クヂッチ・バハテグル(カザフスタン共和国)

夏冬の寒暖差は60度
カザフスタンは、中央アジアの国で、首都はアスタナで最大都市がアルマルトイです。ロシア連邦、中国、キルギス、ウズベキスタンと国境を接し、カスピ海、アラル海に面しています。面積は日本の7倍、人口は1540万人です。石油、天然ガスなどのエネルギー資源と鉱物資源に恵まれた国です。

私はグローバル地震観測の研修に来ています。カザフスタンはそんなに地震は多くなく山岳地帯で小規模の地震が発生しますが、日本のように大きな地震が起こったことがありません。私の仕事は地質調査と中国などが行う核実験のモニタリングが主です。収集したデータは日本や国際機関の本部に送ります。日本のモニタリング技術は設備や能力もハイレベルです。カザフスタンでは、まだまだスタッフも少なく能力も不足しています。

カザフスタンの冬は12月から3カ月ほどで、この時期は氷点下30度にもなる非常に厳しい寒さです。夏は平均で30〜32度ですから、冬と夏の寒暖差が60度もあります。そういう環境で育ったので日本の冬は寒くありません。

私は小学生の子供がいますが、寒いからといって学校は休みになりません。徒歩で15分ほどの学校に元気に通っています。もちろん、温かいブーツと防寒用のコートを着ていますが、生まれた時から寒さの中で暮らしていますから苦にはしませんし、強い体力を持っています。つい先日、上司からのメールでは50〜60aの積雪で、気温はマイナス30度という知らせがありました。

私は、西カンザス州の田舎に住んでいて、中国まで約60`です。ソビエト崩壊後は経済が落ち込んだこともあり、仕事で中国に行く人は、繊維製品などを買って帰る人もいるようです。田舎ですが、日常の買い物は十分に間に合うお店はあります。しかし、大きなスーパーとなると600`も離れているので、中国で買い物をする方が便利なのです。

2006年に小泉首相が日本の総理として初訪問をしたそうですが、私は知りませんでした。政府スタッフ関係者には重要なことでしょうが、田舎に住んでいる研究者にはあまり興味がなかったのではと思います。でも、日本への関心は高いものがあります。いとこは筑波大学で日本語を学び、現在、カスピ海周辺に進出している日系企業のコンサルタントをやっています。

趣味は歴史小説を読んだり、静かに編物をすることです。

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