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2012年2月20日
●取手で初のジャズフェスティバル
美術だけでなく音楽も
「アートのまち」として知られる取手市を、美術だけでなく音楽も盛んなまちにしようと、25、26の2日間、同市で初めてのジャズフェスティバルが開かれる。仕掛け人となったのは地元のジャズ愛好家らだ。「取手でこれからジャズやポップス、ロック、ラテンなどを含めたアマチュアバンドの野外音楽フェスティバスが毎年開かれ、市内外から1000人、2000人規模の音楽愛好家が詰め掛けるイベントにしたい」と夢を抱いており、「将来取手が、吹奏楽の甲子園と呼ばれる『普門館』のようになれば」と話している。 

■遺志引き継ぐ

仕掛け人は、市内のアマチュアジャズバンド「スゥイング80(エイティ)」のバンドマスターで同市政策推進部長の岡田儀春さん(56)らだ。3年前から、利根川の河川敷きなどで野外ジャズフェスティバルを開催することを計画していた、つくば市のアマバンド「スターライトジャズオーケストラ」バンドマスター、渡辺忠義さんの夢を引き継いだ。

渡辺さんは昨年5月、病気で急死。渡辺さんの遺志を引き継ぎ、近隣のバンド仲間と共に、市の応援を得て、取手のひなまつりに合わせた開催にこぎつけた。

フェスティバルには市内の3つのアマチュアバンドと、常磐線沿線の千葉県我孫子市、柏市などから計7バンドが出演する。ほかにプロの公演も開かれる。

■吹奏楽部指導に成果

取手市は、1991年に東京芸大美術学部の施設がある取手キャンパスが開設されたのをきっかけに、アートのまちづくりに取り組んできた。翌92年に市長賞を新設し、芸大生の優秀な美術作品2作品を毎年購入し公共施設に展示したり、駅前の歩道に現代美術作品を展示したり、立体交差の道路の壁などに壁画を描いてもらうなどしてきた。

美術によるまちづくりはいま、市と芸大、市民による「取手アートプロジェクト」として花開き、今月4日、地域づくりに貢献したとして総務大臣賞を受賞するなど全国的にも注目されるようになっている。

美術が注目される一方で同市は、芸大と連携し、音楽にも力を入れてきた。1997年から芸大音楽学部や音楽研究科の学生が市内の中学校を訪れ、吹奏楽部員の指導を続けている。市内の公民館では毎年、音楽研究科などの学生がミニコンサートを開き、普段着で聞けるクラシックとして市民に定着している。

近年は、市内の中学校吹奏楽部が毎年、県内の大会で上位の成績を収めるようになっているという。

さらに芸大生の指導を受けた中学生が高校や大学を出て社会人になり、ジャズやポップスなどのアマチュアバンドを結成し活動している人もいると話す。現在市内には社会人の吹奏楽団が三つあり、「人口11万人の市に三つもあるのは特異」だという。

岡田さんは「音楽フェスティバルを定着させることを通してさらに地域の愛好家を発掘し、美術だけでなく音楽も含めたアートの交流人口を増やし、まちを活性化したい」と力を込める。

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取手ジャズフェスティバルは25、26の2日間、同市東の市民会館大ホールをメーン会場に開催される。昼間はアマチュアの7バンドが公演するほか、午後5時からはジャズピアニストの佐山雅弘氏らジャズの国内トップミュージシャンが公演する。プロのみ入場料1日600円。

●水戸で藩校サミット
67藩70校、旧藩関係者らが参加
藩校教育の伝統や精神を後世に伝えようと、「全国藩校サミットin水戸〜江戸の学び 水戸の学び〜」が18・19の両日、水戸市内を中心に行われた。67藩70校の旧藩関係者らが参加した。

18日には同市五軒町の水戸芸術館で、徳川15代当主・斉正氏による講演会などが行われたほか、学びの伝統を未来に伝えることなどを誓った「水戸宣言」が採択された。

会場ではこのほか、市立五軒小学校児童による「弘道館記」「偕楽園記」の朗読が披露された。

弘道館(同市三の丸)では、各藩の当主が顔をそろえる旧藩御当主会議が行われ、19日にはツアーが組み込まれ、震災で被災した弘道館や全面復旧した偕楽園など徳川家ゆかりの地を見学した。

