−木内野球の夏が終わって− |
||
| - 3 - | ||
【前回に続き七月十九日・県大会三回戦、対江戸崎西戦でのインタビュー。木内幸男監督のご当地・土浦市営球場でのラストゲーム。学校から試合会場が近く、ナインは朝バッティング練習して、球場入りした。この習慣は「験担ぎ」として決勝戦まで続いた。木内監督も試合前、ベンチから一塁側応援席まで出向き、声援に応えた。そのとき、少年のような照れくさそうな表情を浮かべていた】 ―四番は松林(主将・松林康徳・三年)君にほぼ固まった? 木内 本当は坂(坂克彦・三年)には四番を打ってほしいんですよね。でも、坂は四番だと力んで打てない。ですから坂は三番ということでね。松林が良くやってくれてっから。まぁ、あんなバッターは、補欠のようなバッターだよ、おれから見たらね。ただ気力で野球をやっているから、彼はね。気持ちで野球をやってくれている。高校野球はあれでいいのかなぁ、素材うんぬんよりも、という気持ちはしますがね。いいピッチャーだったら素材がモノを言うという場面が、これから出てきますよ。 ―ご当地でのゲームはどうでしたか。声援も多かったようですが。 木内 大勢入ってくれたので面目を保てました。観客動員まで考えるのは、容易じゃありませんから。でも気にはなりますね。最後の監督ということもあるんでしょうが、だいぶ遠くの方から見に来ますという電話をちょうだいしています。 ―バッティングが良くなれば心配はない? 木内 野球に心配はないということはありませんが、それで負ければ納得できるでしょうね。うまくちゃんとできてね。今までちゃんとできていなかったから。春のような自信がない。ですから帰ってからもう一回打ち込みですね。実は今朝も打ち込んできたんですよ。ご当地なんで。ご当地は楽だなぁと思うのは、こんなことができるからね。きょうは打ったという安心感だけ与えた。当たってない連中が朝少し打つと、「練習してきた」という安心感ができるんですよ。 学校で四、五十分やってこっちに来た。打ってきたという安心感が初回から芯(しん)に当てることにつながった。ようするに最初の打席が下手なんです、みんな。そういう意味で野球は先手必勝だと思うんですよ。だから初回に点数を取ることを習慣づけたいと思ったもんですから。 ―ジャンケンで勝って後攻めを選びましたが。 木内 雨を考えたから。ドローゲーム(再試合)もあるし、負けるということはありませんが、裏があるよという安心感を持っていないと困るんで。本当は先攻でいいんですけど、雨を考えた場合はね。天気までは監督の思うようにいきませんので(笑)。 別にこんな話をしたってしょうがないなぁ(笑)。よく考えてみれば。自分が思っていること、みんなしゃべっちゃうから、うそは嫌いだから。 チームに神経がいって、ひげをそるのも忘れた(笑)。 |
||
|
|