NPO編3 リヴォルヴ学校教育研究所(つくば)



「地域立の学校」目指したい

不登校の子供たちが学ぶフリースクール「ライズ学園」(つくば市谷田部)を運営する。元中学校教師の小野村哲代表が、教師を辞め、二〇〇〇年十一月に設立した。

学習障害(LD)や注意欠陥多動障害(ADHD)児の教育に力を入れていることで知られる。

中学校の教壇で英語を教えていたとき、LD児の教育に関心を持った。LD児は、数学が百点満点でも、英語はbとdを区別するのに苦労するなど、何気ないところでつまずいてしまう。「すばらしい能力を持っていても、ストレスをためて、本来の力を発揮できないでいる」ことを痛感した。

「学習指導要領通りにやっても、みんな一律に伸びるわけではない。いろいろなタイプの学校があっていい。教育は国や自治体がやってくれるのだからと、他人任せにするのではなく、地域全体で子育てを考えたい。中学校の教師を退職しても、学校を変えていく方法があるはず」と、設立を決意した。
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現在、小学三年生から高校三年生まで、市内外の約二十人が学んでいる。

教えているスタッフは、教員免許をもつ専門家、定年退職した元教師、筑波大学で心理学を学ぶ学生など。パソコンなどは専門のインストラクターが指導する。

子どもたちは、全員が毎日、学園に通ってくるわけではないが、週四日の時間割がある。授業は子どもたち一人ひとりの特性に着目しながら、少人数で指導。「bとdの区別ができなかった子でも、教え方で違ってくる」という。

音楽や体育、家庭科の授業もある。市内の別のNPO法人に太鼓演奏を習ったり、市の体育館や公民館の調理室を借りてスポーツや料理も。市内の研究所を見学したり、ナシ狩りなどの遠足もある。

「子どもたちが個性を発揮できるような環境づくりをサポートし、仮に学校に戻れなかったとしても、ここで元気をつけて社会に参加してほしい」と小野村代表。
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目指しているのは「地域立(ちいきりつ)」の学校。公立でも私立でもなく、地域全体で子どもたちを育てていこうという学校だ。

一方「学校が再生するためには地域の再生が欠かせない」と指摘する。

「『勉強が嫌いだから大工さんになる』『お寿司屋さんになる』という子もいる。そういう子が大人になって、地域でお店を出し、誇りをもって生きていけるためには、地域の活性化が必要。ただ学校だけを変えられるわけではない」

将来、地域の人たちが学校運営委員会をつくって教師を選んだり、地域通貨をうまく使いこなし、地域経済の活性化と合わせて学校を支えてもらえるようになることがライズ学園の夢だ。

ホームページアドレスはhttp://www.rise.gr.jp問い合わせは電話029・856・8143へ。

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