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| 危機感 | 民主は楽勝ムード警戒 | |
35万票掲げ再選目指す ◆政権交代訴え 「政権交代がないから腐敗する。参院選を政権交代のステップにしよう」。五月一日の水戸市の三の丸庁舎(旧県庁)広場。連合の県中央メーデーで、民主党現職の郡司彰氏や連合茨城の石井武会長はそう訴えた。以降も、政権交代の意義を強調する。 郡司氏は農協労連書記長、旧茨城労組会議専務理事、連合茨城執行委員を経て、六年前の参院選に初挑戦し、自民党候補二人と接戦を演じ、三十一万票を獲得してトップ当選。地道な組織回りで労組に不安はない。 問題は、無党派層への浸透。自身に年金未納はないが、自民に加えて民主も、菅直人前代表、小沢一郎前代表代行らの未納が発覚した。全党が同様の問題を抱えるが、最大の争点がボケたのは事実のようだ。 ◆相乗効果? 比例代表区には今回も、八つの連合主力労組が、民主党公認で組織内候補を擁立する。候補を持つ労組が郡司氏の知名度を、郡司氏が労組組織の集票力を頼る格好で、相乗効果を狙う。 参院比例区は、三年前から個人名、政党名のいずれかから、好きな方を選んで投票するようなった。各党は得票増を狙い、看板になる著名人を擁立。民主党は、労組の組織力のフル活動を期待する。 「労組候補の個人名票が、各組織の通信簿になる。労組は本気で取り組むはず」。ある事情通はそう話すが、前回は、選挙上手の大労組が議席を失った。組織が有効に動かなかったからだ。 「楽な党名投票選挙に慣れた。引き締めは難しい。前回、比例は全国も県内も、初めて公明党に負け、選挙区のプラスもなかった。今回は締まっていると思うが、集まりの悪い集会もあったし…」。ある関係者は期待と不安を口にする。 ◆懸念材料 「無風と言われると危ない。(自民党現職の)岡田さんが強いし、投票率が低くなり、批判票が共産党に集中すると、接戦になる恐れもないわけではない」。ある郡司陣営関係者は懸念する。 実際、昨年の参院補選では、共産党候補が十七万票を獲得した。郡司陣営は、「三十五万票」を目標に掲げるが、幹部は「どこへ行ってもすぐ、『郡司さんは大丈夫』と言われてしまう」と嘆く。 もう一つ、別の懸念を指摘する人も。党、連合、後援会の一元化に対する心配だ。「合同選対は本来、別組織を連合する形が良い。別チャンネルで働き掛けられるのに。実態は連合選対と同じ」とささやく。 郡司氏自身の評判は良く、自民党の海野透県会議長も「党は別だが、『郡司さんなら』という人もいる。だから、自民党で二人目が出られなかった」と言うほどだ。「緩みにつながると危険」。陣営は引き締めに躍起だ。 |
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