アマハド サヌシチェコブ(マレーシア)

働き方のパワーが全然違う
東南アジアのマレー半島南部とボルネオ島北部を領域とする連邦制の国で、日本の約〇・九倍の面積に二千六百十三万人の人々が住んでいます。主要産業は製造業(電気機器)、農林業(天然ゴム、パーム油、木材)と鉱業(スズ、原油、液化天然ガス)です。

JICAでは昨年十月より、約一年間、国家測量事業計画・管理コースの研修を受けています。二〇〇三年九月に東京で開催されたGPS(全地球測位システム)の学会のため来日し、一週間おりました。その時の印象は暑いのに背広にネクタイを締めているので驚きました。それと、人が歩くのが早いことです

日本の冬を体験しましたが、英国とドイツで学びましたので、日本の冬の寒さも大丈夫でした。博士号を取得したドイツは家族四人で過ごしましたのでいい印象を持っています。国によって、生活や自然など環境が異なりますので、どこが一番暮らしやすいかは、一概に言えません。筑波JICAは、静かで娯楽もなく、勉強するには大変素晴らしい環境にあると思います。

マレーシアもスマトラ地震で五十人ぐらい亡くなりました。国の耐震対策は、大きな建物はそれなりに進んでいますが、普通の民家は遅れています。発展途上国なので日本のように建築基準も厳しくなく、日本とは比較しようがありません。ただ、政府も防災対策に力を注ぐようになってきています。

国土地理院で研究していますが、充実したハイテク機器や設備、職員は秩序を守りレベルの高い研究をしている印象を受けました。また、機器はメンテナンスが行き届いているので、故障も少なく、部品もそろっているのに感心しました。

日本人は午後一時になれば、走って職場に戻るようですが、マレーシアではそんなことはなく、もっとゆっくりしています。そういう意味では働き方のパワーが全然違います。日本人は忙しそうですが、私たちのお手本となる先進国として発達して欲しいと思います。

広島、沖縄、横浜、神戸などへ研修で行きましたが、神戸の「人と防災未来館」が、仕事に直接結びついていることもあり、一番印象に残りました。

日本の食べ物はすしが好きですが、ワサビは鼻が曲がりそうになるぐらい辛くて駄目。ワサビ抜きで食べています。趣味はバドミントン。マレーシアはバドミントンが盛んで、国際大会でもいい成績を残しています。観光地として人気があり各国から訪れていますので、ぜひ来てください。

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