モハマッド ザリフ ザヒル(アフガニスタン・イスラム共和国)

つくばの庭先、癒やされる草花
アフガニスタンは西アジアの内陸に位置する多民族国家で、日本の約一・七倍の広さがあり、人口は約二千五百十万人。首都はカブール。私は水エネルギー省計画部水資源計画・監督評価技師をやっています。

父が、アフガニスタンで文化情報局に勤め、ユネスコ世界遺産に登録されたバーミヤン遺跡の保存プロジェクトのスタッフとして日本人と一緒に仕事をしていました。その関係で日本の情報は、いろいろな人から伝え聞いていましたが、成田に着いた時の日本の印象は、想像以上に素晴らしい国だと思いました。

それは、日本人はとても外国人に親切なことです。成田空港でアメリカドルから日本円に換金する場所が分らず、日本人に尋ねましたら、英語が分らないのに、その人はわざわざそこまで案内してくれました。初対面の人に、こんなに親切にしてくれる心豊かな民族性に驚きました。

つくばは自然に恵まれ静かでとてもいい環境にあります。私は、東京のように人がたくさんいる都市は好きではないので、このようにのんびりした田園風景が好きなのです。それに、アフガニスタン人と同じように、日本人も花が好きな国民だということを知り気に入りました。小さな庭先で草花の手入れをしている人を見かけますが、色とりどりの草花に囲まれ、私まで心が癒されます。

筑波JICAセンターは、私をホットに迎えてくれるホームタウンです。外出先から帰ってきて、鍵を開けて部屋に入ると、まるで自分の家に帰ってきたような安心感に浸ることができます。それに日本の食べ物も大丈夫です。

アフガニスタンは、戦後復興の緊急プロジェクトに取り組んでいる段階で、まだ開発プロジェクトまでには手が回らないのが現状です。そのため、かんがい設備やほ場整備も進んでおりません。それに飲料水も慢性的に不足しています。年間の降水も少なく、降雨量の多い日本は幸運な国だと思います。今、かんがい設備の技術研修を受けていますが、戦後復興の基礎になるものなので、しっかり身に付けたいと思います。

日本に来て強い印象を受けたのは、先の戦争で広島や長崎に原爆が投下され、敗戦国になったにも関わらず、短期間で経済力がアメリカレベルまで達したことです。これは、日本人の勤勉さが結実された結果だと思います。帰国したらこのことを多くの人に伝えたいと思います。

趣味は水泳とボディビルで、センターにも設備があるので時間を見つけて練習をしています。

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