サタナンド ナライン(ガイアナ協同共和国)

貴重な情報得て諸問題を解決したい
私の国は、南アメリカの北部に位置し、通称はガイアナと呼ばれています。首都はジョージタウンで、ベネズエラとスリナムに挟まれており、南にはブラジルがあり、自然の大景観として著名なギアナ高地は、世界遺産に数えられています。

日本の本州よりやや小さい国で、人口は約八十六万一千人。主要産業は農業(砂糖、米、ラム酒)、鉱業はアルミ化合物の原料として重要なボーキサイトの産出です。余談になりますが、国名のガイアナの由来は、インディオの言葉で「豊かな水の地」という意味です。

私は日本には初めて来ました。研修センターの生活や充実した施設での学習には大変満足しています。ただ、センターにはいろんな国から研修員がやってきていますが、なかなか、言葉の問題でコミュニケーションがうまくとれないことです。講師やスタッフとは不自由を感じません。

研修内容は、稲の研究です。(1)米の生理学(2)米の病理の管理(3)基本的な米の育成技術。一口で言えば、米の基本理論と応用技術です。特に、ガイアナの水田には害虫が多く経済的な被害をおよぼしますので、その駆除に対する研究が主になります。

ガイアナでは二毛作で、日本の米のように短かくて粘り気があるものでなく、細くて長いインディカ米です。安定した収穫を得るには、水田のかんがい設備も重要になりますが、全体の60%ほどしか整備が進んでいないのが現状です。また、最近は気候の変化で、ここ二年間続けて雨季でもない一月に大きな洪水に見舞われ甚大な被害を受けました。米だけでなく人の命も被害に遭いました。

国に住んでいる妻と四歳の男の子と三歳の女の子とは一年近く離れて暮らしますが、子供が小さいからといって私の顔を忘れることはないと思います。なぜなら、私と一緒に写った写真を部屋に飾り、メールでやりとりしているからです。

私は手先が器用なので自分で散髪しています。文字や数字の書体を作ったり、アクセサリー製作を得意としています。これは、装飾職人の叔父からの影響が大きいようです。趣味は、クリケット、サッカーなどで見るのが好きです。日本で野球が盛んなことを初めて知りました。WBC大会で日本代表が優勝して、みんな喜んでいますが、私にはルールも分かりません。

まだ二カ月ですが、十一月の終了まで、JICAで得た貴重な情報と研究目的をしっかり達成し、帰国したら、諸問題の解決にあたりたいと思っています。

BACKHOME