2008年3月13日
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| ●全部署でISO9001認証取得へ―つくば市 |
| 「高まる市民満足度」 |
| 行政サービス向上に向けて、国際標準規格の品質マネジメントシステムISO9001の認証を受けたつくば市は、2008年度中に7庁舎全部署での認証取得を目指す。市ではこれまでの認証取得の結果、「市民の満足度が高まっている」との成果を挙げている。 市は05年度に県内市町村で初めてISO9001の認証を取得。当初の認証取得は、桜庁舎にある市民生活部の市民窓口課をはじめ、各庁舎の窓口センターの計6部署が対象だった。その後、財務部の3課と保健福祉部の6課で認証拡大した。 さらに07年度には、これら15部署以外の谷田部、桜、大穂庁舎の34部署でも認証拡大を図った。08年度は新たに筑波、豊里、茎崎、春日庁舎の全26部署を対象に認証拡大に取り組む。7庁舎すべてで認証を取得すれば75部署になる。 市がISO9001を導入したのは、行政サービスの効率化と質的向上を図り、市民の利便性と満足度を高め「市民に信頼され親しまれる市役所づくり」が総括的な狙いだ。 個別的には職員が業務を進めるに当たり、点検(評価)と見直しを行い、業務の執行を改善するために活用。また、市民の視点に立ったサービスを提供する意識を持つよう職員の意識改革に役立てる狙いがある。 07年度に認証を拡大した全34部署と認証維持15部署のうち4部署を抽出。38部署について、審査登録機関の日本環境認証機構から外部審査を受けた。審査の結果、軽微な不適合が2件、観察事項が11件あった。 軽微な不適合は内部監査関係様式への記載内容で、原因除去の記載がなかった。工事検査関係書類では、チェック項目の一部に空欄部分があったとの指摘を受けた。 観察事項は業務手順書を改訂した場合、改訂内容が分かるよう記述する必要があると指摘された。向上目標の一部に何を向上、改善させたいのか明確でないものがあったなどの指摘もあった。 市では認証取得について、「事務室や窓口周辺の環境整備が進んだのをはじめ、各種案内表示の改善や再発防止のための是正措置や未然防止の予防処置などで成果があった」としている。 07年10月に実施した市民アンケート窓口調査では、職員のあいさつや応対・言葉遣い、説明の分かりやすさ、案内表示、待ち時間、待合場所などの整理整頓のそれぞれの満足度が72〜84%台だった。前年度同時期の実施に比べ、6項目すべてが1〜5%台で向上した。 |
| ●県立高校で合格発表 |
| 2万723人に“春” |
| 県立高校の合格発表が12日午前9時から各学校で一斉に行われ、全日制103校1分校の180学科で2万264人、定時制の12校17学科で459人の合わせて2万723人が合格した。 定員に満たなかった学校では2次募集を行う。全校で実施したインターネットでの合格発表では、発表直後の1690件をピークに午後2時までに2万34件のアクセスがあった。 県教委によると、合格者は全日制が推薦合格者5228人、連携型合格者48人、一般合格者1万4988人の計2万264人で、募集定員が760人減ったこともあって前年より181人減少した。定時制は推薦36人、一般423人の計459人で、前年より29人多くなった。 帰国子女特例選抜は3人が受験し3人とも合格、成人特例選抜は24人が受験し全員が合格した。外国人特例選抜では18人が受験し17人が合格している。 2次募集を行うのは、全日制が59校96学科で募集人員が1722人、定時制が12校12学科で同262人の計71校108学科で1984人を募集する。前年に比べ、全日制は3校減の1学科増で594人減。定時制では2校1学科増で募集人員は52人増で、全体では542人の大幅減となった。 学科別では普通科38校42学科(募集人員1025人)、農業6校11学科(同151人)、工業7校16学科(同183人)、商業8校10学科(同153人)、水産1校4学科(同73人)、総合5校5学科(同102人)などが多い。 2次募集の入学願書受け付けは13、14の2日間、午前9時から午後5時まで。試験は18日に外国語(英語)、国語、数学の3教科で実施し、21日に実施校で合格が発表される。 専攻科では海洋高校遠洋漁業科約5人、機関科約6人を2次募集する。また、盲学校、聾(ろう)学校、養護学校の幼稚部・高等部も17校で2次募集を行う。募集人員は幼稚部3校27人、高等部16校165人、高等部専攻科2校20人。 ◇ つくば市竹園の竹園高校(吉田洋幸校長)では午前9時の発表と同時に掲示板の前に受験生らが集まり、それぞれの結果を確認した。 自分のほか居合わせた同級生の合格を確認した常総市水海道天満町の江原貴大さん(15)は、二人で握手をして喜び合い「不安もあったので、車で送ってくれた親には近くで待機してもらっている。これからの高校生活に胸が膨らむ」と話した。 |
| ●車いす、手話通訳で傍聴 |
| 3月定例会から水戸市議会 |
