こちらのニュースはダイジェスト版です。詳しくは本紙をご覧下さい。
2008年3月24日
●通行人8人、刃物で襲われる―土浦
JR荒川沖駅、手配中の24歳男を逮捕
23日午前11時ごろ、土浦市荒川沖東2丁目のJR常磐線荒川沖駅と近くの「荒川沖ショッピングセンターさんぱる長崎屋」前で、刃物を持った男に通行人の男女8人が次々に襲われ、阿見町うずら野2丁目、会社員山上高広さん(27)が死亡した。男は土浦署員に取り押さえられ、19日に同市中村南の無職三浦芳一さん(72)が刺殺された事件で全国に指名手配されていた同市中村東3丁目、無職金川真大容疑者(24)と判明。同署捜査本部は19日の殺人の容疑で金川容疑者を逮捕した。金川容疑者は、いずれの事件についても容疑を認めているという。 

犯行は数分の間の出来事だった。調べによると、金川容疑者は両手に刃物を持った状態で、荒川沖駅の改札口で5人に切り付け、東口に向かって全力疾走しながら、さらに通路で2人を襲撃。目撃者の情報によると犯行時、金川容疑者は訳の分からない言葉を発していたという。東口を出て正面にある同ショッピングセンター前では山上さんが襲われた。 被害に遭ったのは、16歳から62歳までの男性6人、女性2人。山上さんは阿見町内の病院に運ばれたが、午後0時25分に死亡。同市内の会社員女性(62)が右肩を切られ意識不明の重体、つくば市内に住む高校3年の男子生徒(18)が首を刺され重傷を負い、ほか5人は命に別条なし。けがを負った中には警戒中だった同署地域課の男性巡査(29)もいた。

19日の男性刺殺事件を受け、金川容疑者が運転免許を持っておらず公共交通機関で逃走している可能性が高いことから、捜査本部は23日、常磐線とつくばエクスプレス沿線を170人態勢で警戒。荒川沖駅には同日、同署員ら8人を配置していた。男性巡査は2番目に被害に遭ったが、1人目が襲われた直後で、気付いた時には頭を切られていたという。 金川容疑者は山上さんを襲った後、西口方面の、駅から約300b離れた荒川沖地区交番で、午前11時10分ごろ、同署につながる電話から「わたしが犯人です。早く捕まえてください」と通報。金川容疑者が訪れた際、事故対応などのため交番は無人だったが、近くにいたパトカーが駆け付け、同署員が金川容疑者を逮捕した。

逮捕時、金川容疑者は交番前に立っていて、同署員が臨場すると手に持っていた文化包丁とサバイバルナイフを放り投げ、抵抗することなく取り押さえられたという。

また、22日午後0時40分ごろ、金川容疑者と思われる男から携帯電話で「早く捕まえてごらん」と110番があり、その約1時間後、同じ番号から無言の電話がかかってきた。1回目は荒川沖駅周辺、2回目は取手駅周辺からかけたとみられる。

金川容疑者は23日の犯行時、黒っぽいスーツ上下を着てワイシャツ、ネクタイを着用。頭にはニット帽をかぶり、眼鏡を掛けていた。

●水戸商、初戦突破ならず
鹿児島工に1−3
小雨の降り続く甲子園、水戸商ナインの思い届かず―。第80回記念選抜高校野球大会2日目は23日、阪神・甲子園球場で1回戦1試合と2回戦3試合が行われた。

本県の水戸商は第4試合で鹿児島工(鹿児島)と対戦したが、1―3で初戦敗退を強いられた。      
水戸商は、若杉投手が再三のピンチをいずれも最少失点で切り抜けたが、打線が鹿児島工・内村投手を最後までとらえきれなかった。

●鹿島鉄道の車両を私費で保存
小美玉に記念館が完成
昨年3月末で廃線となり間もなく1年が経過する鹿島鉄道の存在の証しとして、車両3両を静態保存する鹿島鉄道記念館(小美玉市川戸)が小美玉市川戸に完成し、23日、鉄道保存運動に携わった関係者や報道機関に公開された。管理運営するNPO法人を早急に立ち上げ、会員から募る会費をはじめ、一般公開時に維持協力金を募るなどして運営資金を確保する計画だ。

記念館を完成させたのは鹿島鉄道保存会=代表・加藤三千尋さん(38)。加藤代表は東京都に住む薬剤師で、健康食品や化粧品の企画、販売などを手掛ける会社も経営している。

記念館では車両3両を線路上に並べ、館内には玉里駅上りホームにあったログハウス風の待合室も移設。かしてつ応援団のペイントがそのままに保存されるほか、信号機やプレートなど、鉄道ゆかりの品々も保管される。

保存する車両はキハ714とKR501。加えて鉾田駅に残されていた3両の内のキハ431の計3両。

同保存会によると、キハ714は元夕張鉄道のキハ251でもあり、1953年に新潟鉄工所で造られた。北海道初の液体式ディーゼルカーで、鹿島鉄道当時は唯一、車掌の乗り込む非ワンマン車として人気を集めた。

