ディクマナ イノセト(ルワンダ共和国)

内戦の影響で女性が多く活躍
アフリカ中央部の内陸国で、コンゴ民主共和国、ウガンダ、タンザニア、ブルンジと国境を接しています。面積は日本の四国の約一・五倍あり、九百万人が住んでいます。「千の丘の国」と呼ばれる自然豊かな内陸国です。

私は稲の病気の研究をしており、JICAでも同じ研修を受けています。ルワンダではイモチ病が広範囲に発生し、ほ場では稲が枯れたりして十分な発育ができません。そのため、大幅な減収を招くことになります。また、ルワンダには、農業機械が普及しておらず、すべて手作業で重労働を強いられています。

日本では、田んぼの排水路がコンクリートになっているのに驚きました。ルワンダはまだ素掘りの状態で、今後の整備が期待され、明るい兆候が見られるようになりました。一九九四年の大虐殺後、政府は内戦からの復興と当面の課題とした「公共投資計画」を策定して進められようになったのです。ようやく農業開発に力を注ぐようになり、外国の投資も盛んになりました。これは十年前のルワンダでは考えられないことです。

また、女性の活躍が目覚ましく、国会議員の半分を女性が占めています。世界でも例がありません。これは、内戦の影響が原因です。戦争に男性が狩り出されたため、女性が国づくりに参画して励んだ結果です。女性は働きながら子供を育てるというたくましさとともに、豊かな感性を持ち素晴らしいです。

雪の降らないルワンダから二月に日本に来ました。そのためとても寒く風邪をひいてしまいました。コートを重ね着して部屋にこもっていたら治り、しばらくすると寒さにも慣れました。

日本は素晴らしい国です。人々も優しく、いろんなことを助けてくれるからです。ただ、日本人は何か殻に閉じこもり、いつも働いているという印象を受けます。そのせいか、なかなか内面に入っての交際が難しいような気がします。これまで暮らしてきて、日本はとても平和な国だとしみじみ思いました。

ルワンダの自慢できることは、温暖な気候と千の丘といわれる豊かな草原や、たくさんの動物が生息していることです。ヴォルカン国立公園を訪ね、野生のマウンテンゴリラを観察するツアーは人気が高いです。

内戦で足が不自由になった人々を救うために義肢を作り、農村に出向きボランティア活動を続けている日本人の吉田真美さんはルワンダでも有名です。吉田さんの影響で、ルワンダの義肢職人も増えています。日本人の女性も素晴らしいと思います。

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