ジャン ピェール フランコ(ハイチ共和国)

2度目の来日、日本の稲作学ぶ
私の国は、中央アメリカの西インド諸島イスパニョーラ島にあり、ドミニカ共和国と国境を接し、海を隔てキューバがあります。日本の四国と九州の中間程度の面積で約八百五十九万人が住んでおり、首都はポルトープランスです。主要産業は農業(乾物、コーヒー豆、砂糖、バナナ、カカオ、マンゴー)、軽工業(繊維製品、軽電気、機械組み立て)です。

一九九八年に筑波JICAの稲作コースの研修を受けましたので、今回は二度目の来日になります。当時と比較してJICAつくばセンター周辺の景色はあまり変わりませんが、西武デパートなどがある中心部は高いビルやマンションが建ち大きく変わっていました。

ハイチで稲作に携わっているのは、農業関連業者を含め約九万人で、農地は約三万二千f。海抜が低い所はかんがい整備が進んでいないことや、台風による洪水などで大きな被害が出ることもあり、思うような収穫が得られないのが実情です。さらに、機械化は非常に遅れておりスキ、クワなどを使った人力農業が主で、耕運機が使われているのはごく一部です。

ハイチの農業整備の優先順位は農場整地をして収穫の増加を図ることです。機械化は資金的なものもありますが徐々に進めるべきです。機械化によって失業者を招くのは得策ではありません。ただ、きつい労働からの解放としては必要なことです。

帰国したら、稲作に関する多くの情報を伝達したいと考えております。個人的には日本の手押し式の除草機はハイチでも有効で利用方法などを考えています。これなら、そんなにお金もかからず持続型農業が可能だからです。また、農業従事者のやる気もあります。とにかく、技術、人材、財源と、政府の施策にもよりますが、長い時間がかかります。

ハイチには「オクラの実は一本の指ですくえないが、二本の指ならすくえる」ということわざがあります。これは、皆で力を合わせて仕事をやろうというもので、国の標語の団結は力なりに共通しています。

日本人の印象は、親切なのは確かです。言葉の問題かも知れませんが、外国人にとっては、全てがオープンではないようで、簡単に心を開いてくれないという印象を受けました。

日本食は好き嫌いがないので何でも大丈夫ですが、納豆だけは駄目です。趣味はスポーツで、テニス、ピンポンなど体を動かすのが好きです。

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