NPO編8 かしまスポーツクラブ(鹿嶋市)



スポーツチャンバラは人気が高く、幅広い世代が共に楽しむ=鹿嶋市光の高松緑地体育館
地域と世代間の架け橋に

健康づくりにとどまらず、地域間のコミュニケーション、青少年の健全育成を目指した、県内初の総合型地域スポーツクラブが「かしまスポーツクラブ」(小野忠志理事長)。

鹿嶋市光の高松緑地体育館を拠点に活動。スタッフのインストラクターのアドバイスを受けながら会員がゲームを楽しむ「エリアサービス」、スポーツの愛好家が集う「サークル」、会員外も参加できる「教室」の三つを柱に活動している。
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バレーボールやバドミントン、フットサル、幅広い世代が楽しめるニュースポーツのグラウンドゴルフ、ソフトバレーなど十五種目を、各曜日ごとにスケジュールを調整し、実施する。

会員は現在、鹿嶋市や神栖町などから七百二十四人が集う。仕事帰りの会社員、幼稚園などに子供を送った後の主婦、家族連れ、高齢者まで幅広い層の人たちが参加する。

スタッフは十一人。依頼するインストラクターは八十人に上り、市内の各スポーツ経験者やC級体育指導員らも加入。競技性や技術面重視でなく、肩ひじ張らず広い世代がともに楽しめる環境を目指す。常に体育館には和やかな笑い声や歓声が響く。

県が健康増進策として、地域スポーツクラブのモデル地域を募集。鹿嶋市が立候補したことが結成のきっかけ。市は一九九九年に推進委員会を組織して学校や行政、企業などから委員を集めた。住友金属鹿島製鉄所職員の小野さんも加わった。

委員は同年から市民にスポーツに関する意識や環境の要望など、アンケートを実施。結果、定期的にスポーツする市民は半数以上を占め、クラブの必要意義が疑問視された。

しかし、小野さんらは大半の回答がジョギングやウォーキングなど個人で楽しむケースである点に着目。外で遊ばなくなり、コミュニケーション力が低下する子供たちや、ストレス社会も視野に「競技の意識を超えて人々が交流できるスポーツ環境を」と構想。〇一年五月に発足した。
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次第に会員数と種目数も増加。クラブの提案で、昨年四月に体育館外のプールを仕切り半分を温水化し、車いすのまま入れるバリアフリー化も実現した。

昨年四月、NPO法人取得後、市から同体育館の運営管理を一任されている。

今後は、小学校にインストラクターを派遣するエリアサービス、三世代交流のスポーツ教室などを展開予定。小野さんは「ともに取り組み、感動を共有できるのがスポーツ。家族や地域、子供たちを結びつけるために挑戦を続けたい」と話す。

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