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| サメール(シリア・アラブ共和国) | |
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宗教や政治に関心薄い日本人 |
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シリアの灌漑(かんがい)設備は古くからの分配方式なので、水を効率よく管理するための灌漑設備を近代的なものする必要に迫られています。その研修に来ましたが、日本の川やダムを見学して感心しました。どれも大規模で近代的なシステムが整っていることです。これらの整備は技術にしてもお金にしても今すぐにとはまいりません。ただ、スプリンクラーや、排水システムなど節水を目的にした日本の技術は取り入れられると思います。 日本の情勢は、あらかじめテレビなどを利用して知っていたので、実際に来日してもすごく驚くようなことはありませんでした。それは、日本とアラブの生活習慣はまったく違うことを念頭に入れていたからだと思います。 ただ、驚いたのは日本人が宗教や政治に非常に関心が薄いことです。日本の政治にミスはないかと質問をすると、大概の人は「問題はない」と答えます。これは、ミスがあっても不満を感じないというより、無関心の方が生活しやすいと考えているからだと思います。 また「なぜ、仏教を信じるのですか」と質問をしても、誰も明確な理由をあげて答えてくれません。ただ、佐原市の女性が、「私は太陽を信じます」ときっぱりと答えてくれました。このようにはっきりと答えてくれた方が、私の国の人々には理解されやすいです。 私が訪れたホームスティ先の主人は「日本は働く時間が長い」と盛んに嘆いていました。私の国では働くのは七から八時間程度です。日本人のように十時間も十五時間も労働するのは、驚きというよりクレージーに近いです。 シリアの女性を無断で写真を撮ったり、うっかり話しかけたりしますと警察沙汰になっ たりすることがあります。また、既婚者の男性が、女性にキョロキョロと視線を送ったりすると、マシンガンのような速度で奥さんにたしなめられます。これは明らかに文化・生活習慣の違いです。米食とパン食の違いでしょうか。趣味は水泳とトーキング。そのトーキングの本領を発揮し、多くの質問攻めにあい、答えに窮する場面が何度もあるインタビューでした。 |
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