アハマッド ヴァリッド ウァハブ(アフガニスタン)

戦後の爪跡まだ癒えず
私の国は、日本の約1.7倍の面積があり、約2,510万人が住んでいます。タリバン時代の4年間は、国は孤立していました。カルザイ政権に替わってから、国際的な援助を受けられるようになりました。また、それまで禁止されていた様々なことが徐々に開放されて、人々の表情も明るくなり、日々よくなっています。

国では、行政能力の向上、教育・衛生、インフラ整備、経済システムの再建、農業及び地方開発などを政策目標に掲げて、長年の戦乱で荒廃した国土の復興に努めています。主要産業は小麦、大豆などの農業ですが、戦争によって潅がい設備が破壊され、水不足が深刻な問題となっています。いまだに灌がい整備が進んでいません。灌漑整備を行う上での地雷撤去が当面の課題でもあります。

また、国では牛、羊、ロバ、ニワトリも多く、家畜の衛生も問題になっています。私は寄生虫の専門家で、本研修では家畜の細菌・ウイルス病の研究ならびに予防医学を学んでいます。県の動物衛生診断所で予防接種などを行ってもいます。

裕福な農家には馬もいますが、山岳地帯の交通として使用するのではなく、ブスカシという国技にも使われます。神事の一種で、神様の争奪戦をやり取った方が勝ちです。男だけの祭りです。私はまだやったことがありません。もちろんタリバン時代は禁止されていました。

つくばの印象は、非常に自然の美しい所で勉強するにはとてもいい環境です。JICAからの手紙では七ヵ月の研修とありましたが、どういうわけか二ヵ月になりました。あと五ヵ月あれば、もっと勉強して国の復興に力になれると思いますので、チャンスがあればまた来て研修に励みたいと思います。

私たちの国に、今求められているのは各種の専門的な知識、技術を持った技術者が不足していることです。専門家の育成が急務です。JICAにはそういう人たちを育てて欲しいのです。そのためにも、このコースを続けてたくさんの研修生を呼んで欲しいと思います。

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