2008年6月4日
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| ●自転車盗が県内最多―つくば駅前交番管内 |
| 放置も多く、防犯会議で対策練る |
| つくば市吾妻のつくばエクスプレス(TX)つくば駅前にあるつくば中央署つくば駅前交番管内で、自転車盗が多発している。昨年1年間の自転車盗発生件数は、県内の交番・駐在所の中で最も多い。同署は3日、市やつくば駅周辺の各施設管理者などを集め、吾妻公民館で初のつくば駅周辺防犯対策連絡会議を開き、対策について協議した。 県警のまとめによると、同署の刑法犯認知件数は昨年1年間で3897件。県内28署の中で水戸、土浦署に次いで3位だ。このうち吾妻、竹園、天久保、春日地区など市中心部を担当する駅前交番管内では、同署全体の3割近い1117件で、街頭犯罪は688件を占めている。 駅前交番管内の刑法犯認知件数は、県内337カ所の交番・駐在所の中で1位。昨年1年間の下妻署の刑法犯認知件数1182件や常総署の街頭犯罪認知件数699件に匹敵するほどだ。 駅前交番管内の街頭犯罪認知件数の中で、自転車盗の発生件数は467件で1位。2位のひたちなか西署勝田駅前交番の129件に比べ3・6倍に当たる。駅前交番管内の自転車盗発生件数は、土浦署全体の昨年1年間の自転車盗発生件数と同数になっている。 駅前交番はTX開業を控えた2005年4月に設置された。市はTX開業後、これまで駅周辺10カ所で計約2200台分の自転車駐車場を整備。07年度の全体利用率平均は88%になっている。 会議に出席した筑波大関係者は「約1万6000人の学生のうち、8割が自転車を利用しており、盗難の被害が多い。今年度から新入生には授業を通じ、二重ロックなど自転車の防犯対策について周知している」と説明した。 市立図書館担当者は「図書館は自転車利用者が多い。警備員が毎日午前、午後に定期的な巡回を実施している。土、日曜には巡回回数を増やすとともに、利用者に防犯対策の注意を促している」と話した。 自転車駐車場を管理する市担当者は「駅周辺の放置自転車数は1日平均で06年度に500台、07年度は325台あった。撤去は06年度に15回1896台、07年度は27回2854台に上った」とし、つくば駅周辺では放置自転車が多い現状を挙げた。 同署はつくば駅前の自転車盗について、「足代わりの自転車盗が多い。盗難に遭った自転車は鍵がないのが多く、二重ロックは効果的だ」とした。「駅前交番の前では、さらに前進して制服による立番活動や巡回を強化するなど抑止力に努めていきたい」と答えた。出席した駅周辺の施設管理者には、利用者に対する防犯啓発活動推進を求めた。 |
| ●医療費助成を中3まで拡大―土浦 |
| 合わせて所得制限を対象年齢すべてで撤廃 |
| 土浦市は7月から、小学校就学前の児童を対象に入院、外来などの医療費を助成している「乳幼児等医療費助成制度」の対象年齢を中学3年まで拡大合わせて所得制限を対象年齢すべてで撤廃する。 市によると、年齢幅拡大にかかわる対象者は約1万2000人、所得制限撤廃の対象者は約1400人。 中川清市長は「制度の拡大により、子育て家庭の医療費にかかわる経済的負担を軽減するとともに、子供の医療環境の充実が図れるものと期待している」と話した。 県内では神栖市が今年1月から乳幼児医療費助成制度の対象年齢を中学校卒業まで引き上げている。 |
| ●茨大の次期学長候補に池田・理学部教授 |
| 選考会議で決定、9月1日就任 |
| 茨城大学学長選考会議は3日までに、任期満了に伴う次期学長候補に、池田幸雄理学部教授(65)を選考した。9月1日就任する。任期は4年間。 池田氏は東京大学大学院修了、東大助手を経て、1976年茨城大助教授、85年同教授に就任、95年から99年3月まで理学部長を務めた。専門は隕石(いんせき)学。 2人の候補者の中から、教職員全員による投票、選考会議による面談などを実施し決定した。坂田文彦・理学部教授との争いで、池田氏は57%の得票を獲得した。 大学の運営方針について池田氏は「管理運営はトップダウンが効率的だが、教育研究はボトムアップであるべきで、各学部や評議会の意見を十分尊重したい。教育は、学生に勉学の面白さを自覚させ意欲を引き出したい。地域連携や社会連携に積極的に取り組み、全学的プロジェクトを推進して地域貢献を十分に果たすことで、地方の総合国立大学として存在価値をさらに高めたい」などと表明している。 2004年4月の国立大学の法人化後、学長に就任するのは宮田武雄氏、現職の菊池龍三郎氏に次いで3代目になる。 |
