2008年3月20日
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| ●過疎地の3割 限界集落に |
| 20年後の高齢化率を予測 |
| 県北過疎地域の人口と高齢化率が20年後にどう変化するかを予測したところ、
大子町、 常陸太田市、 常陸大宮市、 城里町内の155地区
(大字) のうち3割の48地区が、 65歳以上の高齢者が半数以上を占め集落機能の維持が難しくなる限界集落になることが分かった。 国の委託を受けて県企画課が予測した。 2000年と2005年の国勢調査の人口構造をもとに、 人口が現在の減少率のまま推移すると、 将来、 どう変化するかを大字単位で調べた。 調査の結果、 人口が100人以下の小規模な集落は、 155地区のうち、 05年は8地区だったが、 10年後の15年は2倍の16地区に増加、 20年後の25年は3倍の23地区に増えることが分かった。 今後20年間の減少率は、 マイナス30〜40%となる集落が最も多く45%の69地区あり、 平均減少率は28・6%となる。 高齢化率については、 65歳以上が50%を超える集落は05年は5地区だけだったのに対し、 10年後の15年は7地区に増加、 20年後の25年はほぼ10倍の48地区に増加する。 さらに過疎地域の区長197人を対象にアンケート調査を実施したところ、 区長の52%が、 10年後は集落単独で活動するのは困難になると考えており、 10年の間に消滅する可能性がある班 (区の下の組織) が区の中に存在すると答えた区長も18%あった。 集落の共同作業は、 集会所や広場の維持管理、 道路の草刈り、 レクリエーションなどは、 引き続き行われているが、 一方で、 農作業の結いがえし(働いてもらった分だけ働いて返す)、集落内での葬儀、 集落が管理する山林の共同作業などは行われなくなっている。 合わせて住民1600人を対象にアンケート調査を実施した結果、 買い物や通院などで外出する際、 82%が移動手段として乗用車を利用し、 そのうち67%が自分の運転、 15%が家族の送迎を受けていた。 70歳以上になると自分の運転が急激に減ることから、 このまま高齢化が進むと、 将来、 外出ができなくなる高齢者が急増する恐れがあるという。 10年後の生活の課題については、 若い世代は 「近くに働き口がなくなりそう」、 子育て世代は 「子供が学校に通うのが大変になりそう」、 高齢世代は 「買い物や病院に行くのが大変になりそう」 などの不安を上げている。 一方で将来の居住意向については、 7割が 「ぜひ住み続けたい」「できれば住み続けたい」 と答えており、 別の場所に転居したいと答えた住民は1割しかなかった。 調査は、 国交省、 農水省、 総務省が、 茨城、 島根、 広島の3県を対象に実施した 「集落の新たな地域運営と資源活用方策検討調査」。 今回の結果をもとに国は、 将来にわたって集落を持続的に運営していくための方向性をまとめる。 |
| ●小学校343校で卒業式 |
| 118年の歴史 幕へ−利根町立東文間小 |
| 県内の大半の小学校で19日、 2007年度卒業式が行われた。
この春、 県内では2万8520人が卒業する予定。
今年度で閉校となる利根町立崎の東文間小 (鈴木亨校長、 児童数56人) では第61回卒業証書授与式を実施。 男子8人、 女子6人計14人が卒業を迎え、 118年の歴史に幕を閉じる。 一人一人に卒業証書を手渡した鈴木校長は式辞で 「努力は必ず報われるということを忘れないでほしい。 悩みや将来の夢を語り合える生涯の友を見つけてほしい」 とエールを送った。 卒業生と在校生による別れの言葉では、 お互いを励まし合うとともに感謝の気持ちを伝えた。 卒業生はこれまでの思い出を振り返り、 「希望を胸にあすに向かって真っすぐ進んでいく」 と述べ、 決意を新にしていた。 卒業式終了後、 在校生や職員が校門前に整列し、 温かい拍手で卒業生を見送った。 同校は1889年(明治22年) に東文間尋常小学校として開校。 08年度からは同町大房の文間小に統合される。 県内では今月末で東文間小など七つの小学校が閉校する。 同日は579校のうち343校 (国立1校、 公立341校、 私立1校) で卒業式が行われた。 |
| ●環境に優しいベンチで活性化 |
| 県内12の商店街に寄贈−県トラック協会 |
| 環境に優しいベンチで商店街の活性化を―。社団法人県トラック協会(飯泉博・湖南通運社長)
は19日、 県産間伐材を活用した森林保護に役立つ木製ベンチを、