KR501は89年に同鉄工所で造られたレールバスで、鹿島鉄道が自社発注した第1号。宅地開発に伴い誕生した石岡南台駅開業と同時に導入された。2005年5月から「かしてつ応援団」のラッピング車両「ガンバレ!かしてつ号」となり、廃線間近の07年1月からは「ありがとうかしてつ号」として最後を飾った。

キハ431は1957年に東急車輛で造られ、加越能鉄道加越線から譲渡され、グリーンの塗装は旧三井芦別鉄道の塗装という。同型のキハ432が小川南病院敷地にある。

2006年までの存続運動当時、加藤さん自身も加わった「鹿島鉄道存続再生ネットワーク」を中心として、廃線後、行方市の浜駅を拠点に200bほど線路を購入し、1、2両の気動車を動態保存する「霞ケ浦市民鉄道構想」を企画。加藤さん自身が5000万円の出資を予定していたが、鹿島鉄道側は「軌道敷の切り売りは資産価値を下げる」として応じなかったためとん挫し、最終的に記念館の整備に落ち着いた。

当初はキハ431以外の2両を保管する計画だったが、鉾田駅での交通公園構想が資金不足で行き詰まり、同駅に残った3両の解体が決定的になったことから、1両を追加購入して記念館に加えた。

今後は設備資金面を加藤代表が担当。維持管理はNPO法人鹿島鉄道保存会を立ち上げる計画。当面、関係者以外は非公開とし、将来、年数回の一般公開を計画しているほか、近隣の小学校社会科授業の校外学習にも対応することにしている。

加藤代表は「存続運動のメンバー有志で廃線後について話し合ってきた。鹿島鉄道が沿線地域の足として歴史的使命を果たしてきた史実を後世に伝えたいという思いから、本来は自治体や鉄道会社などで行うべき事業ではあるが、誰かがやらなければ実現できない現実を踏まえ、その共通認識に立って記念館を構想した」と話した。

●映画「旭山動物園物語」エキストラに1500人
県三の丸庁舎で撮影
角川映画製作・配給で、マキノ雅彦(津川雅彦)監督の映画「旭山動物園物語 ペンギンが空をとぶ」の撮影が23日、水戸市三の丸の県三の丸庁舎で行われた。いばらきフィルムコミッション設立以来最大規模の約1500人のエキストラが参加して撮影された。撮影の合間には、水戸の梅大使からマキノ監督に茨城の名産品が贈られた。映画は2009年新春全国ロードショー。

同映画は、「動物の命もみんなと同じように輝いているから美しい」と動物たちのありのままの姿を見せる行動展示を生み出し、日本一の入場者数を記録した北海道旭川市の旭山動物園のサクセス・ストーリー。

同日の撮影は、旭山動物園を廃園にしようとする旭川市の市庁舎前に、大勢の市民が集まり、動物園の存続を訴えるシーン。市民役の約1500人が、「存続させよ!」「廃園反対」「動物園救済」などのプラカードを持って集まった。市民を前に市長が「廃園の提案などしません」と宣言すると、一斉に歓声を上げるというもの。

撮影の合間をぬって、水戸の偕楽園で開催中の梅まつりにちなんで、水戸の梅大使がマキノ監督に、本格梅酒「百年梅酒」(明利酒造)、「わら納豆」(だるま食品)、「干しいも」(茨城ほしいも対策協議会)、「キストマト」(JAなめかた)をプレゼントした。

マキノ監督は梅酒も干しいもも大好物と笑顔で応えた。プレゼントした梅大使の中村可南子さんと君島紀子さんは「(監督は)やさしそうで紳士的な雰囲気」と感想を話し、「ぜひ映画を見にいきたい」と話していた。

同映画のストーリーは、小さいころからいじめられっ子で人より昆虫が好きな吉田少年(中村靖日)が同動物園の飼育係に。赤字の同動物園を再建しようと園長(西田敏行)は、閉園を迫る市議会に掛け合い、日々奔走していた。「夢は必ずかなう」と信じる園長に、諦めかけていた吉田や飼育員たちも一丸となって困難に立ち向かう。

革新的な展示方法で一躍話題となった旭山動物園の苦悩と挑戦の歴史の中で、生命の尊さを問いかけるファミリー映画だ。

●ハクモレンが各地で開花
枝いっぱいに、ふっくらとした白い花
◇春の訪れとともに、白い大き目の花びらを付けたハクモクレン(白木蓮)が各地で開花し、通りがかった人を楽しませている。モクレン科の落葉高木で花のある時は葉はないが、花が散るとすぐに葉が茂る。

◇清らかな白い花、花びらに厚みがあり、上向きに閉じたような形で咲く。花びらが全開しないのがコブシ(辛夷)とは違う。花びらは太陽の光を受けて南側が膨らむため、花先は北側を指すのが特徴だ。

◇上品な強い芳香を放ちながら、桜川市本木の民家の庭先でも暖かな日差しを浴びて、ふっくらとした白い花が枝いっぱいに咲き開いた=写真。昨年は寒さがぶり返して花びらが黒ずんだが、今年はどうなるか?

◇やや遅れて花が紫色のシモクレン(紫木蓮)も咲き出した。ともにハスの花に似ていることから、そう呼ばれるようになった。いずれも陽春を代表する花木として、古くから民家の庭木などで親しまれている。



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