| ●4大学がIT分野で共同プログラム |
| テレビ会議システムで開講式 |
| 茨城大(水戸市、菊池龍三郎学長)は宇都宮大、群馬大、埼玉大と連携し、「4大学院先進創生情報学教育研究プログラム」を設立。3日、各大学をテレビ会議システムで結んだ開講式が行われた。単一大学では対応困難な先端的IT関連諸分野での人材養成や地域貢献などの教育研究ニーズに対応していくのが狙い。共同で遠隔講義を実施するのは全国でも初めてという。 茨城大学での開講式は日立市中成沢町の茨大日立キャンパス内で行われ、菊池学長をはじめ担当教授、受講する大学院生らが出席した。インターネットによるTV会議システムで各大学の様子が4分割の画面に映し出され、議長の埼玉大の川橋正昭理事のあいさつに続いて、各大学の学長が期待の言葉を述べた。菊池学長は「社会が必要な人材育成に期待している」と述べた。 同プログラムは今年4月、4大学連携プログラムとして立ち上げられた。実践力を重視した専門能力の育成に特化した教育方法を採り、4大学がそれぞれ得意とする領域を組み合わせたカリキュラムとなっている。約20科目が増え、受講生にとっては即戦力となる高度なIT専門技術を習得できる。 茨大ではWEBサービスやLSI設計、ヒューマンインターフェースなど。宇都宮大では組み込みシステム構築など。群馬大ではセキュリティなどの関連諸技術や知的財産化など。埼玉大では有線・無線ネットワークや経済科学など。2年間で30単位の取得が可能で修士の学位が得られる。 開講式後には、第1回目の授業「コンピュータアーキテクチャとOS」が行われた。今後も基本的には遠隔授業で実施し、実習や演習などでは一つの大学に集まってスクーリングを行う。 文部科学省・中央教育審議会大学分科会で計画している「共同学部・共同大学院(仮称)」制度を踏まえ、実績を積み重ねることで4大学共同大学院の設立を目指したいとしている。 茨大でコーディネイトを担当した田切美智雄・学長特別補佐は「学生の視野を広げることに期待している。社会の動きに目を向けられる人材、学生を育てていきたい」と話している。 |
| ●アイガモ農法スタート―真壁高 |
| 実習田にひな鳥を放つ |
| 農業系の高校として約100年の歴史を刻む県立真壁高校(桜川市真壁町飯塚、小島重直校長)は今年度も、同町原方の稲荷原農場でアイガモ農法をスタートさせた。2日には農場の実習田にひな鳥を放ち、生徒らが田んぼで一緒になって汗を流した。 アイガモ農法は1990年ごろに始まった。稲を食べずに、田んぼに生える柔らかな雑草を好んで食べる習性を利用。アイガモはウンカやイナゴなど害虫も食べ、水かきで土をかき回して酸素を根に与えるなど利点が多い。 化学肥料や農薬を使わず、自然環境を守りながら米を生産できるため、食の安心・安全を求める消費者に人気が高い。アイガモによって生徒たちも癒され、話題も生まれることから、前年度から同校で取り組んでいる。 前年度の取り組みでは害虫駆除効果は確認できなかったものの、ほかの除草効果などはほぼ確認できた。ただ、ヒエが大量に発生した前年度の反省から、今年度はイネを移植してアイガモを放つ時期を、前年度より約2週間早めた。 イネを地上約10aの部分で輪切りにし、ガーゼを密着させて1時間後にガーゼにたまった水分を比較した「出液調査」にも取り組み、アイガモを入れたイネ1株当たりの水分量は入れないイネよりも約0・2_g多く、アイガモ効果は根の活力にも及んでいることが分かった。 今年度は「温故知新―古来の農法から新しい農法を知る」をテーマに、アイガモ水稲同時作に加え、古来から肥料(緑肥)として栽培されてきたレンゲにも注目。レンゲを肥料としてすき込んだほか、田の草取りには昔の手押し農具も導入した。 この日は、実習田に前年度より5羽多いアイガモのひな鳥21羽を放ち、農業科作物専攻コースと普通科や食品化学科の生徒らでつくる部活動(イネ部)の男子生徒9人がアイガモ水稲同時作の実習を開始した。面積10eの水田の中には、木枠で囲んだイネの部分を3カ所設置し、アイガモ農法と一般水稲作との違いを浮き彫りにさせる。 担当の小野力教諭は「生徒たちに少しでも昔の農家の人たちの農業も体験をしてもらいたいと、農業の原点を踏まえて独自テーマを設定した。農業とは命の共存であると考え、アイガモ農法に取り組んでいる」と話した。 |
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