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2008年2月13日
●つくばに本格的サッカー場
10年4月のオープン目指し整備

つくば市は本格的サッカー場をはじめ、温水プールやトレーニング場、温浴施設などを備えた健康づくり拠点施設を計画している。ごみ焼却場のクリーンセンターに隣接する水守、山木地区で、3月から工事に着手し、2010年4月のオープンを目指す。

施設の全体面積は約9fで、昨年12月までに約40人の地権者と30年間の用地借地契約を結んだ。駐車場は300台収容可能だ。総事業費は約28億4500万円で、このうち7500万円は日本サッカー協会(JFA)からの助成金を充てる。

メーンのサッカー場は公式戦にも対応できるJFA公認の人工芝で、1200席の観客席や夜間照明、クラブハウスを備える。公式戦が可能な人工芝のサッカー場は、筑波大や流通経済大以外を除き、県南地区の自治体では初めてとなる。

メーンのサッカー場のほか、サブグラウンドとしても使える天然芝のサッカー場も整備する。サッカー以外にもグランドゴルフなどができる多目的フィールドにする。

施設の中心部にある4800平方bの用地は、まだ借地契約が済んでいない。現在、地権者が不明のためだ。地権者が分かり契約が済めば、ここも同様の多目的フィールドにする計画だ。

本棟は地上1階地下1階で、延べ床面積が約4030平方b。地上1階は食事ができる休憩室が中心になる。地下1階には25b6レーンの温水プールやトレーニング場、エアロビクススタジオ、温浴施設を配置する。

温水プールは水深が0〜140aまで調節可能な可動床式。泳ぎのほかにアクアビクスや水中歩行などに対応できる。トレーニング場は一般のほかに障害者や高齢者も利用できるよう負荷の小さいトレーニング機器も導入する。

温浴施設は露天風呂や室内風呂、サウナを備える。風呂は炭酸ガスが溶け込んだ炭酸泉を取り入れる。温水プールと温浴施設は、クリーンセンターでごみを焼却した際の余熱を利用する。

市スポーツ振興課では「サッカーだけでなく、幅広い年代の市民が憩い、汗を流せる健康づくりの拠点として整備していきたい」と話している。

●ワカサギ人工ふ化が始まる
小学生が作業を体験
霞ケ浦・北浦のワカサギ資源の保護と増大に向けて、2月に入り人工ふ化作業が例年通り始まった。霞ケ浦漁連と、きたうら広域漁協は共同でほぼ2月いっぱい、沿岸の漁港、舟だまりなどで作業を続ける。

作業は冬の産卵期まで成長したワカサギを各漁協の割当量、採捕。精子と卵を搾り出してボウル内で人工授精させた後、鳥の羽を使い、ふ化用の木枠に張ったシュロに塗っていく。15枚ずつの束にして舟だまりに沈めておくと、3週間ほどでふ化するという。

2006年度は霞ケ浦(西浦)で約10億粒、北浦で約2億粒の人工受精卵を放流した。07年度はかすみがうら市の漁協が抜けたため、霞ケ浦漁連の目標を約9億粒の採卵(採卵したうちの7割〜8割が放流できる)に下方修正した。

12日は、霞ケ浦漁連の土浦第一漁協が、土浦市手野町の舟だまりで作業。雨の中、組合員らは「今年のワカサギは量は普通だが、小ぶり」「ワカサギ以外の魚があまり網にかからない」「卵が例年よりも小さい気がする」などと感想を述べた。

瀬古沢登組合長(77)は「いつまでもワカサギ漁業を続けていくためにも、取るだけでなく、つくることにも力を入れている」と話した。

19日には行方市白浜の白浜漁港で、同市立大和第三小の4、5年生児童17人が人工ふ化の作業を体験する予定。

各漁協はワカサギの幼稚魚減少を防ぐため、いさざ・ごろひき網漁を自主休漁したり、操業時間を短縮するなどに努めている。また、県は2006年7月、親魚の保護対策に「ワカサギ資源回復計画」を策定し資源の回復を目指しているほか、漁の禁止区域を9カ所(西浦7カ所、北浦2カ所)、保護水面4カ所(各2カ所)を設定。漁業取り締まりを通じて密漁の防止にも目を光らせている。

●「他と比べ安全面劣る」―三菱化学火災
事故調査委が会見
4人が死亡した神栖市東和田、三菱化学鹿島事業所の火災事故で、県の第2回火災事故調査委員会(委員長・長谷川和俊千葉科学大教授)が12日、県庁で開かれ、長谷川委員長は「鹿島事業所は三菱化学の他事業所と比べて安全面が劣っているのではないかという認識に至った」と述べた。一方、三菱化学は委員会に対し、第2エチレンプラント分解炉の8基のうち、1〜5号基までを3月の早い時期に再開したいと申し出た。

