こちらのニュースはダイジェスト版です。詳しくは本紙をご覧下さい。
2008年4月10日
●ポスターで知名度アップ―JR常磐線沿線
JOBANアートライン、都内78駅に掲示
JR常磐線沿線の自治体などで組織する「JOBANアートライン協議会」(会長・藤井信吾取手市長)は、協議会の知名度アップを目的にコンセプトポスターを作成した。今月上旬から沿線のほか、東京都内のJR各駅に張り出した。

協議会は台東、荒川、足立、葛飾の4区と松戸、柏、我孫子、取手の4市のほか、JR東日本と東京芸大で構成。つくばエクスプレスに対抗し、常磐線のイメージアップと沿線地域の活性化を図るのを狙いにして、2006年7月に設立された。

沿線には多くの文化施設が立地し、活発な活動を展開。協議会はこれらの資源を生かし、アートを軸にしたイベント情報の共有や発信を行い、連携強化を図っている。

JR東日本を除く9団体のアート情報を4カ月分まとめ、沿線イベント情報として各団体のホームページに掲載している。11月を中心に前後2カ月間は、JOBANアートライン月間として、取手アートプロジェクトやアートライン柏などの沿線で実施されるイベントを集中的にPRしている。

しかし、協議会では「まだ知名度が低く、認知されていない」と言う。このため、今年度事業としてB1サイズのポスターを300枚作製。常磐線上野―取手間の19駅のほか、都内の東海道本線や中央線、山手線などの59駅に張り出した。

ポスターはエメラルドグリーンを基調にした常磐線の快速車両をイメージ。「アートがつながる時」のキャッチコピーを沿え、協議会の活動内容を紹介している。

窓の部分は実際に沿線8自治体の駅ごとに背景の景色と一緒に撮影し、画面に張り込んで1枚の画像にした。窓の下には各自治体の市章や区章が掲載されている。

●農業者大学校が開校―つくば
31人が入学、今期生から未経験者も
独立行政法人農業・食品産業技術総合研究機構(堀江武理事長)が、つくば市観音台に新校舎を設置した農業者大学校の開校式と第41期生31人の入学式が9日開かれた。

同校は東京都多摩市に1968年に設立。円滑な運営を図るため、同機構の研究所が集中するつくば市に新校舎を建設。第39期生20人は従来通り多摩の校舎で学び、第40期生は募集をしなかった。多摩の校舎は来年度、閉鎖される。

移転に合わせ教育カリキュラムも変更。以前は高卒後1年以上の農業経験者を対象に3年間の教育を行っていたが、今期生からは農業経験の有無を問わずに、大卒程度の知識を持つ人を2年間かけて教育。今年度の新入生の平均年齢は26・7歳で、大学で農業を研究した人や、社会人から農業に挑むような人が多いという。

同校はこれまで約1200人の卒業生を出しているが、近年は入学者が20人程度で推移し、今年も定員の40人に満たなかった。堀江理事長は「広報期間が短かったこともあるが、農業の後継者不足は深刻」と話した。

岐阜県富加町から入学した天池治彦さん(30)は新入生代表で「物事の本質を見極め、問題解決したい。農業の道を選んだ私たちは全力でこの道を進む」と宣誓。橋本昌知事は「農業も需要をつかんだ経営への意識改革が必要。農業県として日本をリードしたい」とあいさつした。

●農産物のブランド化目指す―鉾田
協議会設置、特産品開発、PRなど積極展開
メロンの産地などで知られる鉾田市(鬼沢保平市長)は、市内で生産される農産物のブランド化を目指し、今月17日、鉾田市産地ブランドアップ振興協議会(仮称)を設立。水戸市内のホテルで発足会と料理の試食会を開き、本格的なブランド化キャンペーンを乗り出すことになった。

同市の農産物では、メロンのほかサツマイモ、ゴボウ、ミズナなどの生産が有名で、いずれも県内トップ。その産出額は、2006年実績で約539億円に上る。

しかし、「消費者の認知度は、まだ十分とは言えない」(市産業経済課)ことから、現在進めている地域の地産地消と合わせ、特産品の研究開発、消費者への販売PRなどを積極的に展開していくことにした。

産地間競争に打ち勝つ特産品の創造―いわゆるブランド化の推進で、同市が産出する農産物を活用した加工品開発のほか、販路拡大、マーケティングの調査などを実施。5年計画で進め、当初3年間は研究・試作・開発などを、後半の2年で販売流通対策、PR事業を行っていく方針だ。

