![]() 「TX沿線まちづくりアイデア会議」総合プロデューサー 渡 和由氏 |
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21世紀は地域が創るまちに/全体考え個性発揮を
筑波大学大学院芸術学系助教授で環境デザインが専門。自ら提案したのが高環境自主管理住宅だ。樹木を効果的に配置し、森の中の住宅地をイメージした。アイデアの一部は現在、都市再生機構が葛城地区で公募中の住宅地で実現する予定だ。 二〇〇二年九月「売れるつくば」をキャッチフレーズに、地域住民、専門家を集めて自主ワークショップを開いたのがきっかけ。ワークショップで生まれた二百六十四のアイデアをさまざまな場所で提案。県と都市機構が注目し、アイデア会議に結び付いた。 「つくばは官主導でつくられたまち。二十一世紀は地域が創るまちにしたい。本当に欲しいものを自分たちで提案してつくっていきたい」という思いがあった。 筑波大、同大学院を卒業後、都内の環境デザイン事務所で、科学博や横浜博覧会の設計に関わった。その後渡米し、米国の住宅地開発やリゾート開発で環境デザインを担当する中、環境を重視し、みんなで協力して一つのものを作り上げていくやり方を経験した。 環境デザインとは建築を含めた空間の配置計画。米国では住宅地開発の際に用いられる手法で、緑が重要な役割を果たすという。「米国の環境デザインの考え方をTX沿線開発に取り入れ、まちづくりを盛り上げていきたい」と語る。 自ら提唱してきた「売れるつくば」とは好かれ続けるまちだという。「景」と「気」が好かれる要素。「景」は人が暮らす空間や風景で、「気」は人のやる気や元気を起こさせるもの。 さらに「まちにも性格が必要で、美しい、整っているだけでなく魅力的な中味が必要」と話す。「緑が街の骨格になっているのが学園都市の特徴。これからつくる住宅地もこの特徴を継承することが必要。景観が売りになる」という。 TX沿線のこれからのまちづくりには「アイデアが動くこと、動かすためには関係者がつながることが重要」と指摘。まちづくりの方法をジャズに例える。「ジャズの演奏は譜面があるわけではなく、それぞれがソリスト。共通のテーマがあって、それぞれの演奏が一つの音楽になる。まちづくりもそれぞれが活動して『つくばスタイル』というテーマでまとまっていけたら」 そのためには「それぞれが全体を考えて個々の活動をすることが求められる」という。「全体の中で自分の役割を考えることで、こだわりや個性が出てくる。結果として個性が際立ち、好かれ続けるまちができる」 「そのためにはできるだけ多くの人のところへ出掛けていって話を伝え、元気づけていきたい。いいまちをつくる共同体をつくれるように協力したい」と話す。 |
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