| 「へそ」ない流山市 |
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駅周辺を中心核に整備 オオタカ生息地は保全 |
| 千葉県流山市は、西側に埼玉県境となる江戸川が流れ、水と緑の住宅文化都市づくりを進めている。人口は15万人に増え、千葉県北西部の中核都市に成長した。 つくばエクスプレス(TX)で、市内には南流山駅、流山セントラルパーク駅、流山おおたかの森駅の三駅が設置される。沿線開発は四地区で、それぞれ県住宅供給公社、市、県、都市基盤整備公団の四者が、計約638ヘクタールの土地区画整理事業を進めている。 市内にはJR武蔵野線、東武野田線、総武流山電鉄の三鉄道が走る。都心へ向かうには、いずれもJR常磐線への乗り換えが必要となる。市都市整備課ではTXの開通について、「都心へ乗り換えなしで通勤・通学でき、時間短縮になるため、市民の期待は大きい」という。 TXの南流山駅は、武蔵野線南流山駅の地下駅として誕生する。流山おおたかの森駅は東武野田線と交差する。 流山市は「へそのない街」といわれている。市街地が北部の東武野田線江戸川台駅周辺のほか、南部の総武流山電鉄平和台駅周辺と、武蔵野線南流山駅周辺に点在しているためだ。 流山おおたかの森駅周辺では、都市公団が約二百八十六ヘクタールの沿線開発を施行する。駅前は商業施設や業務施設を中心に都市機能の集積を図り、市の将来の「へそ」となるよう中心核に位置付けている。 流山おおたかの森駅前には、多くの野鳥が生息し、植物も豊富な「市野谷の森」と呼ばれる雑木林がある。市内の自然愛好家団体などは、TX建設と沿線開発で市野谷の森が消えるかと心配していた。 沿線開発に伴う1933年当時の調査で、市野谷の森には希少鳥類のオオタカの生息が確認された。オオタカは、環境省の「レッドデータブック」で、絶滅の恐れがある危急種に指定されている。 県知事の諮問機関である県環境会議は「オオタカを頂点とする豊かな生態系を残したまちづくり」を提言した。提言に沿って県と市、都市公団、自然愛好家団体では保全計画を作成した。 この結果、18.5ヘクタールが開発区域から除外され、「市野谷の森公園」として保全される。公園の両側には2.6ヘクタールと3ヘクタールの雑木林も近隣公園として併せて保全される。 流山おおたかの森駅はオオタカにちなんで名付けられた。市都市整備課では「実は他の駅名になっていたが、新市長の意向で変更された」とエピソードを話す。 |
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