こちらのニュースはダイジェスト版です。詳しくは本紙をご覧下さい。
2008年3月16日
●水戸藩の学問・教育遺産群を世界遺産に
「注目される新しい概念」−水戸で講演会
弘道館や偕楽園などを世界遺産登録することを目指している水戸市で15日、 「水戸藩の学問・教育遺産群を世界遺産に!」 と題した特別講演会が開かれた。 世界遺産登録の審査に関わるユネスコ諮問機関 「イコモス」 の日本国内委員会理事の日高健一郎・筑波大学世界遺産学専攻長が講演。 水戸市と県が昨年9月、 国に提案した水戸藩の学問・教育遺産群について 「学問・教育遺産は注目される新しい世界遺産の概念」 だと話した。
 
日高教授は、 現在登録されている851の世界遺産のうち半分の410が西欧圏にあり 「ヨーロッパ的価値観が優先されてきた」 と問題点を指摘。 その上で 「1994年以降、 世界遺産の概念が拡大し、 文化的景観、 産業遺産、 連続性のある遺産などが新しい世界遺産として登録されている」 と新しい動きを説明。 水戸藩の学問・教育遺産群についても新しい概念に位置付けられると話した。
 
特別講演会は、 市民、 県民の盛り上がりを高め、 世界遺産の最新事情について理解を深めてもらおうと、 水戸市と県が主催。 日高教授のほか、 水戸藩の学問・教育史研究の第一人者である常磐大学の鈴木暎一教授が 「水戸藩の学問的伝統と教育遺産」 と題して講演した。
 
鈴木教授は 「江戸時代の教育は、 民間主導で展開し、 全国どこの地方でも多数の私塾や寺子屋が開設され、 武士だけでなく庶民も入門した。 広汎な民間の教育的関心の高まりを背景に藩校が次々と開設された」 と話し、 「江戸時代後半に教育が全国的に普及したことこそ、 日本が近代国家として発展できた要因だった」 などと話した。

●「まちの応援団」発足
流経大サッカー部を支援−龍ケ崎
アマチュアサッカーのトップリーグ 「JFL」 に参戦するなど、 高い実力を持つ流通経済大学サッカー部を地元・龍ケ崎市の市民で盛り上げる 「まちの応援団」 が15日、 発足した。 同市平畑の同大キャンパス内で発団式が行われ、会員同士、一丸となって応援することを誓った。 活動は16日のJFL開幕戦、 流通経済大―三菱水島FC(午後1時、カシマサッカースタジアム) でキックオフ。市民発のまちおこしとしても期待が掛かる。 
 
発足のきっかけは昨年6月、 幹事長の海老原龍夫さん (68) が当時会長を務めていた、 龍ケ崎市倫理法人会のごみ拾い。 同市たつのこやま周辺で活動中、 同じ場所で奉仕清掃をしていたサッカー部員らと知り合い、 交流が始まった。 その中で、 中野雄二監督の 「技術を教えるよりも人間づくりが大切」 という指導方針や、 人柄にほれ込んだ同会会員らが試合に足を運び、 応援団設立を思い立った。
 
設立への動きは昨年秋に本格化し、 市内の写真館、 スタジオラ・フォーレ内に事務局を設置。 同大の協力を得ながら、 組織づくりや行事の計画、 同団会員の勧誘などに力を注いできた。
 
この日までに会員の数は800人を超え、 発団式には6分の1に当たる130人と大学関係者が参加。 冒頭で、 山崎恭弘団長は 「これまで流経大があっても (市民との) 交流はなかった。 サッカーを通して交流できてうれしい。 応援団を大きくしていきたい」とあいさつした。
 
来賓として名誉会長の串田武久市長、 岡田広参院議員、 顧問の中山一生県議、 松田高義市議会議長、 野尻俊明学長が出席。 串田市長は、 市民レベルの活動の大切さを強調し、 「さらに根の張った活動に発展するよう願う」。 また、 野尻学長は 「地元との付き合い方にノウハウがなかった。 (応援団結成には) 本当に感謝している」 と、 サッカーが大学と地元の架け橋になるよう期待した。
 
このほか、 選手紹介や中野監督の講演会、 懇親会なども行われ、 チームへの愛着を深めた。
 
発団式後、 主将の三門雄大選手 (3年) は 「応援団ができ、 選手のモチベーションは上がると思う。 16日の初戦は、 いい試合をして勝ちたい」 と話した。
 
今季はホームゲームでの応援以外にも、 同大と連携し、 龍ケ崎市商工祭 「いがっぺ市」 でのリフティング大会、 サッカー部コーチによる健康教室などを計画している。 応援団の年会費は個人1000円、 法人・団体5000円。 小、 中学生は無料。 JFLホームゲームの入場割引、 オリジナルタオルマフラーのプレゼントなどの特典がある。 申し込み、 問い合わせはスタジオラ・フォーレ内事務局 (電話0297・64・4357) まで。

