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| NPO編10 | プラザ・ねこねっと(下館市) | |
地域、行政、企業など仲介 NPOを支援するNPO─。「特定非営利活動法人NPOプラザ・ねこねっと」を一言で説明するなら、そうなる。同種活動をしている先輩格には、茨城NPOセンター・コモンズ(水戸市、帯刀治代表)がある。 全県に目配りするコモンズに対し、ねこねっとは県南西にアンテナを張る。農家の主婦の傍ら、地域活動を通して早くからNPO活動に注目していた稲葉淑江さんの肝いりで、二〇〇一年秋に生まれた。 稲葉さんは前身のボランティア活動で、下館市を中心に自力で情報誌を発行しながら、下準備に専念。発足に当たっては企業活動に精通し、県内外に幅広い人脈を持つ今藤泰資氏を代表に迎え、陣容を整えた。 ◇ NPO法人は、行政や企業では、その性質から事業化しにくい課題の解決を目指す。多様な市民ニーズに対応できるよう、市民の側が自分たちのためにサービスを事業化し、提供する民間の非営利法人。行政と企業のすき間を埋める活動だ。 地方分権時代をにらみ、国が役割の必要性を認めて特定非営利活動促進(NPO)法として一九九八年に施行。現在までに全国で約一万六千団体が生まれ、本県では約二百法人が活動、その認識も定着しつつある。 稲葉さんは「NPOは今後の地域振興に欠かせない。そのためにNPOの理解を広めたい」と情熱を語る。市民活動を促進させながら、地域を構成するNPO・企業・行政のセクター間を、横につなぐ役割を自らに課している。 新しい皮袋に新しい酒を盛ろうと協働コーディネート役を担う中間支援型NPOとして草の根の事業を展開する。NPO法施行と同時に、研究会を発足してから今年で六年目を迎えた。 これまでに、NPO全般のアドバイス業務や各種情報提供に取り組んだ。人気のNPO市民講座やNPO大学講座では、NPO法の正しい認識や課題解決へ向けてのプログラム、足元の課題解決の糸口を探ってきた。 昨年九月から今年三月までの先進事例を学ぶ講座(七回実施)では、県南を中心に行政からの参加者が八割を占めた。つくば市との共催となり、職員が研修として多数受講、NPOに対する同市の期待がうかがえた。 ほかにも、下館市で開かれた地域通貨講習会では、地域振興のツールになるとして毎回多くの参加者があり、関心の高さを示した。青少年の薬物乱用防止講座は県南西の中・高校を中心に開かれ、延べ約四千人の生徒や保護者が聴講した。 ◇ 同じ下館市内ながら、今月からは三、四十人までの会議や交流スペースなど多目的に利用できる新事務所に移転。さらに地元に根ざした活動を展開する。飛躍の時期として、発展著しい学園都市・つくばのNPOニーズにも応える。 今年度から代表になった稲葉さんは(今藤氏は特別顧問)は「今までは行政とNPOとの協働が中心だったが、今後は企業や大学との協働にも取り組み、双方が発展し合えるよう、幅広い仲介役の活動を行う」との方針を打ち出している。 |
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