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| NPO編2 | 水戸こどもの劇場(水戸市) | |
異年齢交流の場を提供 観る、遊ぶ、学ぶの体験を通した子どもの自主事業や創造活動、親の子育て支援などを展開している「水戸こどもの劇場」(森田多美子代表、水戸市)は、一九七一年に任意団体として発足し、NPO法人となって五年目を迎えた。 「子どもに夢とたくましさと創造性を伝え、豊かな人間性を育む」というのが活動目的だ。 演劇、人形劇、パントマイム、コンサート、ミュージカルなどさまざまな舞台を水戸に誘致して鑑賞したり、忍者遊び、地引き網、キャンプなど自然とともに楽しむ「遊び」の場の提供はもちろん、幼児からの性教育や思春期講座、子どもの権利に関する学習など、多様なテーマのもとに講演会や研修を開催。子育て関連の活動は多岐にわたる。 「子どもは塾や習い事で、母親も共働きで忙しくなっている。ただ出来上がったものをみせるだけでは、子どもは育たない。実体験が伴わないと心に伝わらないものが多い」と、森田代表は力説する。 ◇ 発足当時は、ちょうどカラーテレビが普及したころ。キャンプや遊び、祭りなどを通した実体験の必要性が叫ばれた時期と重なり、同種の団体が全国組織として広まった。水戸は全国二十七番目、県内初だった。 最近の傾向として、「近所で、学年が異なる子どもたちが遊ぶ機会が少なくなった」と指摘。 「地域を離れて、いろんな年代の交流の場を与え、自分たちで企画して、自分たちで遊びやモノを作り上げていくことを学ばせたい」と基本理念を語る。 ◇ 学校にも臨時講師として出向き、遊びのノウハウを教えたり、「子どもが暴力から自分の身を守るための教育プログラム」(C・A・P)を実施。寸劇や話し合いを通して、自らその方策を学び取る子どもワークショップで、県内初の取り組みだ。今では各地の教育現場から引っ張りだこだ。 会員は二百九十四人にまで増えた。「活動が広がり、多くの人材が集まってくるようになった。もっとやりたいと思っている人はいるはず。力を借りていきたい」と、森田代表は語る。 さらに、「参加した一人でも多くが、地域で子育てに悩んでいる人の手助けになれば」と、地域の再生と子どもたちの健全育成への寄与を誓っている。 |
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