●2区間の進ちょく状況を説明
土浦で霞ケ浦田村・沖宿・戸崎地区自然再生協議会
霞ケ浦田村・沖宿・戸崎地区自然再生協議会 (前田修会長) は15日、 土浦市沖宿町の県霞ケ浦環境科学センターで第18回協議会を開催した。 協議会では、 B区間の事業内容の報告とA区間の水路掘削作業の進ちょく状況の説明があり、協議終了後、水路掘削現場の見学会を実施し、 国土交通省霞ケ浦河川事務所と公募委員による意見交換が行われた。
 
同事業は9区間の自然再生が計画され、 これまでの協議を通じてABの2区間の自然再生工事の実施が決まっている。 A区間の水路造りについては、 昨年の10月と今年1月に公募委員の協力で終了している。 B区間の築堤工事については、 準備や地元説明後の5月初めから作業を開始して9月末の終了を目指していくという方針が示された。
 
公募委員から出された 「7検討区間の自然再生事業の終了を何年ぐらいのスパンで考えているのか」 との質問には 「同事業は河川整備計画の中で位置付けられ、 波浪対策と同事業の整合性のある計画として検討が必要。 予算の兼ね合いもあり、 この委員会や地元の声が優先順位に表れる」 と、 事業の円滑な推進の旗振り役としての協力を求めた。
 
今後の協議会の開催については、 2008年は1回とするという提案に委員から 「期間が開き過ぎる」 という意見があり、 これから本格的に開始されるワーキング作業日などを利用し、 勉強会や現地説明会などを開いて意見交換をすることが確認された。
 
協議会終了後は、 AB区間の見学会を実施。 A区間の水路状況を視察。 ワーキンググループによる今後の整備と進め方や、 維持管理などについて意見交換をした。 B区間については、 幅約4b、 長さ約300bの築堤工事の作業手順などの説明を受けた。
 
また、 A区間の水路工事にボランティアとして機材を提供した高橋修一、 城之内健一両委員に感謝状が贈られた。

●生活習慣病の克服を
稲敷地域医療連絡協議会
稲敷市、阿見町、美浦村と東京医科大霞ケ浦病院で構成する 「稲敷地域医療連絡協議会」(会長・川田弘二阿見町長)は15日、同町中央3丁目の同病院 「医療福祉・研究センター」で、講演会を開催した。
 
同病院循環器内科の大久保信司教授が 「あなたの心臓は悲鳴をあげている〜真剣に取り組もう! 生活習慣病の克服を!」 と題して講演。 メタボリックシンドロームや高血圧、 糖尿病などについて進行の過程を解説するとともに、 日常生活でできる予防策に触れた。
 
大久保教授は動脈硬化を促進する因子として 「加齢」、 食事や運動、 喫煙やストレスといった 「生活習慣」 などを挙げ、 「糖尿病や高血圧は動脈硬化の進展を促進させる。 動脈硬化は加齢とともに進み、 いずれは心筋梗塞や脳梗塞などを引き起こす」 と指摘。 ただし進展には生活習慣が大きくかかわり、 中高年のうちに健康的な生活習慣を身に付けておくことが予防につながるとした。
 
また、 高血圧から体を守るための生活習慣の修正として 「1日6c未満の食塩制限」 「野菜や果物の積極的な摂取」 「体に負担を掛けないよう注意した上での有酸素運動」 「禁煙」 などを列挙。 糖尿病については、 予備軍である 「耐糖能異常」 の段階で治療することが大切と述べた。
 
喫煙と心疾患の関係では 「紙巻きたばこ1本で寿命が5分30秒縮む。 この計算だと1日20本吸う人は、 1日に2時間、 1年で約1カ月も命を縮めていることになる」 と警告。 「危険因子が増えると、 それだけ動脈硬化になりやすくなる。 ちょっと買い物へ行くにも車を使わず歩いたり、 食事に気を付けたり、 日常生活でできることから取り組んでほしい」 と話していた。

●世界一へ驚異の「ねばり」
水戸で「水戸納豆早食い世界大会」
水戸納豆と本県産コシヒカリの早食いを競い合うユニークな第8回水戸納豆早食い世界大会(水戸市、水戸観光協会など主催)が15日、 水戸市千波町の偕楽園公園光圀像前広場で開かれた。
 
同大会には、 県内の選手がチャレンジしたほか、 首都圏の東京、 神奈川、 埼玉、 それに山形、 秋田、 奈良などの各県のほか、 スリランカ、 中国、 フィリピン、 マレーシアなど外国人のエントリーも目立った。 早食いに挑戦した選手は総勢68人、 最年少は17歳の女性で、 最高齢者は67歳の男性だった。
 
早食い競技は、 午前10時半から予選が行われ、家族らの声援の中、参加者は納豆1パック (100c) とご飯2杯分 (310c) の早食いタイムレースに挑戦。 口の回りに糸を引いた納豆ご飯を付けながら格闘する選手もいて、 大会を見守る大勢の観客たちを楽しませていた。
 
約1分前後の好タイムで予選を勝ち抜いた10人の選手は、 引き続き午後の決勝戦に挑んだ。 決勝では、 水戸名産のわらつと納豆5本 (70c×5本) を1粒も残さず器に移し、 かき混ぜた後、 スタートの合図で一斉に、しょうゆやタレ、からしなどで味付けした納豆だけを早食いした。



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