農産物ブランド化に向けた同市の今年度の施策は、振興協議会の設立、発足▽キャラクター、ロゴマークなどの募集▽農産物を活用したイベント、物産キャンペーンの実施▽料理コンテスト、農産物のサポーター事業の導入、推進―など。

17日の振興協議会の発足会では、規約、事業計画、会議の推進体制の在り方などが論議され、鉾田市産食材を利用した料理、加工品の試食会も行われる。

振興協議会発足会に関する問い合わせは、鉾田市産業経済課(電話0291・33・2111、内線1163)まで。

幼児に聞かせて親子がふれあい
龍ケ崎の子育て支援センターで手作りCD
「子どもに音楽を聞かせることで明るくなり、心も体も躍動するようになる」。龍ケ崎市中里のさんさん館子育て支援センター(原恭子館長)では、0歳から3歳の幼児を対象としたオリジナルソングCD「うたってあそぼNO・1」を1日から販売。親子間のコミュニケーションを図れるとして、人気を集めている。

同センターでこれまで披露してきた手遊び歌の中から評判のいい12曲を収録。食べ物や乗り物など身近なものをモチーフに、いつも語りかけている言葉を使った親しみやすい歌になっている。

さんさん館にちなみ、CD1枚330円で予約販売。1枚1枚手作りのため、商品が手元に届くまでに1週間ほどかかる。

CD制作は利用者からの要望もあり、2年前から販売に向けて企画を練ってきた。歌を作詞、作曲した原さんとスタッフの西村真弓さんを中心にスタッフ4人で「さんさんシスターズ」を結成。ピアノの伴奏に歌を合わせ、シンプルに仕上げた。

歌の録音は、朝の掃除の時間など合間を縫って同センターのホールで行った。「いいものを作りたい。330円の値打ちしかないと思われるのは嫌だ」と試行錯誤を繰り返し、約3カ月かけて制作。CDの表面に人形劇で使用した人形の写真を入れたり、独自のイラストが描かれた歌詞カードに色を付けるなど手作りにこだわった。

CDを購入した同市平台の主婦石嶋佳子さん(30)は「テレビを見なくなった。朝起きたときと寝る前に子どもに聞かせる。音楽に合わせてダンスをして眠らせる。子どもも親も楽しめる」と感想。

そのほかセンターに行けない父親が、家で子どもと一緒に遊べるようになったといった声も寄せられたという。

原さんは「子育て支援が一番の目標。喜びの声があると励みになる。初めて子育てをする若いお母さんに、遊びを通して子育てが楽しくなるよう触れ合い方を学んでほしい」と話した。

4月からスタッフも新たに加わり、赤ちゃんを対象にした歌やお母さんたちの応援歌などを収録したCD制作に向けて意欲を見せていた。

●天然記念物のサクラ咲く
「西の吉野、東の桜川」
古くから「西の吉野、東の桜川」と歌に詠まれたサクラの名所、桜川市磯部の磯部桜川公園のサクラが満開となり、訪れた花見客らが春の日差しを受けて淡いピンク色に染まった公園をゆったりと散策している。

同公園は、磯部稲村神社周辺の丘陵地に広がる。参道を挟む約1`には美しい桜並木が広がり、サクラのトンネルを作る。珍しいサクラが多く、公園全体が「桜川のサクラ」として天然記念物に指定されている。

品種は桜川匂(におい)、樺匂(かばにおい)、梅鉢桜、初見桜、初重桜、源氏桜、大和桜など11種約1000本に及び、各地に咲き誇るソメイヨシノとは異なる、控え目な景観美を醸し出している。

同所を含む岩瀬地区は、古来サクラの名勝地。平安時代の歌人、紀貫之が歌に詠み、東国の桜川が平安京にまで届くほど評判を得ていたとされる。室町時代には世阿弥の謡曲「桜川」の舞台になった。

江戸時代には、水戸光圀(水戸黄門)が同神社を何度も参拝し、この地のサクラを気に入って持ち帰り、偕楽園下の小川に移植。同じ「桜川」と名付けた。大正時代には国指定の「名勝」にもなっている。

市岩瀬商工会青年部は「桜川のサクラ」をまちおこしに生かそうと、サクラサク里プロジェクトに取り組む。桜川上流の高峰山や雨巻山、富谷山などでこれから満開を迎える自生種のヤマザクラの魅力を訴えている。

サクラは中旬ごろまで見ごろが続き、15日まで「第31回・名勝『桜川』の桜まつり」(主催・市観光協会岩瀬支部)を開催。13日には同公園で終日、多彩なイベントが繰り広げられる。問い合わせは市商工観光課(電話0296・55・1111)。



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