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2008年2月18日
●勤行川にサケの稚魚を放流―筑西
しもだて紫水ロータリークラブがイベント
4、5年後には元気に戻って来いよー。しもだて紫水ロータリークラブ(増淵慎治会長)は17日、筑西市中館の市勤行緑地公園で「2008Welcomeサーモンat筑西」に取り組み、世代を超えた市民ら約400人が参加して一斉にサケの稚魚を勤行川に放流した。

今年で2回目のイベントで、NPO法人「未来につなごう鬼怒川・小貝川の会」(古澤諭理事長)などとの共催で実施している。サケが回帰する南限とされる利根川水系の勤行川(五行川)への稚魚放流を通して上下流域の連携を図り、自然や水質保全の大切さを訴えている。

放流されたのはツナやシーチキンなどに加工されるシロザケで、約2万匹が放流された。成長すると体長約60aにもなるという。同ロータリークラブから同会が事業委託を受け、同市西石田のふ化場で今年1月9日にふ化した。

同会によると、鬼怒川でのサケ回帰率は約2%程度だが、勤行川ではここ数年サケのそ上が多くなり、市内の橋の上からも確認できる。合流する小貝川などに比べ、サケのそ上を妨げる固定堰(こていぜき)が少なく、水質浄化が進み、川底が砂利で産卵に適していることなどの理由が考えられている。

参加者は持参したバケツに、軽トラックの荷台から体長4、5aのサケの稚魚を小分けしてもらい、勤行川の浅瀬でバケツをゆっくりと傾けて稚魚を放流した。同会の増淵昭理事は「市街地でこれほど多くサケが回帰しているケースは全国でもまれ。サケを通して勤行川の水や自然環境を守っていこう」と訴えた。

今回の放流活動は「4年後にまた会いたい」をテーマに、「きれいな川はまちの誇り 勤行川の鮭(さけ)を増やそう」のキャッチフレーズを掲げ、親子連れやボーイ・ガールスカウトなどが参加。放流後には河川のごみ拾いを行い、豚汁と焼きそばの昼食で参加者が交流を深めた。

放流に先立つ開会式では、来賓の古宇田和夫副市長らがあいさつ、増淵理事が放流の仕方を指導し、「稚魚に優しく放流し、『大きな声で元気に戻って来いよ!』と声を掛けて放流を」と促した。増淵会長は「市民にとって身近な勤行川に大量のサケがさかのぼってくるようになり、水環境や河川に市民の関心が高まっている。これを契機に、サケの回帰をまちづくりにつなげるようにしたい」と話していた。

●茗渓1点差で惜敗、4位
関東高校ラグビー、3位決定戦
関東高校ラグビー新人大会最終日は17日、埼玉県の熊谷ラグビー場で決勝と3位決定戦が行われ、3位決定戦に回った本県代表の茗渓学園は桐蔭学園(神奈川)に24―25で惜敗し、4位に終わった。決勝は流経大柏(千葉)と国学院久我山(東京)が対戦し、10―10で優勝を分け合った。

茗渓学園は5―15とリードされた後半、2本のトライなどで一時17―15と逆転に成功。だが、直後に2トライを奪われて再びリードを許し、逃げ切られた。

茗渓学園など上位4校と開催地枠に入った熊谷工(埼玉)の計5校が、関東代表として全国高校選抜大会(4月1日〜7日、同会場)に出場する。

●母娘4世代のひな人形
土浦の笹倉さん、雛まつりで公開
現在開催中の「第4回土浦の雛まつり」で、土浦市中央2丁目の笹倉裕さん(59)方が、一般家庭として今回初めて祭りに協賛。明治から昭和まで、親子4代にわたるひな人形を公開している。

笹倉さん方で飾っているひな人形は明治の2対、大正の1対、昭和の4対、人から譲り受けて年代が分からない1対の計8対で、人形の数は合計約60体にも及ぶ。笹倉さん方では以前から、所有するひな人形を毎年飾っていたが、地元商店街から「土浦の雛まつりに参加してみては」との誘いを受け、一般公開することになった。

