|
世代交代賭け2氏激突 |
|
「あすの土浦というと、きのうの土浦、きょうの土浦はどうなるのか、ということになる。きのうの土浦、きょうの土浦の伝統を受け継ぎ、あすの土浦をつくろうではないか、まさに若々しい土浦をつくろうではないか、という意味」 八日夜に土浦市民会館で開かれた中川氏の後援会「明日の土浦を創る会」の総決起大会。冒頭に平田公敏後援会長はこう説明した。 中川氏は助川市長の出馬要請を受ける形で決意。四年前の市長選では請われて選対本部長を引き受けた。助川市政ブレーンの一人でもある平田会長は「新しい土浦」「あすの土浦」という表現が過去の否定ではないことを強調した。 ある市役所OBは今回の市長選を「世代交代がキーワード」と分析する。一見、助川市長の選挙体制にそのまま乗っているようで、実態は全く違っているという。 「選挙を実際に支えている層は四、五十代が中心。これまで『まだ自分たちの出番ではない』と遠慮していた世代、民間で活動してきた世代が前面に出てきた」と「新しい土浦」に期待を込める。 ◆責任世代 七回当選で市議二十五年の経験を持つ小野氏は、選挙用のリーフレットなどで「責任ある世代の一員」を強調する。長い行政経験は中川氏にはない大きな武器である。 今回の選挙では「パワフル健幸都市つちうらの創造」とサブタイトルを付けた、A4判で十八nに上る政策を発表した。 九月二日の出馬表明会見では「この二十年で土浦の経済や文化、教育などが荒廃してしまった。これは行政に責任感が薄れ、有効な手を打ってこなかった失政にある。現状を座視できない」と現市政を痛烈に批判。中川氏の「新しい土浦」と対照的に、「リバイバル土浦」「土浦の復興」を掲げる。 小野氏は、かつては助川市政の中枢にいて、一時は「助川後継」を本命視されたほどの実力者。議長時代に部課長を議長室に呼びつけて指示を出したという豪腕ぶりは、今でも市役所の語り草になっている。 一方で九月二十日には同市内のホテルで「若人の集い」を開いた。今月二十一日には女優叶和貴子さんを応援に呼んで決起大会を開くなど、イメージ作戦も展開する。 ◆公約 企業人と政治家という立場の違いはあるが、「市長給与の三割カット」「六歳児まで/未就学時医療費の無料化」「四市町村合併の推進」「すぐやる課/市民生活救急課の設置」「新図書館を中心市街地に/駅前北地区に」―など、掲げる公約は類似点も多い。 「目玉」の施策で違いを探せば、中川氏はつくばエクスプレスの土浦延伸、小野氏は「東洋一の鉄道博物館の建設」を挙げる。実現に向けた財源などのプロレスが問われる。 有権者の関心を高めようと、同市長選では初めて、予定候補者二人を招き、生の声で政策を聞く公開討論会開催の動きがある。 土浦青年会議所(勝田達也理事長)の有志を中心とする実行委員会主催の「つちうらの明日を考えるフォーラム」は二十五日、同市東真鍋町の市民会館で予定されている。 |
|
−BACK−HOME− |