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女性議員数は史上最多の出馬 世代交代も着実に進む |
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◆男女共同参画◆ 女性の政界進出が、茨城でも本格化してきた。前々回からの傾向だが、今回は補選を含む二十市町村議選のうち、十七市町村で史上最多の五十五人が出馬。当選者の四十七人も記録更新だった。市長選にも、共産党系の二人が出馬している。 八人出て六人当選した牛久市、五人全員が当選した下館市、五人出て四人当選した水戸市、四人全員が当選した石岡市、江戸崎町など、軒並み立候補者数、当選者とも過去最高となる市町が続出。定数が減る中、女性の存在感が増している。 これまで、保守地盤は女性が当選しにくいとされた。「女性が女性の足を引っ張るから。男女役割分担の意識からか、しっとかは人によって違うだろうが…」。そう指摘するのは、県央地域のある市職員。多くの選挙がそれを実証していた。 だが、議会は典型的な男社会。政争に巻き込まれるが、やや力関係が違ってくるかも知れない。「多くの議会で女性が複数となった。女性の議席占有率が高い市町もある。男女共同参画に相応しい。男の論理が通じないかも」。そんな期待も漏れる。 ◆削減と若手台頭◆ 水戸市で二十五歳の議員が誕生した。民主党新人の川崎篤之氏。共産党新人の江尻加奈氏も二十九歳、社民党新人の玉造順一氏が三十一歳…。現職にも三十歳代が三人おり、平均年齢は約五十三歳と、四年前より約三歳歳若返った。 若手進出は水戸に限らない。二十歳代は古河市の一人、三十歳代も江戸崎町に三人、日立市、古河市、石岡市、下館市、水海道市、鹿嶋市、明野町に各一人誕生した、四十歳未満の当選者は十八人に上る。各議会に新風を吹き込みそうだ。 これと裏腹に、長老や中堅の勇退も目立つ。水戸では保守系や共産党、社民党の実力者ら十人が一挙に辞めた。同市議会は今回、定数が三六から三三に減って初の選挙。議員定数の削減が、「世代交代」を促した面は否定できない。 今回は、水戸、日立、古河、下館、水海道、鹿嶋、五霞、明野の八市町が削減後初の選挙。日立も十人が辞めながら、平均年齢は上がったが、「議会の世代は期数を言う。当選回数の少ない議員の増加は、世間とズレた政界の論理が薄まる」と期待する声もある。 ◆連呼自粛◆ 選挙戦でも、変化の芽が見えた。日立市の保守系二会派が、公費負担の選挙カー自粛を申し合わせた。強制でなく、使った候補もいたし、他には広がらなかったが、県内初の「試み」として注目される。 というのも、名前の連呼は騒音だし、道路渋滞の一因になり、市民生活の迷惑でもある。同市は、選挙カーに車と運転手、燃料代が公費から出る。候補者一人当たり七日間で四十五万一千五百円支給される計算。行政改革の流れを意識した行動だった。 申し合わせたのは、保守系の「21活世会」「政友クラブ」。当時、議長だった佐藤三夫氏の提案で、両会派内で検討を重ね、所属議員全員の合意に達する。ハンドマイクを用い、辻説法中心の運動を模索した。 もっとも、「全員が守らなかった。完全に守ったのは、言い出しっぺやベテラン」。ある選挙通は言う。実際、選挙の柱は知人の囲い込みで、地域の選挙になるほどその傾向は強い。連呼の優先順位は二〜三番手だが、選挙戦を変えていくかも知れない。 |
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