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| エムシー研究所 |
| あなたの血液の状態は? 血液流動性測定装置を販売 |
| あなたの血液はサラサラ、ドロドロ。さぁどっち? 「血液がドロドロだと毛細血管を傷め、その結果、動脈硬化や心筋梗塞(こうそく)、生活習慣病などを引き起こす。血液のサラサラ、ドロドロは健康のバロメーターといってもいい」 こう指摘するのは一九九七年に、血液流動性測定装置「MC―FAN」を開発し、当時の科学技術庁長官賞を受賞した菊地祐二氏である。 私たちは、自分の体内に流れる血液を見ることができない。そのためドロドロかサラサラかを確かめようがない。そこで菊地さんは、毛細血管をモデルにしたMC―FANを開発し、そこに血液を流したところ、人の毛細血管の太さと同程度の直径六マイクロメートル(六マイクロメートルは千分の六ミリ)の回路を流れる血液の様子が確認できた。 ◇ 血管と言えば動脈のような太い血管を思い浮かべるが、むしろ重視すべきは毛細血管だ。体の隅々まで張り巡らされた毛細血管は全長十万キロ(赤道二周半に相当)といわれ、体の細胞に酸素や栄養分を供給してくれる。 毛細血管が詰まれば酸素や栄養分が不足し、やがて毛細血管は死滅する。そのため肌から弾力性やつやを奪い、しみ、しわといった老化現象を招く。 血管が詰まるのは血液の凝固性、粘着性が高まり、ドロドロになるからだが、ではそもそもそれらが高くなるのは何が原因か。 「運動不足、ストレスや過労、喫煙、アルコールや糖分の取り過ぎなどが考えられる。若い人は血液のドロドロが少ないといわれているが、それは誤解。むしろコンビニ食品やファストフードを好む人ほどドロドロになりやすいかもしれない」 逆に、梅干しや黒酢、ニンニク、青背のさかな、タマネギ、そば、赤ワインなどは血液のサラサラ度を高めるという。 ◇ 血液のサラサラ度、ドロドロ度は食べ物によって左右されるという事実が、血液流動性測定装置MC―FANによって実証された。そのため、食品メーカーも菊地さんの研究に注目し、血液のドロドロを防止する食品開発に取り組んでいる。 医療機関ではすでに導入し、稼働している。茨城県内ではつくば市のつくば三井内科クリニック、水戸市の細田外科内科の二カ所に設置されている。MC―FANは一台当たり三百万ー六百万円。販路を広げるには「コストダウンを図り、価格を下げることが課題」と、MC―FANの販売を手掛ける株式会社エムシーの林哲也社長はいう。 【メモ】本社・東京都中央区、林哲也代表取締役。2002年4月創立。資本金1億9550万円、従業員10人。年商1億円。 |