こちらのニュースはダイジェスト版です。詳しくは本紙をご覧下さい。
2008年2月9日
●江戸商文化伝える街へ
取手の本陣通り商店街
老舗商店が並ぶ取手市取手の旧取手宿本陣通り商店街で、 商店主や東京芸大OBらが実行委員会を組織し、 江戸商文化の商店街づくりを目指し、 活性化事業に取り組んでいる。
 
活動を展開するのは取手宿 「百年暖簾 (のれん)」 実行委員会。 奈良漬の老舗、 新六本店の田中秀社長を委員長に芸大OBグループ第ゼロ研究室の傍嶋賢さん、 地域ブランドアドバイサーの澤井和男さん、 郷土作家の本田捷彦さんらによって昨年7月に発足した。
 
本陣通り商店街は江戸時代に宿場町として栄えた。 参勤交代に使われた取手本陣が現在でも保存されている。 取手本陣には徳川慶喜も5回ほど訪れたという。 本陣へ続く道路沿いには、 創業100年以上の老舗が並んでいる。
 
これらの老舗にスポットを当てた取手宿 「100年のれん」 キッズプロジェクト。 この事業は県が今年度から開始した商店街活性化コンペ事業で、 優秀プランに認定された。
 
老舗11店舗と地元小学生33人、 芸大生11人による協働活動となった。 店主は老舗の創業者精神と100年以上の歩みを小学生と芸大生に教えた。 小学生はグループ別の商い体験の感想をまとめ、 「100年のれん新聞」 を制作した。 芸大生は各老舗の内外装を描いた28nの 「取手宿百年暖簾スケッチ画集」 を作った。
 
実行委員会は事業の一環として、 今月から取手宿 「100年のれん」 新春スタンプラリーを始めた。 3月末までのキャンペーン期間中、 老舗11店舗にスタンプラリーのスタンプ台が置かれ、 全店のスタンプを集めると、 スケッチ画集がプレゼントされる企画だ。 スケッチ画集は770冊用意された。
 
実行委員会は百年暖簾のポスターとぺナントを作り、キャンペーン期間中は各店頭にポスター、 商店街街灯ポールにペナントを掲げて盛り上げている。実行委員会は商店街を「百年暖簾通り」 としてイメージの浸透を図るため、 今後も企画を予定している。

●大わらぞうりで厄よけ祈願
桜川・五味田地区で「ヨウカマツリ」
住民手作りの大わらぞうりを集落入り口に飾り、 厄よけや無病息災、 豊作を祈願するユニークな伝統祭事 「ヨウカマツリ」 が8日、 桜川市真壁町桜井の五味田地区であった。
 
大わらぞうりは長さ約130a、幅約60a、 重さ十数`に及ぶ。 集落南側の入り口に掲げ、 北側と東西入り口には長さ約60a、 幅約40aの中型サイズを設置。 一年間、 四方から集落を守る。
 
この日は集落の男衆ら約20人が世話人宅の当家に集まり、 年配者が中心になって2時間ほどで大わらぞうりを器用に編み上げた。 これに、 近くの寺の護符が結び付けられ、 ご利益を発揮する。
 
詳しい起源は分からないが、 江戸時代ごろから地元に受け継がれている伝統行事。 針供養などと同じく毎年2月8日に営まれる。同町椎尾地区などでは同じ趣旨のササガミ神事も行われた。
 
かつて祭りを一時期中断したところ、 五味田集落内の女性たちが次々に病に倒れたといういわれもある。 稲わら確保や平日開催などが重荷になる中、 古老らは 「絶やさずに続けたい」 と話していた。

●沿岸清掃の協定締結
国と行方市、土浦市の住民団体
国交省霞ケ浦河川事務所 (木暮陽一所長) は8日、 霞ケ浦の環境保全活動の一環として 「霞ケ浦沿岸部の清掃活動に関する協定」 を行方市、 土浦市、 両市の住民団体と締結、 同市沖宿町の県霞ケ浦環境科学センターで協定調印式を開いた。
 
式には木暮所長はじめ、 行方市の坂本俊彦市長、 土浦市の瀧ケ洋之副市長、 両市の環境保全団体代表ら約20人が出席。 湖岸の清掃活動において行政の垣根を越えて協力、 所轄警察署の協力を得ながら、 役割を明確にすることで霞ケ浦の美化を一層進めようと協定を締結。 木暮所長はあいさつで 「清掃活動に関して国と市町村、 住民団体が協定を結ぶのは全国初ではないか」 と述べた。
 
