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| NPO編1 | ワークスたんぽぽを支える会(日立市) | |
社会参加と自立への第一歩を 小規模作業所「ワークスたんぽぽ」を支える運営母体として二〇〇二年にNPO法人を設立した。現在は専門的な指導員の配置やサービス内容の充実を図るため、小規模授産施設の申請準備を進めている。 「通ってくるみんなと一緒にステップアップしていきたい」と統括施設長の木村統さんは福祉法人化への理由を語る。すべての障害者に仕事や生活への意欲を育み、社会参加と自立への第一歩を踏み出してもらうことが基本理念だ。 ◇ 木村さんが教員をしていた市内の私立幼稚園では障害児、健常児の区別なく、三歳児から六歳児の縦割りクラスを編成した統合保育に取り組んでいる。養護学校を卒業した同園の卒園生たちが、厳しい就職環境の中で進路相談に訪れるようになり、園舎の二階に福祉作業所が誕生した。通所希望者も増え、企業の好意で独立した作業所を確保。〇三年度からチャレンジショップ制度を活用して常時販売にも着手した。 一人ひとりの能力や特徴に合わせた指導環境、社会で自立できる技術習得のための施設。 木村さんは「どんな仕事の中にも通所生にできる部分がある。具体的な手順や道具を考え、作業を分解して分かりやすくすればいい」と語る。 一般就労へ結び付けることが目的。そのためにも「意欲を身に付けることが重要で、製品として悪いものはダメだとはっきり伝える」という。目標をもって、自分で稼いで自分のために使うことを体験してもらうのだ。 ◇ 作業訓練、機能回復訓練のほかに、料理当番や買い物、レクリエーションなど生活訓練も行う。現在の収益作業は、企業の独身寮や幼稚園園舎の清掃、石こうの置物や陶芸作品、ビーズ製品などの製作、リサイクル緩衝材や縫製品の製作、農園芸作業、絶縁ボルトの組み立てなど多彩。チャレンジ精神で何にでも取り組む。 今後の課題は、福祉教育を受けた専門の指導員の確保や受け入れ体制を充実させるための新しい仕事の創造、生活訓練のためのグループホーム、重度障害者のためのデイサービス施設の整備などがあり、そのための福祉法人化。 木村さんは「地域で障害者が普通に生活できる社会を実現させたい。そうした点から、人の一生を考えていきたい」と、理想の実現に向けて決意を新たにしていた。 |
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