| 水戸市議会で、3月定例会から車いすでの傍聴と手話通訳による傍聴が可能になり、10日には車いすで、12日には5人が手話通訳によって市議会を傍聴した。 県内の議会で車いす用のスペースを設けたり、福祉課などで手話通訳者を手配する例はあるが、専用スペースを設けることを規則に定めたことや手話通訳実施要綱を定めたのは、ともに県内で初めて。 「開かれた議会」を目指して、昨年12月の会派代表者会議で伊藤充朗議長が提案。従来60席あった傍聴席のうち12席を撤去し、車いす3席分のスペースを確保。この工事に約126万円の費用が掛かり、傍聴席は51席となった。 同スペースは広さ7・2平方bで、2カ所に議会事務局職員を呼び出すボタンを設置。同職員に入退場の手伝いやトイレへの案内などを依頼できる。 手話通訳は、傍聴を希望する日の5日前までに、聴覚障害者が議長に申請書を提出。議長が申請を認めた場合は、市長から障害福祉課に登録している手話通訳者の派遣を受ける。 問い合わせは水戸市議会事務局(電話029・232・9246)まで。 |
| ●真壁のオブジェ、イサムノグチでなかった! |
| 地元の石工の制作と判明 |
| 残念、イサムノグチの作品にあらず!―今月4日に米国ニューヨークのイサムノグチ財団の学芸員が現地調査した桜川市真壁町のオブジェ(石灯ろう)作品はその後、地元の石工によって制作されたことが判明した。報道で調査を知った地元石工が「私がつくった」と名乗り出た。 関係者の期待は実らなかったが、今回の調査で1960年に世界のイサムノグチが真壁の御影石に注目し、貴重な足跡を残したことが改めて浮き彫りになった。 市歴史民俗資料館員によるその後の調査で、話題となった2基のオブジェ作品は、東京・日本橋の造園庭石業者、小倉茂さん(80)がデザインし、真壁の石工、岡野宏一さん(68)が1968(昭和43)年に制作したものと判明。翌年、町内で開かれた石灯ろう見本市に出展されたという。 小倉さんは「ストーンランタン」として伝統的なスタイルではなく、個性ある斬新な石灯ろうをデザイン。許可を得て岡野さんは合計20基を制作し、14基を販売した。残り6基のうち4基を、当時の館長と知り合いだったことから真壁中央公民館に寄託、現在は2基が同館前に設置されている。 たまたま地元の陶芸家が、2基のデザインなどから「もしかしてイサムノグチの作品では?」と推測したのが、今回の真贋(しんがん)調査の発端。一部の年配石工らには60年にイサムノグチが来町し、地元産の御影石を使って大作を制作し、米国の銀行に収められたことが知られている。当時の町広報にも掲載されていたことから、「もしかして公民館の2作品も…」と期待が高まった。 ◇ そのため、米国財団の庭園美術館学芸員が真壁を訪れて、同資料館員の案内で関係資料の確認、聞き取り調査をした。その結果、イサムノグチが真壁の御影石に強いこだわりを示したことや石を切り出す様子などを、直接作業にかかわった当時の石工らから聞き取り、その際の写真やイサムノグチの手による大作の設計模型となる石膏型を確認した。 米国の学芸員は当時、イサムノグチが宿泊した旅館経営者が保管していた、大作と同じ石質を持つ石版の自筆サインに強い関心を示した。その後の調査では、町内の別な旅館にイサムノグチが宿泊した際の宿帳も残っているという。今回調査では、イサムノグチが60年に真壁の石材関係者らとどのように交わり、作品を制作したかの足跡が検証された。 たまたま公民館の2作品が似たようなデザインだったために、くしくも真贋問題で話題が盛り上がった。しかし、財団の今回調査は60年代の真壁におけるイサムノグチの足跡確認が主目的で、学芸員はそれなりに成果を得て帰国したようだ。疲弊著しい地元石材業界に、久しぶりに誇りある話題を提供したことで、これを機に関係者らの間では真壁とイサムノグチのかかわりが見直されることが期待されている。 調査を担当した君島真理子学芸員は「私の調査が足りず、各方面にご迷惑をお掛けした。でも、今回のことで埋もれつつあったイサムノグチについての事実の断面が明らかになり、(検証作業の)一つのきっかけができたと思う。公民館の2作品は地元の石工さんのものと分かったが、真壁に同じように空間の彫刻に挑んだ人がいたことは、イサムノグチの影響力の大きさを物語っているのではないか」 |
| ●筑波学院大で卒業式 |
| 女子大世代の最後、46人が希望を胸に |
| 筑波学院大学(つくば市吾妻、門脇厚司学長)の2007年度卒業式が12日、同校ホール棟大教室で行われ、国際社会学科の25人と比較文化学科の21人、計46人が希望を胸に新たな環境へと巣立った。 同大学は05年4月に東京家政学院筑波女子大学から改組したため04年度に入学した生徒らは前身の同女子大を経験した最後の世代となる。 式には、卒業生のほか、父母や来賓、在校生などが出席。門脇学長は「女子大から共学となり、サークルや食堂がにぎ賑やかになっていく変化の時期を過ごした。その経験を生かして成長してほしい」と式辞を述べた。続いて同校の後援活動などをする「光塩会」の宗像伸子会長らが来賓として祝辞を贈った。 これを受けて、卒業生を代表して小畑あき子さん(22)が「大学では海外との交流などを通じて自分のアイデンティティーを確立することができた。4月からはそれぞれの道を歩むことになる。平たんではないだろうが、大学生活で培ったものを生かして乗り越えていきたい」と答辞をした。 |
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