2008年4月9日
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| ●後期高齢者医療制度に県医師会が反対 |
| 撤廃に向け署名活動、原中勝征・会長に聞く |
| 75歳以上の高齢者を対象に1日、後期高齢者医療制度がスタートした。これに対し県医師会(原中勝征会長)が全国で最初に、反対ののろしを挙げた。今後、制度撤回を求めて署名活動を展開するほか、医師会を挙げて診療報酬の包括払いを行わない方針を掲げた。なぜ反対なのか、原中会長に聞いた。 ―新制度にどんな問題があると考えますか。 原中 問題は保険料と医療の二つ。年寄りは医療費がいっぱい掛かるから安く抑えよう、利用者負担を増やそう、というのが制度の目的。そのために保険料という原資を新しくつくり、医療費を削減するという二つをやる。 75歳以上も命の大切さは若い人と同じ。医者として、患者を目の前にして、75歳未満と以上で治療内容が変わっていいのか、というとまどいがまずある。目の前にいる患者が治療に来られなくなる環境をつくってはならないと、医者の原点に戻って反対している。 ―保険料についてはどう考えますか。 原中 まず徴収の仕方だが、子供の被扶養者になっている祖父母も、75歳になると無理やり所帯分離をさせられて保険料を取られる。 月1万5000円以上の年金をもらっている人から保険料を天引きする。1万5000円未満の人も、役所にお金を払わない限り保険証がもらえない。病気になったらさらに1割負担を取られる。 月1万5000円以下の人まで保険料を取るのはどうしてか。1割だって自己負担を払えない、病院に行かないで家で死ぬしかない。そういう人をつくることが文明国家なのか。 患者には、痛みを止められれば普通の生活を送れる人もいる。その人に痛み止めの薬すら出してあげられない。 国は一番弱い人を支えなければならないはず。後期高齢者医療制度はもう社会保障とはいえない。国はお金を出したくないだけだ。そのためにいろいろな理由をつけている。 日本は昔から、老人や隣人を互いに支えあう国のはず。収入の少ない人、働けない人にはいろいろなものを免除してやる温かさがあった。小泉内閣が米国社会に近づけようとして、昔からの穏やかな日本の社会制度を壊してしまった。 ―新制度は診療報酬の包括払いが導入されたことが特徴です。慢性疾患に対し、検査や画像診断などを何回やっても医療費は定額の6000円になる制度だが、医師会は包括払いを行わないことを運動方針に掲げています。 原中 年を取ると脳血栓、がん、白内障や緑内障、ひざや関節痛など、老化による体全体の衰弱が出てくる。病気になったら出来るだけ専門医に診てもらうというフリーアクセスが不可欠だ。高齢者は若い人以上に医療の恩恵を被るべきなのに、包括医療では治療が制限されてしまう。 包括医療の目的は何か。医療費削減だ。国は導入するときは良いことを言う。しかし包括支払いでも医療費が減らなければ次は、診療報酬を下げるか、高齢者の保険料を上げるかだ。6000円の後は、5000円、4000円と法律によって決めてしまう。 ―医療費を抑制しないと社会保障制度自体が崩壊してしまうという議論もあります。 原中 国は、若い人の負担が大きくなってしまうとでたらめなことを言う。定年が延長され、女性の就労率が増えた現在、若い人の負担率は100年前と変わらない。 医療費32兆円といわれるが、健康保険料と窓口での自己負担を含めた数字で、国は9兆円しか出していない。国はさらに5年間で1兆1000億円減らすことを決めた。 介護保険制度では介護報酬が削減され働く人がいなくなり、介護がつぶれようとしている。これと同じことが医療でも起きる。 後期高齢者医療制度は、制度自体が老人を不幸にする。制度がなくなるまで運動する。 |
| ●学校生活スタート |
| 県内各地で入学式 |
| 県内のほとんどの小学校や高校などで8日、入学式が行われ、新しい学校生活をスタートした。 同日入学式が実施されたのは小学校430校、中学校89校、中等教育学校1校、高校113校、特別支援学校20校。県教育庁によると2008年度の入学予定者数は、小学校2万8136人、中学校2万8233人、中等教育学校355人、高校2万8225人、特別支援学校890人だという。 土浦市大手町の同市立土浦小(橋本重信校長、児童数773人)では、緊張と期待を胸に児童143人が入学。在校生や保護者、来賓らが見守る中、担任教諭から名前を呼ばれた新入生は元気よく返事をしていた。 橋本校長は「みんなと仲良くする。自分のことは自分でする。交通事故に気を付ける。三つの約束を守って明日から元気に学校に来て下さい」と式辞。 来賓あいさつに続き、橋本校長が新入生代表者に教科書を手渡した。また、入学祝い品として市からランドセル、JA土浦から交通安全帽、交通安全協会から交通安全教材が贈られた。 