桜川市真壁町商店会連合会 (増田広会長) に寄贈した。
東京芸術大の協力による 「人と環境にやさしい茨城県ベンチプロジェクト」
(県補助委事業) の一環で、 今年度は同連合会を含め、
県内12の商店街に寄贈する。 寄贈された木製ベンチは、 1人掛け (幅45a)、 2人掛け (同110a)、3人掛け (同175a)の3種類で、 いずれも奥行き47a、 高さ38a。 良質な県産間伐材 (杉材) を使用し、 3種類を1セットとして寄贈した。 脚はさびないアルミ材で、 ボルトを外すだけで簡単に杉材の座面だけを交換できる。 間伐材なので環境保護につながるのが最大の利点。 フラットな昔風の素朴なベンチで懐かしさを感じさせる。 1人掛けは小回りが利き、 2人掛けは標準サイズ、 3人掛けはゆったりと広い。 場所や用途に合わせて、 3種類を自由に組み合わせることができ、 語らいやコミュニケーションを広げ、 商店街に憩いの場を提供する。 デザインは、 東京芸術大美術学部の長浜雅彦准教授や柳沢智洋建築科助手らのグループが手掛けた。 昨年4月ごろから調査を進め、 デザインや機能性に優れ、 利用者に喜ばれるように工夫を凝らした。 県トラック協会はこれまで、 新1年生に交通安全手形 (セーフティハンド) 配布など社会事業を展開。 今年度からは地球温暖化対策 (元気な森作り促進事業) として同プロジェクトを推進。 木製ベンチを商店街に設置することで環境保護や人に優しいまちづくりを応援する。 県内各地の商店街に声を掛け、 設置数などで12商店街を寄贈先に選定した。 3セットが贈られた市真壁町商店会連合会はひなまつりイベントで注目され、 ベンチを設置することで語らいの場が生まれ、 街を花で飾る活動との相乗効果により、 優しいまちづくりが期待されている。 寄贈式は、 同町真壁の旧真壁郵便局前で関係者約30人が出席して行われ、 飯泉会長から増田会長に目録が贈られた。 飯泉会長は 「語らいの場、 憩いの場に積極的に利用を」 と促し、 武藤賢治県商工労働部長もあいさつで同協会の活動に感謝した。 |
| ●春の訪れを告げる初うま祭 |
| 関東有数の植木市開催−龍ケ崎の女化神社 |
| 約500年の歴史がある龍ケ崎市馴馬町の女化神社で19日、
春の訪れを告げる初うま祭が開かれた。 旧暦2月の最初の午の日は、京都の伏見稲荷大社の神が降りた日とされ、全国で稲荷社を祭る。 同神社の初うま祭は、 関東有数の植木市が開催されることでも知られ、 今回は30店以上の植木販売店が集まった。 鉢植えをはじめ切り花、 植木、 球根など300品種以上の花きがそろった。 赤い芽のフクジュソウや白いランなど季節を先取りした品種や市場にあまり出回らない珍しい品種が人気だという。 目当ての鉢植えを吟味する人や植木業者から苗木の育て方についてアドバイスを受けている人もおり、 苗木を買い求めに訪れた参拝客でにぎわっていた。 また、 本殿までの通り道には約50の露店が軒を連ね、 中でも日用品や農具が並ぶ刃物店には、 大勢の参拝客が集まっていた。 |
| ●10年開校 正式見送り |
| 緑岡高の併設型中学校 |
| 県教育委員会 (和田洋子委員長) は19日の定例委員会で、
県立緑岡高校 (水戸市) 併設型中学校の2010年4月開校を正式に見送る方針を決めた。
今後は開校延期か中止かを内部で検討し、 6月末を目標に結論を出す方向だ。
今回の開校見送りは、 併設中学校の校舎整備への財政的負担や常磐大学が今春、 水戸市内に中等教育学校を開校するなど、 計画策定時の06年に比べ、 県央・県北地区の中高一貫教育の環境が急変したことなどによる。 計画では併設型中学校2学級、 併設型高校 (普通科) 6学級の規模を想定。 総事業費約4億5000万円で、 鉄筋コンクリート3階建ての中学校の校舎を建設する予定だった。 しかし県財政の悪化で設計費は見送られ、 タイムスケジュールでも10年開校は難しくなっていた。 県立緑岡高校併設中学校は、 県立高等学校再編整備の後期実施計画 (07〜10年) で06年2月に策定。 県立中学校を設置して併設型の中高一貫教育を実施する計画だった。 中高一貫教育に関しては、 小瀬高校 (常陸大宮市) の周辺中学校との連携型中高一貫教育、 並木高校 (つくば市) の中等教育学校に改編、 緑岡高校の併設型の中高一貫教育で、 6年間の計画的な指導を実践する三つの形態がそろうことになるはずだった。 |
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