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常南グリーンシステム
ひらめきダチョウ王国
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人気の「ダチョウ王国」には今春、ポニーやロバなど小動物がそろう「南の牧場」もオープンした。

 日本一の規模を誇るダチョウの観光牧場として、テレビなどにも登場するほど、なじみが深くなった。この春には「南の牧場」(一・六f)がオープン。ダチョウだけでなく、ポニー、ロバ、ヤギ、シカ、アルパカ、ワラビー、アヒルなど小動物が集まり、子供たちや家族連れを迎える。ダチョウの食肉生産から観光牧場へと、すそ野が広がり、地域とのかかわりも重要性を増している。
 造園業を営む同社で、バブル崩壊後、間もなく、矢口社長がきっかけをつかんだのがこのダチョウの飼育と食肉販売だ。
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 一九九六年の暮れ、何気なく見ていたテレビ番組でダチョウ肉を採り上げていた。BSE(牛海綿状脳症)で牛肉離れが進む中、低コレステロール、低カロリーのダチョウ肉が健康志向のこれからの時代に注目を浴びるにちがいない。次の事業展開は「これだ」とひらめいた。
 早速、米国、中国、南米と、ダチョウの飼育現場を行脚し、ノウハウを学ぶ。一九九七年の春に四百七十羽を仕入れて飼育に乗り出した。
 個人客はもとより、レストランなどとの取引が増え、先行きの見通しが明るさを増した二〇〇一年、観光ショップをオープン。「ダチョウとの出会い」をテーマとした観光牧場化へのチャレンジが始まった。小動物の導入で、観光牧場化への一歩を踏み出した。
 観光牧場でのダチョウとの出会いや、バーベキューショップを通じて食肉に舌鼓を打つきっかけが、これからの消費拡大と次の展開への大きなきっかけになる。
 さらに、ダチョウ肉や卵を利用した料理、調理法の開発や、海外での料理の日本人向けアレンジ、さらには料理講習など、消費拡大に向けて、攻めの展開がますます必要になりそうだ。
 石岡市の「常陸風土記の丘」では既に、ダチョウ肉をソバに生かした「韋駄天(いだてん)そば」や「そぼろそば」が看板商品となり、観光ルート化も進んでいるが、まだまだ奥深い展開が期待できそうだ。

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【メモ】石岡市鹿の子。矢口隆文社長。造園土木会社として一九六三年に先代が設立。一九九二年に現在の会社へと組織変更し、ダチョウを飼育し始める。資本金は一千万円。従業員数は十五人。



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