![]() イーカイ 代表取締役・村越栄一さん |
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デジタル雑貨の時代
例えば、何か動きがあるとカメラが自動追跡し、携帯電話にも画像を送ってくる監視カメラ。双眼鏡型のデジタルカメラ。紫外線計や風速計つき腕時計。ライン録音など多機能MP3マルチレコーダー。パソコン不要のデジカメ用HDDストレージ等々。数千円の商品でも発売までの手数は、通常の電化製品と変わらないのだ。イーカイ株式会社代表取締役・村越栄一(一九五六年生まれ)が世界から集めてきた、こだわりの『デジタル雑貨』ビジネスを訊いた。 筑波大学に入学したのは、約三十年前。出身の都立高校の近所に前身の東京教育大学のキャンパスがあり、気軽に受験できた。専攻した経済学は、数学重視だったので半分理系も目指していた村越にはピッタシだった。 当時も、文系の社会学類に数学が受験科目に入っていたのも珍しかった。もともと、学際的な分野をやりたいなと思っていたので、新しモノ好きということもあり、入学してみた。まだ、大学のカラーはあまりできていなかったが、みんな新しい物をやりたいと言う意欲があって楽しかった。 少年時代からの趣味は、写真。大阪万博に父親のカメラを借りて行ったが、置き忘れたことがきっかけとなって、逆に写真を本格的に始めた。中学時代から写真部の部長となり、現像も自分でやった。岡山の伯備線にD51を撮りに行くなど「鉄チャン(鉄道マニア)」もやっていた。 筑波大でも写真部の部長を務め、タウン誌の取材等で、創設期の筑波研究学園都市の風景を多数撮影した。大学卒業後、XRというカメラに惚れ込んでリコーに入り、国内営業の後、光学輸出部に配属されカメラの輸出を担当。その後ビデオカメラの北米展開などのために、米国に約五年間駐在。 この時の、事業部長のアメリカ人の上司が、デジカメ用バンドルソフトで有名な米国ベンチャーソフト会社にヘッドハンティングされた。そのシリコンバレーのベンチャーソフト企業の日本法人設立のために、既に日本に帰国していた村越に、白羽の矢が立った。 約三年間の外資系ベンチャーの日本法人社長を務めた後、独立を決意。四十代で、独立しようという永年の夢をかなえた。 良い買い物とEコマースのイーから命名されたイーカイ社設立で目指したモノは?「日本の製品は、品質は良いが、規格外れの突飛なモノが無い。良くできているが、面白みが無い。なぜなら、日本のプランニングは、ニーズを全てすくい上げるので、最大公約数的な無難なものができるから」 一方、韓国、台湾、香港、中国などは、一つの機能に特化した値頃感のある面白グッズが次々と開発されている。今までの、世界規模のコネクションやハードウエアやソフトウエアの経験を生かし、珍しいモノを日本に紹介したいので、各国のトレードショーには積極的に出掛けている。 日本の市場は、世界第二の規模なので、マニアックなモノでも十分市場がある。通常のお店にポツリと置いても仕方ない。ネットでこだわりの部分を説明すれば、分かる人には必ず分かってもらえる。将来的には、複合機能を持つオリジナル企画商品まで手掛けて、海外で生産し、世界に向けて販売していきたい。独立後に注意しているのは、自分の考えで何でもできる代わりに、独り善がりになりやすいこと。 写真少年だったころから村越が何十年も通い続けている秋葉原が、TX開業でつくばとつながった。今後、第二の故郷つくばの研究成果から生れてきたハイテク商品を世界に向けてマーケティングしてみたいとの夢を膨らませている。 (花山 亘 つくばベンチャー協会事務局長、NPOつむぎつくば理事、敬称略) 【会社概要】東京都北区中里3の3の3。電話03・5961・6065。2003年7月創業。資本金300万円。オーディオ&ビジュアル関連商品を中心に楽しいもの欲しいものが見つかるこだわりのネットショップ。デジタル関連商品、ユニークな新機能家電、オリジナル商品、絵画などを取りそろえ、安心のサポートとサービスが特徴。http://www.e-kai.co.jp/ | |
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