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| ハラキン | ||
| 「医食品」作りに精進 空き工場利用でキノコ生産拡大へ |
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鹿嶋市武井釜の本社、潮来市の工場に続きこのほど、鹿嶋市志崎にあった他社工場跡地を利用して三つ目の工場をスタートさせた。健康志向を背景に、高品質商品で躍進を続ける。 ◇ 「工場新築には数億円かかる。初期投資を最小限に抑えれば、良質の品を安価で提供できる。常に情報に敏感で、まず動く。そうすれば必ず答えは出てくる」。原謙次社長は、成功の秘けつをさりげなく開帳する。 原社長は高校卒業後、実家の農業に従事。しかし、畑作農家にとって収穫は天候に大きく左右されることから、「投資ができる事業ではない」と方向転換を決意。当時、出始めた室内で育成できるシイタケ栽培に着目した。 周囲の反対を押し切り、一九七六年に同社の前身となる、ヒラタケの生産販売の「原菌茸センター」を設立するが、家族からは「先祖を潰す気か!」と猛反対を食らった。でも、「キノコが持つ健康への効果については、将来的な可能性を感じていた」と当時の思いを振り返る。 その後シイタケの菌床栽培やブナシメジ生産工場開設と着実に事業分野と規模を拡大。現在は本社工場ではブナシメジ、潮来工場ではエリンギと、分担して製造。そのほかヒラタケ、マイタケと四季の「食彩」まで広く網羅する。自己免疫力があるとされるアガリスクやヤマブシイタケも工場で一貫生産している。 生産方式、仕込み、培養、熟成の過程では、衛生管理を徹底した最先端の技術を活用。包装は一つ一つ手作業で丁寧に行われる。商品は関東圏内の外食、量販各店に卸される。販売所は現在、本社と潮来工場の二カ所だが、将来的に六カ所まで増設するという。 ◇ 新工場は、九月末に撤退したコニカミノルタテクノプロダクト(本社埼玉県狭山市)鹿嶋工場の閉鎖跡地で、敷地面積は五万二千平方b。建物や設備はそのまま再利用。現在は包装部門としての利用だが、来年九月までにエリンギ中心の生産工場として稼働を目指す。 原社長は「医食同源の言葉どおり、キノコには食品と健康維持の医薬品としての側面がある。今後も『医食品』作りを追求していきたい」と力を込める。 【メモ】鹿嶋市武井釜、原謙次社長。一九七六年創業。資本金三千万円。従業員数百六十人。年商十億円。 |
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