在校生を代表して中村梨花さん(6年)は「皆さん早く学校に慣れるように困ったことや分からないことがあれば聞いて下さい。さらに、すばらしい土浦小になるよう頑張ろう」と歓迎した。 また、新1年生100人が入学した同市大岩田の市立大岩田小(鈴木三枝子校長、児童609人)には中川清市長が来賓として出席。「大きな校舎と広い運動場の下で、先生の目を見ながら、しっかりと学んでほしい。これからは児童だけで登下校することになる。交通安全に気をつけて」と祝辞を述べ、入学祝い品としてランドセルを贈った。 在校生代表の狩野綾理さんは「1学期の遠足、2学期の運動会、音楽祭、持久走大会、3学期の縄跳び検定などたくさんの行事が待っている。困ったことがあったら、何でも話して下さい」と歓迎の言葉を述べた。 |
| ●低気圧通過で強風と雨 |
| 鹿島線が運転見合わせ |
| 低気圧の通過による強風と雨により、県内では8日、JR鹿島線が全線運転を見合わせたほか、一部地域で停電や電話の不通などが発生した。 水戸気象台によると、水戸で同日午後1時48分、最大瞬間風速22・4bを記録、つくば市舘野で午前9時55分、20・3bを記録した。 雨量は、7日午前11時の降り始めから8日午後5時までに、古河で97_、鹿嶋で88_、筑西で87_となった。 JR東日本千葉支社によると、JR鹿島線は午前9時15分、香取駅―十二橋駅間の利根川橋梁の風速計が規制値の25bを超えたため上下線の運転を中止、午後4時半までに上下線3本を運休、10本に遅れが出て920人の乗客に影響した。 県消防防災課によると停電は、鉾田市と行方市の一部170世帯が午前8時46分から1時間半ほど停電、龍ケ崎市と河内町の一部40世帯が午前10時25分から1時間45分程度停電となった。現在は復旧している。 NTT東日本茨城支店によると、電話は289件が通話不能や雑音などで不通になり、21カ所で倒木が通信ケーブルに接触した。 |
| ●高校生の舞台に高い評価 |
| 筑西で恒例の明野薪能 |
| 恒例の第15回「明野薪能」(主催・同実行委員会)がこのほど、筑西市海老ケ島の市明野公民館大ホール(イル・ブリランテ)で開かれ、地元の子どもたちも参加して幽玄美の世界が繰り広げられた。 市民参加の自主事業として旧明野町時代から取り組まれ、若手能楽師や狂言師が観客を魅了してきた。今回も狂言「成上り」、能「賀茂」、祝言「獅子」の演目で、プロの舞台の醍醐味を鑑賞者に楽しませた。 今回も、前段には地元の子どもたちによる小舞・狂言があり、小学生から高校生まで13人がけいこの成果を披露。中でも、狂言「柿山伏」に挑んだ県立下館一高生の中嶋祐宏紀、和田健君=ともに(16)=の演技には、高い評価が与えられていた。 明野薪能は桜(ソメイヨシノ)が満開となるこの時期に合わせ、桜の名所の明野中央公園を会場に毎年開催。夜桜を背に、屋外公演で幽玄美の世界が繰り広げられたが、天候に左右される難しさなどから屋内開催が続いた。 今回は第2部として、初期のように実行委員会がビールケースなどで野外特設舞台を設置し、15回の記念舞台があった。満開の夜桜を背にした幻想的な野外舞台が、久しぶりに市民らを楽しませた。 |
| ●陸自が敷地造成開始式 |
| 小美玉・小川地区に新幼稚園 |
| 小美玉市小川地区の4つの公立幼稚園を統合し新園舎を整備する工事で8日、敷地の造成工事を請け負う陸上自衛隊第1使節団(団長・宮嵜泰樹陸将補)が開始式を開き、宮嵜陸将補ら自衛隊関係者はじめ、島田穣一市長、野村武勝市議会議長らが工事の安全を祈った。小川文化センター南側の工事現場での開催予定だったが、荒天のため小川文化センターの室内で開いた。 宮嵜陸将補は「新市の統合幼稚園整備に協力でき市の発展に貢献できることをうれしく思う」とあいさつ。島田市長は「航空自衛隊百里基地を置く本市は自衛隊とのつながりも深く、共存共栄のための貴重な支援に心から感謝する」と述べた。 統合幼稚園建設は合併特例債を活用する本年度の新規事業。約7億9000万円を計上して工事に着手し、敷地の造成に陸上自衛隊による部外土木工事を依頼し経費の節減を図るとともに、陸自側は土木工事を通じて施設技術訓練の場とする。合併前から既に小川南中の造成など、市内でも数件の自衛隊支援による土木工事が行われており今回もこれにならった。 敷地は一部、傾斜地も含め1・65f。鉄筋コンクリート平屋の園舎(約2400平方b)を整備し、来年4月1日の開園予定だ。 少子化に対応するとともに、老朽化した園舎を改め、維持管理コストの削減を図り、幼児教育の環境整備にも努める。旧4幼稚園を統合することで、これまで5歳児だけの単年保育だったサービスを、市内の他の幼稚園と同様に複数年保育(4、5歳児)とする。 6月末まで陸自による用地造成工事が進められ、その後、園舎建築、外構整備工事を進める。 |
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