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パワーライフ
障害者の目線で企業活動
 障害者としての人生経験と、仲間の支えで地域に根を張るパワーライフ

 車イス生活を送っている鈴木昭一さんが、入院中などに知り合った仲間らと二〇〇一年一月に設立。妻と運営していた印刷会社から介護用品、医療福祉機器販売会社へと転身した。機器のレンタルや、個人に合わせた車イスの販売、修理を行う。自分が歩んで来た人生経験をもとに悩み事の相談にも気軽に応じている。
 三年前に床ずれが悪化し、東京の病院に入院。見知らぬ土地でたくさんの人に励まされ、世話になったことが転身を決意させた。鈴木さんの考えを支持する椎名健一さんらがスタッフとして加わった。同じ車イスの社員もいる。自らハンドルを握り、県内全域を走り回る毎日だ。
 昨年考案された自操式の車イスを電動式にするための電動ユニットが好評だ。それまで取り付け機種が限定されていたユニットをどんな車イスにも設置できる補助具を開発。使い慣れた車イスに使用できる。折畳みも可能で重量も半分以下、コストも低く抑えられる。
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 鈴木さんが車イス生活を余儀なくされたのは高校二年の時。器械体操の鉄棒の着地に失敗。せき髄損傷の大けがを負ってから。通学したい思いをクラスメートがかなえてくれた。朝夕、二人交代で送り迎えをしてくれたのだ。「自分の精神的原点はそこにある」と振り返る。
 重度身体障害者としては県内で初めて普通自動車免許を取得。和文タイプを習い、印刷会社に勤務後・独立した。アビリンピック(身体障害者技能競技大会)で好成績を挙げ、車イスバスケットボールやアームレスリング、テニス競技大会でも実績を残している。現在はスキューバ・ダイビングに挑戦中だ。働く以外の汗を流すことが健康の秘けつとも。
 スポーツで培われた精神力と、モットーである「チャレンジ精神」が人生を支えてくれたと語る。これまで受けた多くの人の温かい声援に応えるためにも、「同じ境遇の人たちの人生を豊かにするための手伝いをしたい」。障害者の目線を生かした企業活動が障害者の社会参加を後押ししている。

【メモ】十王町伊師本郷六九三の一。鈴木昭一社長。介護用品・医療福祉機器レンタル、販売・修理。電話0293・32・4636。



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