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| カンボジア 2 | |
現職参加で飛び込む |
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同センターに三代目の小学校教諭として昨年七月に派遣された、青年海外協力隊の亀山千景さん=総和町=は、学校ではなく、センターの子供たちに勉強を教える。 学校の施設が足りないため、前半と後半で児童・生徒が入れ替わる二部制。残っている子供たちや長期休暇中に算数、日本語、図工、裁縫、歌、踊りなどを教える。 ■きっかけ■ 「高校のときにボランティア活動をやっていた。途上国には魅力があったが、英語が苦手だったので、踏み切れなかった。派遣法があることを知り、思い切って応募した」。 短大を卒業後、県立下妻養護学校の講師を二年務めた後、本採用になり県立結城養護学校に勤務。現職のまま青年海外協力隊に参加する特別制度が二〇〇一年度にできた。学校長の推薦を得て、教育委員会を通じて応募。一次選考(筆記試験)は免除される。 学校も「親が賛成なら」と協力してくれた。両親は心配したが、「自分の子供がそうゆうことを考えてくれたのはうれしい」と言ってくれた。選考に漏れた場合は、おとなしく結婚すると約束しての出願だった。 ■しごと■ 天涯孤独の子供もいるが、大半は親が貧しくて学校に行けない子供たち。子供に教育を受けさせたいが、どうしていいか分からない。不安を持ちつつも、センターに行けば、食べることができ、学校に行かせることができると送り出すという。 寮に住むのは小学校一年生から二十二歳までの男子三十四人、女子十五人。所長は「ここから医者や先生になった子供もいる。頑張ればなれる」と教えているという。 「日本と違い、お金を使わなくとも遊ぶ方法を知っている。落ちているタイヤを転がして遊んだり、自分たちで作ったたこを揚げたり、木の実を食べたり。工夫して遊ぶ力はすごい」と感心する。 ■これから■ 二月から、カンボジアの音大生に中国の胡弓に似たトローという二弦の伝統楽器を習い始めた。「日本で披露できるぐらいには上達したい」 多くの協力隊員は帰国後の再就職を心配しなければならないが、現職派遣はその点、とても恵まれている。 「ここでの経験はぜひ日本の子供たちにも伝えたい。難しいが、ぜひ教えたい」と話す。出身地などに行く「サーモンキャンペーン」にも意欲的だ。カンボジア料理を覚え、給食に出す約束も果たさなければならない。 任期はあと半年。「子供たちをだっこしてあげたり、おんぶしたり、たくさん話を聞いてあげたい」と愛情を注ぐ。 【メモ】JICAサーモンキャンペーン:サケ(鮭)が生まれた川に戻るように、途上国の現場で国際協力に携わったJICA関係者を出身地や出身校などに派遣す国際交流プログラムで、一九九九年三月に始まった。JICAが職員や青年海外協力隊OB、専門家らを講師として派遣する。派遣対象は小・中・高校、大学などの学校、地方自治体や国際交流団体などの市民講座、NGOの学習会などさまざま。学校では「総合的な学習の時間」で学ぶケースも多い。二〇〇〇年度は千五十九件、受講者総数は全国で十万六千人を超えた。JICA筑波国際センターでも受け付けている。 |
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