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| イイダ微研 | ||
| 菌を活用して環境浄化
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有機物の分解を早め、悪臭を消すのが特徴。用途は、河川・湖沼などの水質浄化、工場・家庭雑排水の浄化、土壌改良、畜産排水の無公害処理、有機廃棄物のたい肥化リサイクルなどさまざまだ。 「環境問題は絶壁まで来ている。浄化は五十年の経過をみてみないと分からず、一人ひとりが認識を改め、次世代につなげていかなければならない」と創業者の飯田正憲取締役は話す。 実証実験では、一九八七年、岩間町新池の透視度が五十a以上になり、下水・腐敗臭がなくなった。麻生町を流れる霞ケ浦流域の鯉千疋川でモデル事業に取り組んだ結果、ヘドロの液状化で悪臭が消え、清流に戻った。名古屋市の食品加工会社では、BOD、CODが減少した。 創業当初は養豚業を営んでいて、ふん尿の処理に困って、おがくずの利用法を考えて、微生物の開発に取り組み始めた。当時、周囲からは「変わり者」扱いされ、孝子夫人(現社長)と風呂敷でパンフレットを包んで配り歩いたが、たらい回しされる日々だったという。 平成に入り、微生物が注目され、追い風に転じた。今でも試行錯誤を繰り返す毎日。飯田取締役は「理論でなく、現場をみて現場から教わる」と肝に銘じている。 八八年、三カ月間で効果を上げた鹿児島県山川町の山川漁港の浄化。五十五万平方bの表面積、一千六百万立方bの水量の漁港で、五十六aから九十六aのヘドロを分解し、透明度ゼロを四ー八bに回復させ、浚渫によらないヘドロ処理法を実現した。 JA茨城経済連とタイアップし開発したのは完熟たい肥。おがくずと豚ふんを材料にして高温発酵処理によって、ミネラルたっぷりのサラサラのたい肥にし、水田や畑のほか、樹園地、ゴルフ場、緑地公園などで利用されている。 「できないと思われることに挑戦するおもしろみがある」。社員一人ひとりの経験から生まれる環境浄化という新たな挑戦は続く。 【メモ】岩間町市野谷。飯田孝子社長。一九六五年創業、八四年法人化。テトラ菌の研究・製造・販売のほか、家畜飼料の販売、産廃処理業、一般建築など。共同研究も多く、シェアは全国、台湾、韓国に及ぶ。存在。 |
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