委員会は非公開で行われた。終了後記者会見した長谷川委員長は、バルブが開いた原因に至る管理上の問題について「警察の捜査が行われており、公にできない」としながら、「これまでも現場の人の判断で、安全を確保するためにマニュアルにないことをやっていた。同時に複数の工事をする場合も、互いの工事内容を確認し合うなどの互いの連携が取られていなかった」と述べ、事故原因について「個人のミスと会社の管理上の問題が、総合的に重なったと認識している」と語った。

12日の委員会には三菱化学側から再発防止策が示されたが、改善策が本当に実現できるのかという疑問が委員から出され、次回3月に開かれる第3回委員会までに、再度、再発防止の数値目標を提出してもらって再検討するという。

一方、バルブから噴出した冷却オイルに着火した原因については、前回の第1回委員会で出された熱と静電気以外に、3番目の電気火花の可能性もあるとする報告書が三菱化学から委員会に提出された。 事故当時、死亡した作業員のうちの1人が、下の階で電動工具を用いてパイプの断熱工事をしており、電動工具から出た火花から着火した可能性もあるという。持ち込まれた電動工具はまだ見つかっていない。

委員会では、三つの着火原因のうちどれが最も可能性が高いかについては今後さらに、実験や理論計算が必要となり、さらに時間を要するとした。

一方、三菱化学は三つの原因についてそれぞれ、着火のメカニズムと再発防止策を提示。@バルブとスイッチを近いところに設置するAスイッチを施錠するB同時に別々の工事を実施する場合、互いに連携し危険がないかどうか確認する―などで、委員会としてほぼ妥当であるとした。

三菱化学側が3月の早い時期に8基のうち5基の運転を再開したいと申し出たことに対しては、委員会の権限ではないとして、コメントしないとした。三菱化学は、再開時期について、現在運転停止命令が出ており未定としている。

次回3月12日に第3回委員会を開いて、最終報告書をまとめる予定。

●「史上最長」そばいなり寿司巻き
笠間稲荷神社でイベント
笠間市笠間の笠間稲荷神社で11日、長いそばいなりの巻きずしを作る企画「史上最長! そばいなり寿司巻きに挑戦」が行われ、長さ約50・3bのいなりずしが完成した。

笠間の新しい食の名物・いなりずしをPRする「初午いなり寿司まつり」で初めて開催。変わりいなりの笠間らしく、ご飯の代わりに巻くのは「そば」。油揚げ300枚、そば約100人前、芯の部分にキュウリ80本を使った。

市内外の約120人が参加。主催者の合図で慎重に巻きすを返していくと、参道に連なる長いいなりずしが登場。計測結果が知らされると、より大きな歓声が沸いた。

終了後、いなりずしは切り分けられ、参加者が持ち帰った。市内の伴田彩香ちゃん(7)と弟の真嗣くん(3)は、「おもしろかった。おいなりさんはパパとママにお土産にする」とニッコリしていた。

●裁判員用法廷が完成
水戸地裁で新庁舎の開庁式
来年5月までに始まる裁判員制度に向け、水戸市大町の水戸地裁に、大型ディスプレーなどを設置した裁判員裁判用法廷のある新庁舎「南館」が完成。12日の開庁式で、来賓や報道関係者が内部を見学した。今後、新しい法廷を使った模擬評議が開かれる予定。

水戸地裁は、裁判員裁判対象事件を本庁で一括処理する予定。これに伴い、刑事部を1から3に増やす予定で、南館に裁判員用裁判の2法廷を整備した。

南館は「信頼とぬくもり」がコンセプト。裁判員や傍聴席に審理の内容が分かりやすいよう工夫された。法廷の左右両側には65の大型ディスプレーを設置、裁判員用などに小型のディスプレーが備えられた。

裁判官と裁判員の座る机は緩やかな曲線を描き、従来よりも高さが10a低くなった。庁内には、裁判員候補者の待合室や評議室、裁判員のための専用トイレや専用喫煙所なども設置されている。

開庁式で、加藤新太郎所長は「新しい建物に負けないよう、知恵を絞って汗をかき、県民の期待に応えていきたい」とあいさつ。勝丸充啓・水戸地検検事正、足立勇人・県弁護士会長も裁判員制度開始に向けた意気込みを述べた。



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