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島岡商事
まちの活性化が商売の源
 7月5日にオープンした「麺職人鈴木正人の店」

 「車と住まいが商売のキーワード。一人のお客さんがガソリンを入れるだけでなく、プロパンガス、家電製品など、お客さんは全部リンクしている。お客さんをきめ細かくフォローしていくことが大切」と島岡宏明社長は話す。
 例えばプロパンガスは、大手の攻勢によって契約戸数を減らしている商店が大半。しかし、住宅設備や不動産業とのリンクによって、契約戸数を大きく伸ばすなど、厳しい経済環境下で活路を見出す。
 土浦一高を経て立教大に進み、島岡社長が土浦に戻ってきたのは二十四歳の時。「小三から大学四年まで続けた剣道が精神面のバックボーン」だという。三十歳で父親の跡を継いだ。ガソリンスタンドとプロパン、飼料販売などが中心だったが、不動産業や中古車買取・販売、コンビニのセブンイレブン経営など、積極的に経営の多角化を進めてきた。
 ガソリンスタンドなども安売り合戦が激しいが、安売り競争でつぶれる店を目にするにつれ、「それだけでは生き残れない」と実感。「まちに元気がなければ商売もうまくいかない。まちが元気で活気があることが商売を伸ばす。一店のラーメン屋がまちを変える」と考え、地域活性化にも取り組む。
 会社のある土浦市右籾地区は、県道土浦龍ケ崎線のバイパスが整備され、旧市街地は元気が失われつつある。今年三月ごろに空いたテナントを、地元の友人の稲野辺穣氏(イナノベ流通青果社長)と共同で借り、「土浦に行列のできるラーメン屋を作る会」(吉田勇会長)とタイアップ。四月に若手ラーメン職人を公募、先月五日に「麺職人 鈴木正人の店」をオープンさせた。
 うまいラーメンは作れるが、開業資金がない―といった若手の職人を発掘。選ばれた鈴木正人さんはラーメンが好きで食べ歩き、自分で研究して満足できるラーメンを作り出した。
 「十数組の応募があり、書類選考で四人に絞った。一人千五百円で百人に券を買ってもらい、審査員をお願いして日替わりで四人のラーメンを食べ比べてもらった。『免職人 鈴木正人の店』は徹底してこだわって作ったスープで、多い時は十五人ぐらい行列ができている」とまずまずの出足だ。
 今後の展開について島岡社長は「不動産業に力を入れたい。まず住む場所を提供することで、可能性がどんどん広がっていく」と意気込む。

 【メモ】土浦市右籾1882、島岡宏明社長。創業は一九五二年の食料品店。ガソリンスタンド、LPガス、住宅設備機器、家庭電化製品、新車・中古車販売、不動産仲介、コンビニなど経営を多角化



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