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| ラ オ ス 2 | |
理学療法士生かし新たな夢 |
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昨年十二月、NRCに理学療法士として派遣された青年海外協力隊の宮本明輝美さん=つくば市出身=は二代目。患者の機能回復など治療を行う傍ら、適切な車いす製作のための支援も行う。 ■きっかけ■ 埼玉医科大短期大学理学療法学科を卒業し、そのまま埼玉県に残り、上尾市で理学療法士として活動。整形外科の患者宅を訪問してリハビリするなどの仕事を三年半続けた。 理学療法士を志したのは「半身不随だった祖母と十分にコミュニケーションがとれなかったことが気になっていた」からだという。自分にとっては大変な仕事かもしれないが、「ひととかかわって何かができればいいな」と選んだ。 「三年半たって、他にもいろいろ経験してみたくなった。せっかく別の場所に移動するなら、海外で生活したかった。日本では当たり前の生活しかできない」とJICAに応募。家族には「合格してから報告」、両親は「仕方がない」と賛成してくれたそうだ。 ■しごと■ ラオスではリハビリの需要はまだそれほど多くないという。 「家族が大好きで、病気やけがで入院しても家に帰りたがる。退院してからもう一度入院したくないのでは」とみる。 NRCには約三十人の理学療法士がいる。外来は一日四、五十人で、八割は物理療法、残りは脳卒中や脊髄損傷など重い患者。ほかに小児が数人。入院患者は常時約二十人いるが、矯正の手術待機者らも多く、リハビリは十人程度と少ない。 日本は一人で十人から二十人をみるが、ここでは一人いるかいないか。むしろ「病院の中にリハビリ施設があった方が活動やすいではないか」とも思う。 ■これから■ NRCでの車いすの製作は、JICAが日本のNGO「難民を助ける会」との開発パートナーシップ事業として取り組んでいる。車いすを供給するとともに、障害者の雇用の受け皿にもなっている。 「理学療法士の意見が欲しい」との要請で研修や講義を行って情報を提供。「どこまで伝わったか分からないが、資料も渡してあるので、情報として残れば」と期待する。 外国に来て、「ものの見方も広がった」という。このまま理学療法士だけを続けるかどうかは分からない。 関心を持っているのはデザインや建築の分野。住環境福祉コーディネーターの資格ができ、福祉の観点で住環境を提案できる専門家が人気になっている。高齢者や障害者が安心して暮らせるように提案する仕事で、理学療法士の資格も生かせるからだ。 【メモ】ラオスへの支援:一九六五年に世界で初めて日本の青年海外協力隊を受入れた。両国の交流の歴史は長い。二〇〇二年度実績(暫定値)は約三十五億円と対象国中で第七位。協力隊員三十人、シニアボランティア三十一人を派遣する一方、年間百八十人程度の研修員を受け入れる。養殖技術の普及、子供のための保健サービス強化、法制度整備―など五プロジェクトが進められ、二十一人の専門家が派遣されている。ラオス事務所は一九九六年二月に開設(世界で五十二番目)された。 比較的時間に余裕があるため、週に一回、障害者学校で子どもたちに日本のラジオ体操を教えている。 |
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