区と玉造地区が各2校、 北浦地区は1校の大幅な再編計画だ。 北浦地区は現在の5校が1校にまとまる。 市教委では 「充実した学校生活を送るためには適正規模で学校教育を行うことが最も重要」 として、 今後寄せられる市民意見も参考にしながら年度内の計画策定とともに4月以降の実施計画策定準備に向けて大詰めの作業を迎える。
 
少子化に伴い児童生徒が減少し、 行方市では小学校児童が1999年の調査で2665人いたが、 2007年の調査では1974人に。 初めて2000人を切り、 8年間で25・9%減少した。 この傾向は今後も続く見通しで、 市教委は16年にはさらに減り、 1592人と1600人を切ると推計している。
 
一方、 市内の小学校は現在18校。 今年度、 小学校1校当たり児童数は109・7人、 1学年当たり18・3人で、 複数の学年で1クラスを作る 「複式学級」 となる小学校が3校ある。
 
学校別の学級数は最も多い学校で11学級。13校が6学級で最も多く、最も少ない4学級が2校。 クラス替えが可能となる1学年2学級以上をすべての学年で満たす学校はない。
 
このため市は合併を機に小学校区を見直し、 改善策を打ち立てるため、 昨年度、 新たに設置した「市教育施設適正配置検討委員会」に基本的な考え方について諮問。 答申を踏まえて 「市における学校、 生涯学習施設及びスポーツ施設等の適正配置に対する基本的な考え方」をまとめた。
 
この中で学校規模について、 1学年1学級の 「単学級」 を克服して12〜18学級とし、 通学距離を 「小学校4`以内、 中学校6`以内が望ましい」 とする国の方針を尊重し、 保護者や地域住民の意見、 地理的な事情を考慮して市民と協働で適正配置計画を策定することが強く求められた。 これを受けて今年度、 学校施設にしぼった適正配置計画の策定作業が進められてきた。
 
委員会論議では麻生地区が麻生、 行方、 小高の3小学校で1校、 太田、 大和第一、第二、 第三で1校、 北浦地区は5校を1校、玉造地区は羽生、現原で1校、 玉造西、 玉川、 玉造、 手賀で1校でほぼまとまったが、 今後、 市民意見公募の結果も踏まえ、さらに詰める。
 
計画素案は市のホームページをはじめ、 市役所各庁舎、 市教委学校教育課 (北浦庁舎)、 市立各幼稚園、 小中学校で閲覧できる。 また、 2月1日に概要版を各区長を通して全戸配布するほか、 旧町単位で説明会を開催するお知らせも配布する。
 
説明会は▽2月13日玉造公民館▽15日北浦公民館▽19日麻生公民館で、いずれも午後7時から。
 
意見は書面、 郵便、 ファクス、 電子メールのいずれかで市教委学校教育課=〒311・1792 行方市山田2564の10▽電話0291・35・2111内線74の204▽ファクス0291・35・1785▽電子メールname-gakkyo@city.namegata.lg.jpまで。

●フグ中毒死の業者告発
「22年前から販売」−ひたちなか保健所
那珂湊魚市場の森田水産小売部で販売していたフグを自宅で食べた女性 (45) が死亡した事件で、 ひたちなか保健所は25日、 森田水産と同社の森田安治会長を食品衛生法違反でひたちなか東署に告発したと発表した。 森田水産は保健所に対して 「1985年9月に魚市場に店を開店した当時から、漁港で水揚げされたフグを丸のまま販売していた」などと報告しているという。
 
開店当時の22年前から販売を続けていたこと、 さらに森田会長は、 89年にフグ取扱者講習を受講し、 毒を除去していないフグを丸のまま一般消費者に販売することは違反だと知っていながら、 その後も販売を続けたのは重大な過失で、 悪質だとした。
 
販売を続けた理由について同社は 「漁協が売ってくれるので販売した」 としているという。販売量などは不明。
 
一方、 フグ中毒死事件を受けて県は24日までに、 県内のフグ取り扱い施設891カ所のうち508カ所を一斉点検。 1カ所が、 店舗の移転に伴う変更届けを出していなかったことから、 提出するよう指導した。

●福祉・文化4団体を表彰
常陽新聞厚生文化事業団
常陽新聞厚生文化事業団 (理事長・坂本榮常陽新聞新社社長) の第20回福祉・文化団体顕彰表彰式と福祉設備・補助育成金の寄贈式が25日、 土浦市港町のホテルロイヤルレイクで、 第382回常陽懇話会の席上開かれた。
 
県内各地で福祉・文化活動に地道に取り組み、 顕著な成果を挙げている団体や個人の功績をたたえ、 活動資金10万円を贈呈する制度。「常陽新聞」創刊40周年を記念して創設され1988年から毎年1月に表彰している。
 
今回の顕彰団体は、 石岡市のやさと茅葺き屋根保存会 (木崎真会長) ▽つくば市のつくば古典音楽合唱団 (山根誠一郎団長) ▽つくばみらい市の林蔵太鼓保存会 (石田博信会長) ▽境町の朗読ボランティア 「すばる」 (酒井基子代表) ―の4団体。 顕彰団体は累計で94団体、 7個人、 計101団体 (個人) と、 20回目の記念の年に3けたになった。
 
坂本理事長は 「今回顕彰の栄に浴された4団体は、 地域で地道に活動し、 顕著な成果を挙げてきた。 今後も頑張ってほしい」 と激励、 4団体に表彰状と副賞各10万円、 県社会福祉協議会、 土浦市社会福祉協議会、 つくば市社会福祉協議会、 茨城ダルクの4団体に福祉設備・補助育成費を贈った。
 
受賞団体を代表して、 やさと茅葺き屋根保存会の木崎会長は 「全国的にも高いレベルを誇る筑波流茅手 (かやで) が高齢化し、 2、 3人しかいないなど、 課題は多いが、 今回の受賞は大きな力になった。 これからもかやぶき民家保存に努めたい」 などと謝辞を述べた。
 
つくば古典音楽合唱団の山根団長は 「定期発表会の来場者は当初250人程度だったが、 今では700人を超えるまでになった。 今後も地域の人たちに音楽の楽しさを伝えたい」、 林蔵太鼓保存会の中嶋雅博副会長は 「今回の受賞は予想していなかっただけに、 戸惑いながらも喜んでいる。 副賞は後に残るような形で使いたい」、 「すばる」 の酒井代表は 「表彰を受ける喜びとともに、 町関係者らにも評価されていることが分かり、 うれしかった。 今回の受賞を契機に活動の幅を広げたい」 などと喜びを語った。



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