2008年3月26日
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| ●県人事異動、初の生え抜き女性部長 |
| 出先再編に備え小規模1892人 |
| 県は25日、4月1日付定期人事異動を発表した。保健福祉部長に山口やちゑ知事公室長(57)が就任、国からの出向者を除いて、生え抜きの女性部長が誕生するのは初めて。 国交省から出向している清瀬和彦企画部次長(45)が企画部長に、伊藤正秀土木部都市局長(47)が土木部長にそれぞれ昇任。正部長8人のうち、国からの出向は総務省出身の上月良祐総務部長を含め3人になる。商工労働部長には細谷茂治総務部次長(58)が昇任。特別職の企業局長には渡邊一夫土木部長が就任する。 退任する泉陽子保健福祉部長は厚労省に戻る。鈴木欣一企画部長は教育長に就任する見通し。武藤賢治商工労働部長は31日付で退職し、つくば研究支援センターの役員に就任する予定。特別職の坂入健企業局長は退職となる。異動規模は1892人で、2000人を下回ったのは平成になって以降初めて。09年度に実施する出先機関の再編に備えるなどのため異動規模を小さくした。 地方総合事務所は、河原井忠男・県北所長と根本雅博・県南所長が退職。後任の県北所長に自見友一・鹿行所長、鹿行所長に根本暁・会計管理者、県南所長に平塚博・県西所長、県西所長に坂本達男・労働委員会事務局長が就任。つくばまちづくりセンター長は大島恭司・都市整備課長が就任する。 市町村の副市長は、近藤慶一市町村課副参事が高萩市、渡邉千明同副参事が笠間市、斎藤章同副参事が牛久市の副市長にそれぞれ就任、高塚和郎同副参事が五霞町の副町長になる。 女性幹部職員は山口保健福祉部長のほか、部長級2人、課長級3人を新たに登用。女性幹部は計18人になる。 民間人登用は、任期付き職員制度と研究員制度を活用して、新たに情報政策課にITの専門家を、農業総合研究センターにDNA解析の専門家を採用、民間人登用は計17人。 市町村との人事交流は、日立、古河、石岡市など14市町に専門技術を有する職員19人を派遣。合併に伴って市が設置する福祉事務所の開設支援のため、那珂市と神栖市に各1人を派遣する。11市町との間で、計13人の対等相互交流を実施する。 国へは、国の課長補佐級ポストに6人を派遣。他県との人事交流は、山梨、静岡、新潟、群馬の4県との間で実施する。 ほかに人材育成のため、JTB、資生堂、電通、エコスなどの民間企業や自治大学校などの大学、常陽地域研究センターなどの団体に計10人を派遣する。 職員のやる気を生かす人事配置として、庁内公募を実施、70人の応募者の中から15人を配置する。 |
| ●殺人見据えた計画的犯行か |
| 土浦連続殺傷容疑者、スーツは逃走用に購入 |
| JR常磐線荒川沖駅で8人を殺傷し、別の男性を殺害した容疑で逮捕された土浦市中村東3丁目、無職金川真大容疑者(24)が、犯行と逃走を見据えてスーツなどを購入していたことが25日、新たに分かった。 土浦署捜査本部の調べによると、荒川沖駅での犯行時に金川容疑者が着用していたスーツ上下セットは、今月15日前後、市内の大型店で購入したものだという。「都内に行ってサラリーマン風のスタイルになれば、警察に分かりづらいだろう」と理由を話しているといい、金川容疑者はこの時点で、犯行後の逃走を考慮していたことが明らかになった。 携帯電話のサイトを通じて買ったというサバイバルナイフは、コンビニのアルバイトを辞めた時期とも重なる1月の中旬に購入していたことが判明。19日朝、同市中村南5丁目で無職三浦芳一さん(72)を殺害した際に使った文化包丁は、殺人目的で2月、市内のホームセンターで買ったことがこれまでの調べで分かっている。 駅での犯行当日、サバイバルナイフはナイフサックに収めて身に着けており、文化包丁は紙でできた手製のさやに入れ、スーツの内ポケットに隠し持っていた。 また捜査本部は8人が殺傷された23日の警戒態勢について、19日に殺害された三浦さんと容疑者の接点がないことから「2次犯罪の発生を考慮して公開捜査に踏み切り、何らかの犯罪が起こり得ると予想したもの」であったと説明。その上で「三浦さん殺害と同様の犯行は想定していたが、無差別大量殺傷は予想していなかった」とした。 司法解剖の結果、23日の事件で亡くなった阿見町うずら野2丁目、会社員山上高広さん(27)の死因は、左右頸部(けいぶ)動静脈切断による失血死であることが分かった。入院している被害者3人はいずれも容体が安定、快方に向かっている。 金川容疑者は両親と妹2人、弟の6人家族の長男。妹のうち1人は都内に住んでおり、家族は5人で暮らしていた。金川容疑者は家族とほとんど会話をせず食事も別々に取っていて、家族個々の間でもあまり会話がなかったという。 |