サミットは全国藩校の所在地で毎年開催され、今回で10回目を迎え水戸で開催された。 

●いばらき大使・羽田美智子さんが義援金
震災被災者支援、知事に手渡す
常総市出身で、いばらき大使を務める女優・羽田美智子さんが19日、東日本大震災の被災者支援のため、県に義援金317万円を贈った。

同日、つくば市竹園のつくば国際会議場で、つくば青年会議所創立30周年記念式典が開催され、羽田さんと橋本昌知事が来賓として出席。式典の冒頭、羽田さんが橋本知事に手渡した。

義援金は羽田さん自身が300万円を拠出。このほか、昨年5月に京都市内で開かれた羽田さんの著書「羽田美智子

私のしあわせ京都あるき」の出版記念サイン会とドラマや映画の撮影時に集めた募金17万円を合わせた。

羽田さんは「震災時には故郷の茨城を心配しました。茨城のために何かできないかと思い、募金活動をしました。少ない募金ですが、皆さんの善意がつまっています」とあいさつした。

橋本知事は「茨城のために心配をしていただき、心から感謝しています。県内は震災からの復興が進んでいるが、経済的にも苦しんでいる人もおり、義援金はこの人たちに役に立つよう使っていきたい」と感謝した。

いばらき大使は各界で活躍する茨城ゆかりの県外在住の著名人に、茨城を応援してもらうために委嘱。羽田さんは1996年に委嘱された。

●まちなかでポニーと触れ合い―土浦
幼稚園で乗馬体験も
第8回土浦の雛(ひな)まつり開催の土浦市中城通りに19日、ポニーが登場、家族連れなどを楽しませた。同まつりの協賛行事の1つ「土浦まちなかでポニーを見かけたら」で、土浦スポーツ健康倶楽部が主催した。

取手市の小貝川ポニー牧場から、ドイツ産のポニー「ハーフリンガー」とミニチュアホースが訪れた。まちかど蔵「大徳」「野村」の駐車場を中心に、2頭は中城通りを往復したり、子どもたちにニンジンを食べさせてもらったりした。さらに、空き店舗活性化事業の行われている「土浦名店街」にも遠出した。

子どもたちは引き歩きの後を追い掛けたり、「かわいい」などと大はしゃぎだった。

午後からは、近くの土浦幼稚園で乗馬体験も行われた。

同まつりは3月4日まで。まちかど蔵をはじめ、周辺店舗も東日本大震災で被災したが、来場者を精いっぱいもてなしている。

●いしおか恋瀬姫物語、審査結果発表
最優秀賞に石岡の坂口日作子さん
石岡商工会議所は、募集していた石岡市を舞台とする短編恋愛小説「いしおか恋瀬姫物語」の審査結果を発表した。最優秀賞には、石岡市、主婦坂口日作子さん(44)の作品「雪うさぎの恋」が選ばれた。

「いしおか恋瀬姫」は石岡商工会議所のキャラクターで、恋の願いを叶えてくれる桧扇(ひおうぎ)を持つ、恋愛成就のお姫様。

同会議所では昨年秋ごろに、市内を舞台とした、恋瀬姫に恋の願いをかなえてもらうような短編恋愛小説を募集していた。

作品は、県内外や海外から142人、172編が寄せられ、漫画家の折原みとさん(石岡市出身)ら4人が審査員を務めた。

最優秀賞に選ばれた坂口さんの作品「雪うさぎの恋」と佳作2作品、入選7作品は、物語集として、3月下旬に発売される予定。価格は1500円。

問い合わせは同商工会議所(電話0299・22・4181)まで。

佳作、入選作品は次の通り。(敬称略)

【佳作】石岡市、大学生青木千紗「星降る夜に、君の名を呼ぶ」▽日立市、会社員塩路珠央「私の水彩画」

【入選】遠藤雅樹「恋はすなおに」▽彦之助「十年目の絆」▽稲田悠也「横目でこっちを見ている猫の麓で」▽あかつきしょう「恋瀬川」▽額賀美陽「キラキラ、いしおか物語」▽沼尻太一「恋瀬姫に見守られて」▽萩原美紀「恋瀬川レジェンド」


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