カトッリアウチゲドンプシュパナンド(スリランカ民主社会主義共和国)

野菜の種苗保存方法など研究
通称スリランカは、南アジア、インド半島の南西にある、ポーク海峡を隔てた島国です。北海道の〇・八倍の面積で、人口は約千九百六十七万人。仏教徒が約76%を占めています。畑作中心の農業が盛んで、特に茶の生産は世界第三位を誇り、セイロンティーとして有名です。

私は、一九九三年、北海道帯広にJICA研修の種苗生産研究で三カ月半滞在したことがあるので、二回目の来日になります。北海道で、初めて雪を見ることができました。スリランカは、年間を通して一〇度から二〇度の気温ですからクーラーは必要としません。時々ヒーターをつけるぐらいです。今の、つくばの気候とよく似ており、とても快適です。

今回の研修コースは野菜採種で、種苗保存方法などの研究です。スリランカの北東部では米を栽培していますが、私が住むヌワラ地区では高原野菜を中心に栽培しています。ポテト、キャベツ、ネギなどで、ポテトはオランダから種苗を移入したものです。日本からも三十年ほど前からニンジンやキャベツ、トマトを移入して栽培しており、良く育っています。日本と気候が似ているのがうまくいっている原因だと思います。

私は仏教徒なので、研修旅行で京都の清水寺を興味深く見学しました。とても立派な寺院でしたが、日本人は信心深いという印象は受けませんでした。おそらく、建立された当時は、たくさんの人々が参拝をして熱心にお祈りしたのでしょうが、スリランカのような信心深さが感じられませんでした。

私は一カ月に一度、家族四人で寺院に季節の花を持って参拝に行きます。そこで、静かに瞑想をして心を癒します。そういうことは、日本人にはやや薄いような印象を牛久大仏でも感じました。

日本では考えられないでしょうが、国で管理している象の孤児院があります。群れや家族からはぐれた小象を引き取る施設です。一カ所しかないので、遠い場所で発見された場合はトラックで輸送します。これは、畑の作物を食べたりして被害をもたらすからですが、一方では観光地にもなっています。

本来の目的である野菜栽培に関する研究はもちろんですが、日本の文化伝統や戦後復興を果たし、ここまで経済発展した要因などについても学んでいきたいと思います。

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