| ●朝日トンネル13年3月開通へ |
| 概要まとまり、石岡で住民説明会 |
| 石岡市と土浦市を結ぶ朝日トンネルの設計がまとまり、石岡市と県土浦土木事務所は24日午後6時半から、石岡市柴内の朝日スポーツ交流施設(旧朝日小学校体育館)で地権者と柴内、辻、菖蒲沢の各地区住民らを対象に説明会を開き、概要を説明した。 4月上旬から境界確認などの現地調査に入り、9月から用地交渉。11月には取り付け道路の、2009年10月にはトンネルの、それぞれ工事に取りかかり、5年後の2013年3月末の開通を目指すスケジュールも併せて示した。土浦市側は既に19、21日に実施している。 説明によると、トンネル部分は距離1784b、全幅7・5b。3b幅の2車線と路肩部分が左右0・75b。 石岡市側は柴内交差点からトンネル入口に向かう取り付け道路(971b)が現在のフルーツラインをほぼ東にそれる形で延びる。トンネルはほぼ直線で土浦市小野に抜け、内部には照明、換気設備をはじめ、通報・警報設備、消火設備、避難誘導設備などを備え安全を確保する。 取り付け道路と交差する2カ所は盛土上の取り付け道路をボックスでくぐる形で立体交差となり、小桜川に長さ19bの橋を架ける。 質疑では、水田の今年の作付けについて大丈夫かといった声をはじめ、取り付け道路とその周辺の排水対策について、これまでフルーツライン近辺での排水の不備などを踏まえ、十分な対応を求める声が上がった。また、トンネル掘削後の地下水脈の変化の問題や、取り付け道路の法面(のりめん)排水路の管理などに十分な対応を求める声や、開通後の騒音不安など、生活環境への対策も要望として上がった。 旧八郷地区はもとより、笠間市方面から土浦、つくば市方面に直結するトンネルとして長年の悲願だった朝日トンネルは、合併特例債を石岡、土浦、両市がともに活用し合う市道整備事業として実施。県の合併市町村幹線道路緊急整備支援事業の指定も受けた。 単独ならば石岡市約35億円、土浦市約30億円の財政負担を、それぞれ1億7000万円、1億5000万円に大きく軽減して実現する。 |
| ●筑波大で卒業式 |
| 7学群、2専門学群合わせて2238人が新たな社会へ |
| 筑波大学の卒業式が25日、つくば市天久保の大学講堂で行われ、7学群と2専門学群の合わせて2238人が新たな社会へ巣立っていった。 岩崎洋一学長から各学類と各専門学群の代表には、卒業証書に当たる学位記が手渡された。岩崎学長は式辞の中で、「変化の激しい、また地球規模の問題に直面している時代をたくましく生きていってほしいと願う」とあいさつした。 この上で「チャレンジ精神を持つ」「人間性をさらに高める」「論理的であること」の3点をはなむけの言葉として贈った。 これに対し、卒業生を代表して自然学類の古川裕理さん(22)は、「これからはさまざまな壁に突き当たるかもしれないが、知性、感性、理性と誇りを胸に、社会に貢献できるよう責務を果たしていきたい」と謝辞を述べた。 卒業生たちは式典後、講堂前の広場でサークルの後輩から祝福を受けたり、記念写真を撮影するなどの光景が見られた。 |
| ●山口香武蔵大教授が講演、五輪の意味を問う |
| メダル重視の風潮を懸念 |
| 第384回常陽懇話会が25日、つくば市吾妻1丁目のオークラフロンティアホテルつくばで開かれ、柔道の第3回世界選手権金メダル、ソウル五輪銅メダルの山口香武蔵大教授が「オリンピックの意味と価値―金メダルよりも大切なもの―」をテーマに講演した。 山口さんは北京五輪の日本人選手のメダル獲得状況を予測。アテネ五輪の37個はできすぎとし、この時の活躍選手がピークを過ぎていることなどから、北京五輪は厳しいとの見方を示した。 柔道の場合も過去の実績にすがった選考を批判、若い選手の芽を摘んでいるとした。その上で「力があっても勝てないのが五輪。気持ちで補えるほど甘くない。金メダルで一生生活できるわけではない。早く第二の人生に踏み出すべき」と、メダル重視の風潮を懸念した。 さらに、「近年のマスコミ報道や世間の評価が金メダルを取ることだけに集中し、見方がゆがんでいる。理念よりも利益が優先している」と語り、ドーピング検査の現状など興味深く語った。 また、メダリストの引退後の生活について、「金メダルを取る選手を育てる指導者はいても、選手生活が終わった後どうするかを教える指導者がいない」と指摘、「五輪は勝った、負けただけではなく、教育の場でもある。税金を投資して育てた人材を見捨てないで生かし、社会に還元できる道を開いてほしい。北京五輪は(柔道も)苦戦すると思うが、代表選手はベテランと新人が入り混じっており、次のロンドン五輪につながると思う」と、温かい目で応援してくれるよう訴えた。 |
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