|
||
| ハイクジャパン | ||
| 特許デザインでシェア拡大へ 紙をすくファブリック製造 |
||
◇ 同工場の製品は、100%製紙工場に卸されるため、一般には馴染みが薄い。浅野雅人工場長は「ファブリックはプラスチックワイヤー(モノフィラメント)で編まれた織物とイメージしてもらえればいい」と説明する。 「ファブリックが丈夫で、目が細かいほど良い紙を抄くことができる。日進月歩で紙は薄く良質になる。この変化と製紙業者の要求にいかにこたえ、技術を高めていくかが課題だ」と力を込める。 同工場は一九七六年、素材の搬入や製品の出荷の利便性から、当時建設予定だった成田空港と大洗港の完成を見越し、好立地である理由から同村に建設された。ファブリックは紙の種類によってデザインが変わる。同工場ではダンボール、新聞、コピー用紙などに合わせ、全十二種類を製造する。 工程は原材料のモノフィラメントを幅十二bの大型織機や全自動織継機で縫い進め、幅十二b、長さ六十五bの大型仕上機で熱処理する。その後、顧客の抄紙機器に合わせ裁断し、必要な長さをじゅうたん状に巻き、検査後に出荷となる。 ファブリックの厚さは〇・八_ほどで、完成までは一から二カ月を要する。年間二百四十反を出荷している。 ◇ 特許を取得した「ハイテックス」は、同社のイギリスとカナダの研究チームが考案したデザイン。一重織りから、現在広く利用される三重織りなどのデザインを継承しつつ、ファブリックを重ねる接結糸の影響を無くし、より平織表面、耐性強化を追求した。 同社に設置される大型織機、全自動織継機にはこの技術を採用。そのため、同社では印刷用紙やコピー用紙など、上質紙製造用のファブリックが中心となる。浅野工場長は「歴史と研究から生まれたハイテックスを利用し、より広いシェア獲得を目指していきたい」と意気込む。 |
||