昭和27年のひな人形は裕さんの妻、秀子さん(55)、昭和50年代の3対は娘3人のもの。明治40年の人形は秀子さんの亡くなった祖母のもので、大正9年の人形は母、きみさん(87)のもの。ひな人形を通じ、母娘4世代にわたる歴史を居ながらにして感じられる。来場者からは「時代ごとに人形を見比べられる」「たくさんのひな人形が遊んでいるよう」と好評。16、17日の2日間で、約100人が訪れた。

秀子さんの長女、亜希子さん(28)は「小さいころ、ひな飾りのオルゴールを聞きながら本を読んでいたことを思い出す」と話し、きみさんは「昔はひな人形を飾るだけでなく、ままごと遊びに使っていた」と当時を振り返った。秀子さんは「人形も多くの人に見られる方がうれしいはず。年代ごとに違う人形の顔、衣装の雰囲気をじっくり見ていってほしい」と話している。

笹倉さん方のひな人形公開は水、土、日曜のみ。同市中央1丁目の土浦まちかど蔵では、笹倉さん方への地図を配布。問い合わせは市観光協会(電話029・824・2810)まで。

●「カルテ処分でも証明の可能性」
薬害肝炎、つくばで訴訟説明会
薬害肝炎訴訟を支援する会・茨城(山本茂世話人)は17日、つくば市吾妻のつくばインフォメーションセンターで、訴訟説明会を開き、県内の薬害肝炎患者など93人が参加した。

原告による訴えや弁護団による訴訟説明、個別面談が行われた。訴訟説明の中で弁護団は「病院は通常、5年か10年でカルテを処分してしまう。薬害であると証明するのは難しいが、カルテがなくても手術記録や母子手帳、分泌台帳などがあれば可能性がある」などと説明し、参加者らは記録の調べ方などを質問した。

県南に住む薬害肝炎訴訟の原告の女性は「1987年3月の出産時に産婦人科でフィブリノゲン製剤の投与を受けた。4月の退院のころに急性肝炎にかかり、計3回のインターフェロン治療を受けたが治らずに苦しんだ。2002年の年末に報道で薬害肝炎のことを知り、カルテのコピーが手に入ったので03年6月に提訴した」と発病から提訴までの経緯を語った。

この上で「医者は良心を持って、フィブリノゲンを使ったことを報告してほしい。同じ病気の人はあきらめないで情報をたどってほしい」と訴えた。

支援する会・東京の江川守利世話人は「東京は輸血が多いので、東京よりも郊外の方が血液製剤を使う場合が多い。茨城には現在4人の原告がいるが、郊外でも運動を進め原告を拡大したい」と話した。

●郷土研究の成果発表―かすみがうら
小中学生70人を表彰
かすみがうら市教委と市郷土資料館はこのほど、同市深谷のあじさい館で、第21回郷土研究「わたしたちの郷土」の表彰式、発表会を開いた。

市内小中学生を対象に、歴史や自然、生活文化など郷土に関する調査、研究作品を募集。応募作品61点の中から、入賞した19作品にかかわった児童、生徒約70人が式に出席し、優秀と認められた佐賀小、七会小、南中の3校が、代表で大竹三千代教育長から表彰を受けた。

作品発表では、佐賀小3、4年生が調べた「歩崎観音とともに霞ケ浦を未来につなげよう」、七会小3年生による「わたしたちの町のじまん『なしづくり』」、南中2年生の「平三坊について」と「旧霞ケ浦に残る遺跡を調べよう」の計4作品が発表された。

本やインターネット、地元の人へのインタビューなどから歩崎観音について調べた佐賀小の児童7人は「修行で最高の仏様になる資格があるのに、人々の苦しみを救うため菩薩にとどまり、どんな事情で苦しんでいる人にも救いの手を差し伸べている」「歩崎観音の厨子の扉が開くのは33年に一度。次に開くのは2014年」などと報告。伝説の続き話として「目を覚ました観音様が霞ケ浦の現状を心配しながらも、子供たちに未来を託して再び眠りにつく」という創作を付け加え、研究を締めくくった。

入賞の19作品を収めた冊子「わたしたちの郷土」第21号が、市郷土資料館や近隣市町村の図書館、公民館などで閲覧できる。



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