両市のほか協定を結んだ団体は、 かいつむりの会、 白さぎの会、 麻生ヨットクラブ、 NPO 「美しい北浦」、 NPO 「水辺基盤協会北浦支部」 (行方市)、 霞ケ浦市民協会、 NPO 「水辺基盤協会」、 土浦青年会議所、 明るい社会づくり筑穂協議会 (土浦市)の9団体。
 
霞ケ浦沿岸では2001年の家電リサイクル法施行から、 大型家電製品の不法投棄が増加。 河川巡視では、 毎日のようにごみの不法投棄が確認されている状況という。
 
今後は沿岸部の清掃活動に際し、 住民団体は各地域の美化に努め、 河川事務所はごみ集積場所の提供や処分場への運搬などで活動を支援、 市はごみのうち、 無償で処分できる物を処分するなどの措置を講じる。 住民団体が監視パトロール中に不法投棄を発見した場合は警察に通報、 互いに連携を図りながら不法投棄の撲滅を目指す。
 
住民団体を代表し、 かいつむりの会の藤本宗男副会長は 「きれいな場所には誰もごみを捨てないと思う」、 水辺基盤協会の吉田幸二理事長は 「霞ケ浦のごみが一層減るよう期待している」 と抱負。 協定の範囲は今後、 流域市町村に拡大していく予定という。

●いばらきロケ地マップを作成
支援作品1000突破を記念
テレビ番組や映画のロケ地として本県を利用してもらい、 知名度アップと観光誘客にもつなげる 「いばらきフィルムコミッション」 が昨年、 1000作品を達成したことで、 県は支援した主な作品とそのロケ地を掲載した 「いばらきロケ地マップ」 を作成した。 県フィルムコミッション推進室では 「マップの活用で県内外に本県の魅力をPRし地域のイメージアップを図りたい」 としている。
 
マップはA4判のカラー刷り。 2回の中折りで、 広げると横約84aとなる。 茨城を題材や舞台とした主な作品で映画7作品、 テレビドラマ5作品の計12作品とロケ地を紹介している。
 
また、 ロケ地を▽自然の風景▽昔の風景▽現代の風景―のテーマで映画15作品、 テレビドラマ6作品を紹介。 紹介した作品のロケ地を県内地図に表示している。 ロケ地の周辺地図や交通アクセスも掲載している。
 
マップは各種イベントの来場者に配布するほか、 各市町村窓口や観光案内所、 道の駅、 いばらき情報ステーションなどにも配置する。
 
「いばらきフィルムコミッション」は県のPRや地域振興を図るため、2002年10月に設立。 笠間市や筑西市で撮影された映画 「HAZAN」 (03年10月) が最初だった。 昨年7月に、 ロケ支援作品が1000作品を突破。 07年12月末現在で、 映画241作品、 テレビドラマが444作品、 その他コマーシャルやプロモーションビデオ482作品で、 計1167作品。 撮影延べ日数は3107日になっている。
 
県内300カ所以上でロケが行われているが、 人気のロケ地は、 @ワープステーション江戸 (つくばみらい市) A県三の丸庁舎 (水戸市) B坂野家住宅 (常総市) Cつくば国際会議場 (つくば市) D旧上岡小学校 (大子町) ―などの順になっている。

●県内初の外国人自警団
「太陽」がパトロール−常総署
常総署 (綿引昭署長) で8日、 県内初の外国人自警団 「太陽」 (ギマラエス・マルシア代表) の出発式が開かれ、 団員14人が同署を訪れた。
 
同団は主に日系ブラジル人が働く太陽コーポレーションの従業員約400人で構成、 以前から月1回、 従業員の住むアパートや寮の近くでごみ拾いなどボランティア活動を行っていた。 今後は自警団として、 同社の送迎バスや車などに防犯ステッカーを張り、 犯罪を未然に防ぐ活動をする。
 
同社の社長でもあるギマラエスさんは「日本語が話せない日系人と地元の人の間に距離がある。 また警察などが発表した情報も日本語ができないと理解できない。 両者の距離を縮め、 警察発表などの情報を伝達する役割を果たしたい」 と話し 「日本はブラジルと比べ、 子どもに対する犯罪が多い。 下校時や夜間は特に気を付けたい」 と日本の犯罪について語った。
 
同署は防犯帽子、 防犯ベスト、 ポルトガル語入りのステッカーを贈り、 綿引署長は 「地域住民と一緒にまちを守って、 地域に溶け込んだ自警団になってほしい」 と話した。



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