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無所属の大半は党員 公認減でも痛手なし |
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◆大勝利◆ 「大勝利ということだよ」。十二日夕、大洗町の大洗パークホテルで、自民党県連の懇親会が開かれた。山口武平会長ら県議、衆参統一補選で当選した永岡洋治氏、岡田広氏、水戸市長となった加藤浩一氏らが出席。上機嫌だった。 実際、同県連にとって選挙結果は悪くない。衆院七区補選では、宿敵の中村喜四郎・元建設相派と対決。永岡氏が、吉原英一氏に約二万票差をつけた。参院補選も、岡田氏が約七十二万票で、共産党の小島修氏に圧勝した。 市町村長選は現新六人を推薦し、敗北は新治村の御田寺義也氏だけ。水戸市は加藤氏が初当選、山方町で三次眞一郎氏、七会村で阿久津藤男氏が再選を果たし、日立市は樫村千秋氏、十王町も和田浩一氏が無投票当選した。 市町村議選も、常陸太田市の十五人を筆頭に、水戸市で四人、古河市で二人と計二十人を公認した。当選者は十九人。常陸太田で一人を落としただけだった。市町村議選は個人選挙だが、こちらも完勝と言っていい。 ◆入れ替え◆ 今回の統一地方選は全国的に、四年前より脱政党色が強かった。とはいえ、茨城は全国有数の自民党王国。首長選推薦は前回同数だが、定数削減もあってか、議員選は公認候補数、当選者数ともやや数が減った。 選挙戦で自民を名乗ったのは、水戸市が前回と同じ四人だが、常陸太田市が十五人、定数二減の古河市が二人と、それぞれ前回より二人少ない。江戸崎町は、前回の四人がゼロに。これに伴い、当選者も前回の二十四人から四人減った。 とはいえ、自民党は自分党連合会。選挙に出たい人が、自ら後援会を組織し、公認を得て党に参画する。「議員から見れば自分党、支持者から見れば先生党」の指摘も。旧社会党や公明党、共産党など、典型的な組織政党や、民主党とも党の在り方が全く違うわけだ。 公認の候補、当選者が減っても、実勢にはほとんど影響がない。県連の大高松男事務局長らは強調する。「無所属の多くは党員。県議さんや国会議員との関係も深く、ほとんどがうちの議員さんと変わりない」「公認と実質自民党が入れ替わっただけだ」。 ◆直結◆ 「県都・水戸に史上初めて、自民党県連に直結した市長が誕生した。加藤さんは、山口会長直系と言っていい。橋本知事の再選戦略も、ちょっと狂ったんじゃないか」。複数の県政通がそうささやく。 岡田氏も、自民党参院議員秘書、同党県議を経て水戸市長になった。加藤市長と似たものなのだが、出馬に至る過程が全く違うという。岡田氏は従来通り、地元主導の擁立劇だったが、加藤氏は県連の影が大きいというのだ。 同市長選をめぐり、一つのうわさが密かに語られている。「県出身の市長が増えた。県職員の市町村派遣も、竹内知事時代よりも各段に多い。橋本知事の再選戦略だろうが、県都を県連が押さえたことで、またまた水面下の神経戦が続く」と。 別の関係者も推測を交える。「加藤さんは、県連から選択を迫られたらしい。『市長を取っても、将来の幹事長でもいい』と。ぜいたくな悩みだけど、県連の本音は市長だったと思うよ」。選挙は複雑な政治力学を垣間見せる。 |
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