アデリト セルソ フェリックス アラムージェ(モザンビーク共和国)

地震に対する知識が乏しい
アフリカ大陸南東部に位置し、南に南アフリカ共和国、南西にスワジランド、西にジンバブエ、北西にザンビア、マラウイ、北にタンザニアと国境を接しています。首都はマプト。国土面積は80・2万平方`bで日本の約2・1倍。人口は約2010万人です。

第1次産品の生産が主で、鉄鉱石やマンガンなどの鉱産資源も豊富です。1980年代は内政の失敗に加え、内戦や干ばつなどで経済は壊滅状態に陥りました。1992年の内戦終結後も、大洪水などの自然災害などで経済は打撃を受けましたが、1990年代後半以降から経済が急速に発展しています。

2003年に南アフリカ企業による陸上ガス田が生産開始し、南アフリカと輸出用ガスパイプラインで結ばれるなど、同国からの投資が近年増えています。

日本の印象は、技術大国だと聞いていました。実際にやって来て、近代国家の日本を自分の目で確かめられました。それに、日本人は親切で、今のところ何の問題もありません。

ただ、日本人は英語を話すのが苦手なので外出先で道を尋ねても分らず、困ることもあります。さらに、年配の人が多いという印象を受けました。これは、日本人の寿命が世界的に長いせいかも知れません。

モザンビークは長い間、内戦が続き、国内が疲弊しました。学校や病院がいたる所で破壊され、各地の道路が遮断されました。そのため、多くの人が亡くなり、人口が減少しました。1992年に和平条約が結ばれ落ち着きを取り戻すと、それまで1800万人だった人口が、2000万人を超えました。現在は、国の予算が少ないのでIMF(国際通貨基金)から経済支援を受けて復興を目指しています。

2006年に、モザンビークで100年に一度といわれる地震がありました。震源地が森林地帯だったので被災者は少なく幸いでした。ただ、多くの国民は地震に対する知識が乏しく、恐怖でビルから飛び降りる人もいました。今回の地震を教訓に政府も、ようやく地震政策に力を入れ始めたところです。そのため、私は地震・耐震・防災工学の研修を受けています。

南アフリカの9つの川がモザンビークの川を通過しますので、大雨になると各地の川のダムを一斉に開けるので洪水の被害が多くサイクロンも起こります。そのため、国の防災研究所が中心になって、兵隊や消防隊も参加して洪水を想定した避難訓練を行います。予算の関係で定期的に実施できないのが悩みです。

モザンビーク島は世界遺産に登録されています。これは、内戦を終えて平和国家のシンボルとして位置づけられています。

研修センターでのトレーニングは順調に進んでいます。日本の技術はどれも素晴らしいものがありますので、これからしっかり学びたいと思います。

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